Shuffle more race plus 作:magnumheat
マグオート「次あれ乗ろうぜ!俺多分今日一日で全部制覇できるぞ!!」
マグオートは童心に帰った気分でいつになくはしゃぐ。一方紅女史は、
紅女史「きゅ、休憩しない、か?」ゼェゼェ
学園では男勝りの逞しさを見せる紅女子だが、種族の差もあってか、マグオートの体力にはついていけない。
マグオート「おお、そうだな。じゃあそこでお茶していこうぜ。」
2人はアイスクリームのコーナーで休憩を取ることに。
紅女史「くうっ、まさか私が先にバテるとは・・・。」
マグオート「なんだ、そんな事考えてたのかよ。」
マグオートは余裕綽々とした態度を見せる。
マグオート「でもまあ、俺が先にバテると、撫子に迷惑かかるしな。」
紅女史「いや、それはそれでいいのだが・・・。それよりこのアイスクリームは珍しいな。」
大人のカップルである2人は、周りの目を引くほど雰囲気が出ている。
Sideハルス&ミント
ハルスとミントはアトラクションをいくつか楽しんだ後、近くのベンチで休憩していた。
ミント「ハル君、大丈夫?」
ハルス「あ、ああ、何とか。」
マグオートとは反対に彼女より先にバテるハルス。体力はある方だが、肉体のダメージに対する耐久力は低い方なのだ。
ミント「しょうがないなぁ、ほら、膝枕どうぞ。」
ミントは膝枕をしてあげることに。因みに下は動きやすいデニムのショートパンツなので、太ももの露出が多い。
ハルス「お、サンキュー。(太もも、ほっそりしてるけど心地いいなあ。)」
ハルスは若干やましい気持ちにかられる。
側から見ればなんとも仲睦まじいカップルである。
そして、夕方になり、そろそろ帰る時間が来た。
入学したてということもあり、お互いのためにも、他のグループとは違い、日帰りである。
ミント「ハル君、今日は本当にありがと!」
ハルス「喜んでくれて何よりだぜ!」
ミントとハルスは別れ際のキスを交わし、家路につく。
ゴールデンウィーク物語の彼らの時間はここで終わりを迎える。
Side稟
時は過ぎ、ハルス達が帰った時間帯で、稟達はそれぞれの部屋に入る。
言わずもがな、樹の暴走阻止のために男女別に部屋をとっている。
部屋割り詳細
客室A 稟、樹
客室B 楓、ロサ、キキョウ、ネリネ
客室C 亜沙、エーデル、シア、麻弓
客室D プリムラ、ツボミ、カレハ
夕食をとり、それぞれの部屋で荷物を整理すると、各々大浴場に向かう。
だが、この時は皆、あのような事態に至るとは想像もしていなかった・・・・。
稟「さて、今日一日の疲れを癒しに行きますか。」
シア「それじゃあ稟君、後でね!」
獣王「・・・・よし、全員同時に大浴場に行ったぞ。」
神王「おおし、そんじゃ計画を進めようぜ。」
水王「温泉への細工は任せてくれ。」
魔王「うむ、それでは、稟ちゃんへのサプライズ開始だ。」
4王は、実は密かにこのリゾート施設へやってきていたのだ。
何か面白いようで危険な事を企んでいるのは間違いないが。
Side男子
稟「くーっ、流石に遊んだなあ、明日が最後か。」
樹「美少女達と遊んで泊まるなんて、なかなかないしね。」ハァ
稟「何だよ、ため息なんかついて。」
樹「つきたくもなるさ、今日一緒にいる女の子は、麻弓を除いて全員稟にぞっこんなんだから。」
樹はグチグチ文句を言いながら浸かる。
樹「俺様だって、いつかは稟を超える色男になって見せるさ!!」
稟「まぁ、勝手に頑張れ。」
樹は憤りと誇りを込めたポーズをとる。その瞬間、
樹「ん?うわあああぁぁぁ!!」
突然樹の足元に大きな穴が空き、樹はそのまま奈落へと落ちていった。
稟「樹!?」
稟は突然のことに驚きと恐怖が。
稟「どうなってんだこの風呂場!?」
Side4王
神王「まずは、邪魔者を排除したせ。」
魔王「了解、次はお嬢さん方の番だね。」
樹は神王が用意していた落とし穴に落ちた。
Side女性陣
女性陣も大浴場に着くと、そこには桜の姿が。
桜「あ、皆。」
楓「桜ちゃん!」
亜沙「あら、偶然ね。」
ネリネ「どなたかと一緒に来られたのですか?」
桜「いえ、初日からここでアルバイトをやってまして。」
カレハ「まあ、それで、どんな事をされていたのですか?」
桜「皆さん、ファンシーキャットカフェに寄りましたよね。」
プリムラ「うん。」
エーデル「あの、申し上げにくいのですが。」
桜「いいのよ、どうせ言うつもりだったし。あの猫キャラの着ぐるみは、私が作ったの。それでついでにあれを着て働いていたの。」
ロサ「あの猫キャラ桜の!?すっごいじゃん!」
ツボミ「流石です、桜お姉さん!!」
麻弓「それにしても緑葉君の嗅覚は、もはや危険物レベルよね。名前を言わなかったところは立派かもしれないけど、ほぼ当てちゃってるもん。」
桜「あ、あはは。」
キキョウ「桜は、明日も働くの?」
桜「ううん、明日は1日時間をくれたから、り、いえ、ちょっと一人で遊ぼうかなあって。」アセアセ
亜沙「もう、隠さなくてもいいのよ。」
シア「一緒に遊んで行こうよ、桜ちゃん!!」
桜「え、いいの?」
プリムラ「お兄ちゃんも喜ぶと思う。」
キキョウ「交代で全員とデートさせるってのも考えてるしね。」
カレハ「まままあ、代わる代わるのデートですか♡」
ツボミ「みんな、稟おにーさんと二人の時間があるって事ですよね!きゃきゃきゃあ♡」
亜沙「明日はみんなで稟ちゃんを振り回すわよ!!」
ネリネ「亜沙先輩、勢いが凄いですね。でも楽しみです。」
エーデル「そういえば、私は稟様と二人の時間は初めてです!」
ロサ「そういえばあたしもそうね。」
麻弓「なるほどなるほど、土見君と、土見ラバーズのデート比べですか。いいネタになりそう!」
楓「そういえば麻弓ちゃんは、稟くんと二人の時間は無くていいんですか?」
楓は不意をつく質問を麻弓にする。
麻弓「な、なななな、何言ってんの!?そ、それは、流石に、あくまでカメラマンだから・・・・。」
温泉内でしばらく稟とのデートタイムについて論議し、話がまとまったところで全員出ようとするが・・・・。
魔王「よし、今だよ獣ちゃん!!」
魔王が合図をすると、
女性陣一同「きゃあああっ!?」
獣王「うむ、娘達よ、稟に幸せを与えるのだ!!」
空間魔法を唱え、女の子達を異空間に引き込み、そのまま転送させる。転送先は言わずもがな・・・・・。
Side稟
稟「樹、どこに消えちまったんだ!?ってゆうか、俺まで消される可能性が。」
稟は怖くなって、温泉から上がろうとすると、空中に大きな異空間に続きそうな穴が出現し、中からは一糸纏わぬ姿の女性陣一同が。
稟「⚪︎✖︎ □☆!?」
シア「はうう、いきなりなんなの、もう。」
キキョウ「ここは一体。」
ネリネ「さっきの現象は何だったんでしょう?」
楓「いたた、皆さん大丈夫ですか?」
桜「うう、何とか。」
亜沙「さっきの、魔法よね。一体誰が。」
カレハ「びっくりしましたわ。」
ツボミ「みんな無事なら良かったです。」
プリムラ「ここ、温泉だけどなんか違う。」
エーデル「これは、もしかして。」
ロサ「多分そうよね。」
麻弓「うーん、あれ?」
エーデルとロサは理解しているようだ。しかし、今問題なのはそれだけではなく・・・・、
稟「あ、あの、みんなどうして?(は、裸!!)」
女性陣「!?」
とっさのことで稟の腰のタオルは落ち、稟の✖️✖️✖️は丸出しに。
女性陣は転送の勢いで体に巻いてたタオルが吹き飛び、一糸纏わぬ姿に、つまり・・・・・・。
女性陣「・・・・・きゃあああああああああ!!!!」
稟「うわあああああ!?」鼻血ブー!!
稟は悲鳴とともに鼻血を噴射し、真っ赤になってその場に倒れた。
女性陣「稟(君)(様)(ちゃん)(さん)!?」
急いで稟をみんなで部屋に運び、氷枕と水分を用意する。(ちなみに樹はみんなが出た後大浴場に戻ることができた。)
稟「・・・・・・。」
楓「・・・・稟君に裸見られちゃいました。」
シア「はうう、こればかりは恥ずかしいッス〜。」
ネリネ「で、ですが、不可抗力ですし。」
プリムラ「・・・・。」
桜「まさか裸で再会するなんて・・・・・。」
カレハ「流石に、恥ずかしいですわ。ですが、」
亜沙「どうしたのカレハ?」
カレハ「稟さんのアレ、とてつもないものでしたわね。まままぁ♡」ポッ
ツボミ「きゃきゃきゃあ♡」
カレハとツボミはまんざらでもない様子だ。
ロサ「この二人、図太いわね。」
麻弓「それにしても、あの魔法は何だったのかしら?」
エーデル「あ、あの〜。大変申し上げにくいのですが。」
キキョウ「どしたのエーデル?」
エーデル「あれは多分父上の空間転移魔法だと思います。」
エーデル以外「ええっ!?」
女性陣はそれを聞いた途端びっくりする。と同時に、4王が駆けつける。それも、自殺行為に等しいタイミングで・・・・。
神王「稟殿、大丈夫か?」
魔王「のぼせたんだって!?」
獣王「わしらがきたからもう大丈夫だ!!」
水王「やあみんな、看病ご苦労様・・・って。」
女性陣「・・・・・・。」
楓、シア、キキョウ、ネリネ、桜、プリムラ、エーデル、ロサ、亜沙、麻弓は怒りのオーラを身に纏い、カレハ、ツボミは恥じらいのそぶりを見せる。
エーデル「父上達の仕業ですね?あの事故は。」
獣王「ば、バレていたのか?」アセアセ
シア「・・・・お父さん、どういう事?」
神王「い、いやあ、せっかくのゴールデンウィークだからよ。」緊張
ネリネ「お父様、稟様に何をしようとしたのですか?
魔王「稟ちゃんとみんなに幸せを与えようとだね。」ブルブル
ロサ「父親が誰もこないと思ったら、父さん、説明してくれる?」
水王「い、いやあ、稟君との裸の付き合いをプレゼントしたんだが?」テヘペロ
その瞬間、女性陣による4王への一斉攻撃が始まった。(カレハとツボミは意識を取り戻した稟と先に避難。)
シアとキキョウはマッサージチェアでタコ殴り、ネリネは攻撃魔法乱射、エーデルは爪による乱撃、ロサはパンチやキックの連打。後のみんなはビンタやらグーパンチやらキックやらのしかかりなど、適当に行う。
みんなそれぞれ自分の父親、他人の父親関係なしにフルボッコに。
4王「ぎいやああああああ!!!」
Sideマグオート&紅女史
マグオート「・・・・・。」
紅女史「・・・・・。」
マグオートと紅女史は、その夜はベッドで情を交わしていた。
美女と野獣、まさに禁断の行為とも言える。
二人は一糸纏わぬ姿で激しく愛し合い、事が終わると、体の火照りを冷ますためにバルコニーで涼む。
マグオート「・・・・その、しちまったな、俺たち。」
紅女史「・・・・ああ。」
一線を超えた中になったが、どこか気まずい雰囲気である。
そんな中、マグオートが突然、小さな箱を取り出した。
マグオート「そういやあ、これ。」
紅女史「ん?何だこれは?」
紅女史が箱を開けてみると。中には二つの白銀の指輪が。
これが何を意味するかは勿論わかっているであろう。
紅女史「!?」
マグオート「バーベナ学園であってから、こうして恋人同士になったし、色々考えたんだが。そろそろ、結婚したいと思ってな。」
紅女史「・・・・マグ。」
マグオート「紅薔薇撫子さん、こんな野獣でよければ、結婚していただけませんか?」
紅女史は突然のプレゼントに息がつまり、しばらく声が出なかった。
そして、我に帰った後・・・・・・、
紅女史「・・・・・ふ、不束者だが、よろしくお願いします!!」
マグオート「撫子!!」
マグオートと紅女史は月明かりの下のバルコニーで抱きしめ合う。
静かに時が流れるかと思いきや、
声「ぎゃああああああ!!」
声「しんおうさまのバカー!!」
声「辞世の句はありますか魔王様!?」
声「当分お肉なしです!じゅうおうさま!!」
声「しばらく酸味料理しか作らないわよ!すいおうさま!!」
どこからか聞き覚えのある声が。
マグオート「父上、エーデル?あいつらがここにいるってことは、」
紅女史「つっちー達も間違いなく来ているな、これは。」
マグオート「まあ、めんどくせえ事が起きたのは確かみたいだ。」
紅女史「これは、後日家庭訪問に行くべきだろうな。」
翌日、不可抗力とはいえ、女性陣全員の裸をしっかり見てしまった稟は、お詫びとして、女性陣の言う事を何でも聞き、振り回される条件でリゾートの遊園地を、バテバテになるまで回っていった。
稟のゴールデンウィークは、騒がしくも幸せであった。