Shuffle more race plus 作:magnumheat
稟が各種族の力を手に入れてから少し経ち、飛行テストも無事に終えて落ち着いた今日此の頃、稟は土曜日の昼からシアの家にいた。
神王「稟殿ォ!!遂にシア達との同棲に踏み切ってくれたか!!よし、今夜は親子の盃をごおふっ!?」
リアが神王の頭をテーフルで殴る。
リア「神ちゃん、未成年にお酒はダメよ♡」
稟「(ひえぇ、改めて見ると怖いぜ。)」
気をとりなおしてシアとキキョウが出迎える。
シア「いらっしゃい稟君!!」
キキョウ「今日はゆっくりしてってね!」
稟「あ、ああ。(去年の夏休みの課題以来だな。)」
稟は早速二人の部屋に案内される。
稟「へー、綺麗にしていて流石だな。」
キキョウ「それってどっち褒めてんの?」
稟「へ?いや、二人とも、だぞ。」
シア「あ、あはは。」
もともとシアの部屋なので整理整頓は基本的にシアが行なっていた。
稟「(楓と一緒に住んでいる事とは違う感覚だな・・・・。)」ソワソワ
恋仲になったとはいえ、まだまだウブな稟は女の子の部屋ならではの空気に飲まれていた。
ふと、部屋の隅にハープのようなものを見つける。
稟「これ、シアとキキョウの楽器か?」
シア「うん、神界王家に伝わる楽器なんだ。家で時々練習してるの。」
稟「王家代々の楽器か、でも近くに住んでいるのに音は聞こえた事がないぞ。」
キキョウ「部屋が防音になってるからね。それに人前で披露するのは基本的に王家の公式の場なの。」
稟「そっか、でもいつかは二人の演奏を聞いてみたいな。」
シア「本当!?ありがとう♡」
キキョウ「まあ、機会があれば公式の場以外でも演奏するわよ。」
シアは満面の笑顔に、キキョウはやや恥ずかしげな表情になった。
Side神王
神王「ほほう、いい雰囲気じゃねえか。シア、俺は嬉しいぞ。」
神王はこっそり部屋のドア越しに盗み聞きをしていた。だが、
リア「神ちゃん、何しているの?」
神王「はっ、リア!?いや、これは親父として、だな、」
ライラ「娘のプライバシーを侵害するなんてねえ・・・。」
アイリス「ユーちゃん、ちょっと来てくれるかしら?」
神王「・・・・・はい。」
神王は三人の妻に連れていかれ、お仕置きや説教を受けることに。
それから稟達は、三人で木漏れ日通りを散策し帰りに夕飯の買い物をする。
シア「ごめんね稟君、いっぱい買っちゃった。」
稟(飛行モード)「気にすんなって、これなら軽いし。帰りくらい楽しようぜ。」
キキョウ「こういう時浮遊魔法は便利よね。楽ちん楽ちん♪」
稟は翼を広げて胸の前に荷物を固定し、両手にシアとキキョウを繋ぎ、程よい高さで飛ぶという何とも優雅な帰宅をする。
その光景はまさに両手に花だ。それを街行く人は羨ましそうに見る。
稟「ただ今戻りました!」
シア・キキョウ「ただいま!!」
リア「お帰り!見てたわよ、娘達と優雅に飛んで帰るなんて稟ちゃんさすが!」
稟「いやまあその、ははは。」
稟は夕飯にお呼ばれし、ついでに泊まるという事で楓には連絡を入れておいた。