Shuffle more race plus 作:magnumheat
無事に学年末試験を終えた稟達は、エーデルの故郷、獣界に旅行に来ていた。
マグオート「ようこそ、我等が獣界へ!!」
稟「これが・・・、獣界ですか。すごく自然豊かですね!」
獣王「そうだろう、がっはっは!!」
エーデル「気に入っていただいて何よりです!」
楓「自然を残しつつ人間界と同じような発展ができているのもすごいです!!」
ロサ「確かに、そこは人間界とはちがうわね。」
水王「ああ、だが人間界も最近では自然保護に力を入れている者もいる。」
獣界を散策していると、不思議な気持ちになる。
プリムラ「あの人たち、何かエーデルとは違う。」
麻弓「確かに、獣族っていっても、猫耳ばっかりじゃないみたいね。」
行く先々では、猫耳をはじめ、犬、キツネ、オオカミ、ウサギ、羊、牛、馬、虎、熊、ライオンなど、様々な動物を連想させる特徴を持つ獣族がいたるところで見られる。ちなみにマグオートはエーデルと違い、オオカミの耳なのは、獣王が狼で、獣王妃が猫ゆえに、耳は両親のうちどちらかを継承するのだ。
桜「これは中々貴重な映像ね!今後のぬいぐるみの参考にしなきゃ!」
桜はファンシーな光景に釘付けである。
樹「うん、でも種族をこえても美女はいいものだなあ。さて、ナンパしに行くぞー!!」
樹は女の子を見つけては片っ端からナンパしていく。
キキョウ「ちょっと樹、どこ行くのよ。」
稟「・・・もうほっとけ。」
麻弓「・・・馬鹿ね。」
魔王「ははっ、若さゆえだねえ。」
神王「ああ、若っていのはいいもんだ。」
紅女史「緑葉の場合、そういう問題どころではありません。」
ちなみに、成功率は今のところ0%である。
亜沙「それにしても、本当にファンタジーの世界に入ったみたいね!」
シア「いろんな人たちと仲良くしてみたいなあ。」
ネリネ「ええ、本当に。」
しばらく歩いていると、大きな建物が。それは獣王の人間界での邸宅同様、中国の映画をおもわせる。
稟「・・・・獣王のおじさんは、中国に何か思い入れが?」
獣王「はっはっは、実はわしは若いころ人間界のカンフーとやらにはまってのう!映画はもちろん、料理のうまさも熟知しておる。中国文化はわしのこだわりなのだよ!」
水王「獣君は若いころは今よりもっと血気盛んだったからねえ。エーデルちゃんに手を出そうとした男が何人も病院行きさ。」
亜沙「それ、親ばかで済むようなことじゃないと思うけど・・・・。」
本家の獣王宅は、中国文化にあふれており、中でも闘技場では日々獣族の男たちが強さを競っている。
紅女史「なるほど、つっちー、緑葉、お前たちもここで修行してみたらどうだ?」
紅女史は闘技場での試合を見て、感じるものがあったようだ。
獣王「そりゃあいいの、どうだ稟?」
稟「・・・・いいかもしれませんね。」
楓「稟君、あんな戦いをするんですか?」
キキョウ「いくらなんでもあれは流石に・・・・。」
プリムラ「痛そう。」
桜「確かにカッコいいけど。」
シア「でも、戦って強くなった稟君も見たいッス!!」
ネリネ「稟様ならきっと強くなれます!」
亜沙「そうね、強くなった稟ちゃんに守ってもらいたいもんね!!」
稟の獣族格闘技習得に、土見ラバーズの意見は半々である。
樹「いやー、俺様は遠慮します、修行してたら貴重なナンパの時間が無くなるし。」
麻弓「アンタのその根性を叩き直すには、絶好の場所なんじゃない?」
闘技場を見た後、一同は食堂でおもてなしを受ける。もちろん料理は中華だが、獣界独自の調理により、今までにないおいしさがあると評判だ。
獣王妃「みなさん、獣界へようこそおいで下さいました。」
獣王「紹介しよう、わしの妻でマグオートとエーデルの母、ディセントラだ。」
一同「初めまして。」
獣王妃「あら、あなたが土見稟君ね、娘からお話は聞いてますわ。なんて素敵でたくましいお方、獣族顔負けといっても過言じゃないわ。」
稟「い、いやあ、それほどでも。(獣王の奥さんか、何か、亜麻さんみたいだな。)」
2児の母とは思えない若さと美しさに、稟はおもわず見とれてしまう。
マグオート「何照れてんだよ。」
土見ラバーズ「・・・・・・・。」じぃー
そんな稟に土見ラバーズは各々複雑な目を向ける。
稟「え、何?」
麻弓「もしかして亜麻さんみたい、とか思ってたんじゃないの?」ニヤニヤ
稟「はあ!?そんなわけあるかっ!!」アセアセッ
紅女史「つっちー、わからなくもないが、もう少しシャキッとしろ。」ハァ
カレハ「まぁまぁまぁ、これぞ禁断の愛ですわ!」
樹「稟、いくら何でも人妻には手を出さないほうがいいよ。」
稟「・・・・それをお前にだけは言われたくねえ。」
獣王「はっはっは、ディセントラの美しさがわかるとは、稟もなかなか見る目があるのう!!」
神王「美しき人妻、稟殿も好きだねえ。」
魔王「稟ちゃんにもそういった趣味があるとは、かわいいものだよ。」
水王「稟君、別に恥ずかしがることではないよ。」
稟「もう勘弁してください・・・・。」
獣王妃「ウフフフッ。」
気を取り直し、食事を楽しむことに。そのあとは地域散策もかねてみんなで自由行動をとることに。
稟たち生徒一同は
Side紅女史
紅女史「・・・あの、マグオートさん。ちょっとよろしいですか?」
マグオート「・・・紅薔薇先生。」
二人はどこか気まずい感じである。
紅女史「この度は、生徒の面倒を見ていただき、ありがとうございました。」
マグオート「ああ、バーベナ学園での学年末テストですね、いや、大したことは。」
紅女史「いえ、できれば是非バーベナ学園で教師をやっていただきたいくらいです。」
マグオート「はは、それほどでも・・・・。」
会話がそこで途切れるが、マグオートは勇気を振り絞って声を出す。
マグオート「・・・せっかくですし、少し一緒に歩きませんか。」
紅女史「・・・はい。」
マグオートと紅女史は二人で街中を歩く。それはさながらデートのように・・・・。
紅女史「・・・そういえば、学園の警護もしてくださっていますが、強さに秘訣があったりするのですか?」
マグオート「秘訣、ですか。そうですね、取り敢えず毎日訓練は怠っていませんよ。」
紅女史「さすがですね。」
マグオート「そういえば、稟たちとは仲が良いようですね。」
紅女史「ええ、毎日大変なこともありますが。(たいていは緑葉のせいだがな。)」
マグオート「先生から見て、稟はどんな奴ですかね。」
紅女史「つっちー、ですか。まあ、いろいろ心配な奴ですが、学園男子では文句なしに一番ですね。」
マグオート「でしょうね、先生にまでそう思われてるとなると、なんだかうらやましいです。」
紅女史「そ、そんな、マグオートさんも、強くて素敵です。つっちーや緑葉とは大違いですよ。」
紅女史は顔を真っ赤にする。
マグオート「そういっていただけると・・・、そうだ、紅薔薇先生、今度は、二人でご一緒しませんか?」
紅女子「え、ええっと、そ、それは・・・・。」
マグオート「あの、いやなら無理は言いません。」
紅女史「い、いえ、ぜひご一緒させてください。」
マグオート「ありがとうございます、学校では厳しいですが、時々一緒にいられたらいいですね。」
紅女史「・・・・はい。(そうか、これが、恋という者なのか。つっちーを思う女子たちの気持ちがわかる気がする。)」
それからしばらくしてみんなと合流し、よくお礼を言った後、人間界へと帰還していった。
ゲームでは稟と関係を持つ紅女史ですが、今作ではサブキャラのマグオートとの恋の設定です。
個人的なビジョンとしては、美女と野獣の組み合わせです。