Shuffle more race plus 作:magnumheat
稟「こんな時間にまですみません亜沙先輩、カレハ先輩。」
楓・シア・ネリネ・エーデル・ロサ「本当に助かります。」
亜沙「いいのよ、賑やかなのは大好きだし。」
カレハ「新しい世界の方々の歓迎とあればなおさらですわ。」
プリムラ「亜沙、カレハ、ありがと。」
稟「麻弓もありがとな。」
麻弓「ま、こうなることは予想できたし、少しでも土見君や楓の役に立とうと思って来たんだけど。」
麻弓はふと、樹のほうを見る。
樹「いやー、エルちゃんもロサちゃんも実に美しい!!」
獣王「がっはっはっは!そうだろう、樹とやら!!」
水王「君は女性を見る目があるようだね。」
樹「是非ともお二人の世界の美女たちを拝見させていただきたい所ですね!!」
麻弓「・・・アレ(樹)の抑止も含めてね・・・・。」ハァ
稟「・・・麻弓、今度パフェ奢るぞ。」
4世界の王により、半ば強制的に夜の大宴会が開かれることが決まったので、多くの人手を確保した。
神王「おう、ジュウ坊。エデっ子もうちのシアに負けねえくらいできた娘だな!」
獣王「おう、シンの娘のシアもかいがいしいのう!!稟も幸せ者であろうな、ガハハハッ!」
シア・エーデル「お父さん(父上)!!」
水王「いやあ、マー君のネリネちゃんも、なかなかしとやかでいい娘だねえ!」
魔王「ロサちゃんもよくできたいい娘だとおもうよ!」
ネリネ・ロサ「お父様(父さん)!!」
人の家であることも忘れて4王たちはどんちゃん騒ぎに。
亜沙「それはそうと稟ちゃん、実際のところエルちゃんとロサちゃん、どう思う?」ニヤニヤ
稟「あ、いや、その、二人とも、凄く、かわいいなって。」
カレハ「まあまあまあ、稟さんったら男冥利に尽きますわね。」
楓「私もいい人達だと思いますよ、リムちゃんもエーデルちゃんロサちゃんになついてましたから。」
プリムラのほうを見ると、
プリムラ「エーデル、ロサ、これあげる。」
プリムラは最近覚えた編みぐるみで作った猫を二人にプレゼントする。
エーデル「わー、かわいい。私そっくり!」
ロサ「リムちゃん、ありがと!いい子ねぇ!」
ロサはプリムラの頭を撫でる。
稟「(・・・まあ、あれなら心配ないな。)」
ほどなくして、4王が酔いつぶれたタイミングで宴会はお開きとなった。
翌朝・・・・・
楓「稟君、もう朝ですよ。」
稟「zzz・・・・・。」
相変わらず寝起きが悪い稟である。
プリムラ「お兄ちゃん、起きて。」
稟「zzzzz・・・・。」
昨日の疲れからか、楓やプリムラの声に反応しない。
ピンポーン
インターフォンが鳴り、エーデルとロサが来た。
ロサ「おっはよー、楓、リムちゃん。」
エーデル「おはようございます。」
楓「二人とも、おはようございます。稟君がまだ起きてなくて。」
プリムラ「お兄ちゃん、寝すぎ。」
エーデル「やはり、昨日のせいでおつかれなのでしょうか?」
ロサ「でしょうね。でも任せて!絶対に起きられる方法があるから。お邪魔するわよ!」
ロサは稟の寝室に行く。
楓「あの、どうすればいいでしょうか?」
ロサ「こうするのよ!稟、おきないと~、こちょこちょこちょこちょこちょ~!!」
ロサは思い切り稟にのしかかり、体中をくすぐりまくる。
稟「ぶうっひひっははははははっ!?」
エーデル「ロ、ロサちゃん!!」
稟「わあっはっはっ、わ、わかったっ、起きる、起きるからあはははっ!!」
ロサ「は~い。」
ロサが退くと、ゼエゼエ言いながら身支度を始める稟。
ロサ「ね?効果絶大でしょ!」
楓「なるほど、いいですね!」ニッコリ
プリムラ「お兄ちゃん、くすぐりで起きる。いいこと覚えた。」キラーン
稟「やめてくれ〜。(少し気持ちよくもあったけど・・・、今後はなるべく一回で起きよう。)」
稟はようやく起きて急いで朝食を済ませ、一緒に投稿することに。
稟「ふう、なんか色々新鮮な朝だな。」
ロサ「あたしとエーデルは初めてだけど、みんなは前から一緒なのよね?」
ネリネ「はい。」
シア「毎朝楽しいッス!」
楓「ご近所同士、今後ともよろしくお願いいたします。」
エーデル「こちらこそよろしくお願いします。」
かしましい雰囲気で通学路を歩いていると、
プリムラ「あそこに変な人がいる。」
楓「?」
稟「・・・・まさか。」
そこには、男子高校生に見えない、ごつい面々の男たちが。
「土見!!貴様というやつは!」
「新たな世界のプリンセス達が来て、俺たちにもようやく春が訪れようと思った矢先!!」
「またしても貴様の所に舞い降りるとは!!!」
「万死に値する!!!!」
そう、新たなる親衛隊の結成がなされていたのである。
稟「・・・いつかはできると思っていたが。」
「われらは、エーデルちゃん親衛隊、『EEE(エイエイエルちゃん)!!」
「われらは、ロサちゃん親衛隊、『LLL(ラブラブロサちゃん)!!」
ネリネ「跡形もなく消し去るべきですね。」
ロサ「そういうことなら、話が早いわね。」
エーデル「獣族の力を見せますわ。」
攻撃魔法が制御可能な3人はそれぞれの魔法を放つ。
その瞬間、爆音とともに親衛隊どもが吹き飛び、地面に大きなクレーターが。
稟「うぉいぃぃぃぃっっ!?」
楓・シア「はわわわわわ・・・・。」
プリムラ「・・・・・・。」
改めて、親衛隊への対抗手段が三倍になったことがわかった。
稟「さ、騒ぎになる前に行くぞみんな!!」アセアセ
われに返った稟たちは急いで学校に向かう。
教室に行くまでの間も男子たちの嫉妬の視線や罵詈雑言を浴びながらの道程をたどり、着いた頃には、
麻弓「いやあ、朝から大変だったわね~、未来の5大世界王様!」ケラケラ
稟「・・・笑い事じゃないだろ。」ハァ
ネリネ・エーデル・ロサ「・・・すみません(ごめん)。」シュン
魔法を使った三人は登校と同時に職員室で紅女史に注意された。
樹「稟、一人くらい俺様に譲ってくれるなら協力してあげてもいいけど?」ニヤニヤ
麻弓「どさくさに紛れて叶わぬ夢見てるし。」
樹「ああもう、親衛隊どもの気持ちが、改めて痛感できるよっ!!何で極上美少女はみんな稟に!?」ダムダムッ
樹はその場で地団駄を踏む。
すると、どこからか二人分の足音が。
獣王「おう、エーデル。今朝道端でひと悶着起こしてしまったらしいの!」
水王「やあ、ロサ。大丈夫だったかい?」
エーデル「父上、叔父様、申し訳ございません。」
ネリネ「・・・それなら私もです。」
ロサ「父さん、おじさん、あたしもごめんなさい。」
獣王「なーに、稟や娘たちに手を出そうとする愚か者どもにかける情けはないわ、がーっはっはっは!!」
水王「気にすることないよロサ、ネリネちゃん、エーデルちゃん。その場にいれば、この僕が穢れどもを浄化していたんだけどねえ、あっはっはっはっ!!」
稟・楓・シア・麻弓・樹「(・・・・恐ろしい。)」
あっけにとられる豪胆さである。
水王「とはいえ、毎日この調子じゃ、流石にうんざりするだろう。だから、私と獣君から学園に頼んで、水界と獣界の衛兵による警備隊をバーベナ学園に付けさせておいた。もちろん通学路や、周辺の施設など、稟君たちの行動範囲内にも付けているよ。」
獣王「任期は稟を愛する者達が学園を卒業するまでの間だからのう。これで、その親衛隊とやらも強制解除となったわけだ!遠慮せずにいつでもどこでも、娘たちと堂々と愛を育むがよいぞ稟よ!!」
稟・土見ラバーズ一同「・・・・・(/////)。」カアアッ
樹「稟、卑怯じゃないか、国家権力を盾にするとは・・・・。」
麻弓「でも逆らえば命がないでしょ。ホント、至れり尽くせりって感じよね。」
紅女史「・・・要望通り警備兵着任の許可は出しましたから、早々にお帰り下さい。」ヒクヒク
紅女史の入室とともに去っていく2人の王。
紅女史「ま、何はともあれ、つっちー。これで安心して授業を受けられるな。」
稟「はい、本当にすみません。」
紅女史「フッ、もういい。十分慣れたからな・・・・。」
騒がしさに開き直った様子の紅女史である。
その後は、それまでが嘘のように穏やかな雰囲気で過ごせるようになり、親衛隊もひとつ残らず解散となったようだ。(羨望と嫉妬の視線はあいかわらずだが。)