Shuffle more race plus   作:magnumheat

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担任代理

紅女史とマグオートの結婚から数日後、バーベナ学園はいつもと違う日常を迎えていた。

今日からしばらくの間、担任である紅女史(戸籍名:紅薔薇・マトリカリア・撫子)は、しばらく休職するからである。その理由は、

 

麻弓「スクープスクープ!!なっちゃんがとうとうおめでたらしいわよ!!」

 

生徒一同「ええぇー!?」

 

そう、紅女史は妊娠した、つまりマグオートとの子を授かったのだ。獣族は雌雄共に生殖能力がかなり高いため、妊娠が早く、出産までの期間も人間より短い。

獣界開門以来、人間と獣族の結婚は史上初ということで、医学的にも国際的にも重要な事から、産休のため産気づくまで新居で療養することに。

出産後も休養をとる事から、復帰するのは今年の夏休み中盤、8月頭くらいになる。

 

今は代わりの教師が担任をするも、紅女史の人気ぶりからか、どこか味気なさを感じる生徒一同であった。

 

稟「しかしまあ、紅女史もとうとうお母さんか。」

 

楓「マグさんはお父さんになるんですね。」

 

エーデル「父上はお爺ちゃんですわ。」

 

ロサ「そしてエーデルは叔母さんでしょ。」

 

エーデル「も、もう、ロサちゃん!!」

 

ロサ「ごめんごめん!!」

 

麻弓「なっちゃんの赤ちゃん、男の子と女の子どっちなのかな?」

 

キキョウ「それもそうだけど、どっちに似るのかも興味あるわね。」

 

ネリネ「それは、想像がつかないです。」

 

樹「ま、何にせよ、無事に産まれて欲しいもんだね、それより問題は、紅女史がいない事で下がったこのクラスの士気だけど。」

 

シア「うーん、確かにみんな元気が無いような。」

 

稟「シアはいつでも元気だな。」

 

シア「うん、だって稟君がいるもん!!」

 

稟「俺も、シアとキキョウがいてくれれば元気でいられるな。」

 

楓・ネリネ・エーデル・ロサ「・・・・・。」

 

キキョウ「稟。」

 

稟「もちろん、楓達のおかげでもあるぞ。」

 

楓・ネリネ・エーデル・ロサ「ありがとうございます!!(ありがとね!!)」

 

樹「くっ、どこでも幸せ過ぎる奴。」

 

麻弓「なーんかあたし達だけ置いていかれそうね。」

 

いずれにしても、クラスに大きな変化が起きたのは確かだ。だが、そんなクラスの士気を上げるべく、ある女性が教師を務めることに。

 

教師「えー、本日から、紅薔薇先生復帰までの間、担任を務めていただく先生を紹介する、では、どうぞ。」

 

樹「この感じ、俺様の勘では、紅女史に匹敵する美女だ!!」

 

稟「何を期待してんだか。」

 

麻弓「でも、このクラスの何人かを知ってる人らしいのですよ。」

 

楓「誰の知り合いなんでしょうか?」

 

そんな話をしているうちに、代わりの教師が入ってきた。その人は・・・・・、

 

「初めまして、本日から紅薔薇先生の代わりに担任を受け持つ事となりました、サイネリアです。よろしければ、リアと呼んでくださいね。」

 

稟「・・・・え?」

 

樹「美女だが、まさかだね。」

 

シア・キキョウ「!?」

 

まさかの教師に、稟・樹以外の男子は歓喜の声を上げる。

 

シア・キキョウ「お母さん!?」

 

男子一同「え!?」

 

サイネリア「学校ではリア先生よ。ええ、私は神王の妻で、シアとキキョウの母、魔王の妹でネリネちゃんの叔母です。」

 

麻弓「あー、そういえば去年の夏休みに会ったわね。」

 

エーデル「シアさんのお母様なのですか!?とてもお美しいです!」

 

ロサ「それにしちゃ凄く若くて綺麗じゃない!!」

 

サイネリア「二人ともありがとう、娘や姪とも仲良くしていただいて。」

 

サイネリアは開門後に知り合った新たな種族のこの二人にも好意的である。

 

男子「ええ?シアちゃんのお母さん!?」

 

男子「まじかよ!まさかの人妻!?」

 

男子「でも、紅女史に負けてないぜ!!」

 

人妻、母には見えない若さと美しさから、大半の男子は鼻の下を伸ばす。

 

ネリネ「あの、叔母様は教師のご経験が?」

 

サイネリア「ネリネちゃん、学校では。」

 

ネリネ「すみません先生。」

 

サイネリア「よろしい。」

 

サイネリアはニコニコしながら教師としての立ち振る舞いを見せる。

 

樹「リア先生、質問です!!ここにいる男子は皆先生を歓迎しているのですが、この中で校内案内兼デートをするとすれば!?」

 

麻弓「こんな質問、するまでも無いでしょ。」

 

樹「な、麻弓、俺様にだって可能性が、」

 

サイネリア「もちろん稟君よ、神ちゃんの次にラヴだから♡」キッパリ

 

麻弓「ほらね。」

 

樹「ゴフッ!!」

 

樹は個人的に校内案内に誘おうと思っていたのだが、今の一言でガックリと膝を落とす。周りの男子も意気消沈だ。

 

サイネリア「それにしても稟君、娘達と姪っ子を貰ってくれてありがとね♡他にもいろんな子が稟君と結婚するみたいだけど、稟君を好きな子だったら何人でも連れてきてOKよ!頑張れ未来の世界王!!」

 

稟「い、いえ、その、どういたしまして、リア先生。」テレテレ

 

土見ラバーズ「・・・・・。」プシュウウゥゥ、

 

稟と土見ラバーズは顔を真っ赤にする。

 

こうして、新たな担任と共に新たな学園生活が始まる。

 

 

 

 

 




シアの3人の母のうち、家事ができないサイネリアを紅女史の代理にしました。
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