Shuffle more race plus   作:magnumheat

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卒業式、騒ぎは最後の最後まで続く

春休みが終わり、それと同時に、バーベナ学園では大きな節目を迎えていた。

 

亜麻「あーちゃーん、卒業おめでとー!!!」ウワーン

 

亜沙「お母さん、中学の時と一緒!!」

 

カレハ「先生、みなさん、今まで大変お世話になりましたわ。」

 

紅女史「ああ、大学でも文武ともにしっかりやるんだぞ。」

 

二年生一同「ありがとうございました!!!」

 

そう、まずは三年生の卒業式。亜沙とカレハは卒業を迎え、晴れて大学生となる。

 

樹「ウウッ、ウッ、わかってはいたが・・・・・。」

 

麻弓「いつまで泣いてんのよ・・・・。」ハア

 

樹にとって美少女が一人二人と欠けることは、とんでもないダメージなのだ。

 

 

稟「まったくだ、永遠に会えなくなるわけじゃあるまいし。」

 

楓「そうですよ、いつでも連絡はとれますから。」

 

樹「稟!惜しいと思わないのかい!?この二人の制服姿が今日で見納めだってのに!!」

 

 

それはわからなくもないのだが、

 

エーデル「お二人とも、大学頑張ってくださいね。」

 

カレハ「ありがとうございます、エーデルさん。」

 

亜沙「それじゃ、しばらく稟ちゃんのこと、よろしくね!」

 

ロサ「任せてください!」

 

ネリネ「亜沙先輩、またいつかお料理を教えていただけますか?」

 

亜沙「もちろんよリンちゃん!」

 

シア「いつか大学にみんなで遊びに行くっす!!」

 

樹「そうか、その手があった!!」キラーン

 

稟「立ち直るの早いな。」フゥ

 

麻弓「どうせほかの女子大生もお目当てなんでしょ。」ジトー

 

キキョウ「でしょうね、樹を連れてったらなんか面倒かもよ。」

 

樹はどこまでも女に貪欲なのだ。

 

稟「そういえば、カレハ先輩の妹さん、今年入学なんですよね。」

 

カレハ「はい、ツボミちゃんとも仲良くしてくださいませ。」

 

樹「はい、俺様が責任もって、」

 

稟・麻弓「チェストー!!」

 

樹に凛と麻弓の拳が炸裂する。

 

樹「グアッ!!ふ、二人同時は、卑怯、だ、ぞ。」

 

稟「お前の魂胆の汚さよりましだ。」

 

麻弓「何ならアンタも卒業する?」

 

プリムラ「樹、不潔。」ボソッ

 

樹「あううぅぅぅぅ~。」

 

ロサ「大丈夫よ、ツボミちゃんは、同い年のアタシの弟が守ってくれるから。」

 

稟「そういやハルスも今年入学か。」

 

楓「リムちゃんにも、後輩ができるんですね。ちょっと不思議です。」

 

確かに、プリムラは上級生という言葉が当てはまらない部類だ。

 

プリムラ「・・・こうはい?」

 

ネリネ「リムちゃん、ツボミちゃんとハルス君に、学園のことを教えてあげられるってことですよ。」

 

プリムラ「・・・わかった、私も、教える。」コクリ

 

 

亜沙「そういえばカレハ、結局、カレハが学園に好きな人がいるのかどうかわからずじまいね。」

 

麻弓「そういえば、カレハ先輩の噂ってあんまりきかないわね。」

 

樹「俺様も、是非聞きたいですね。」キラーン

 

稟「・・・何企んでるんだ。」

 

 

カレハ「好きな人、ですか?はい、もちろんいますわ!」

 

亜沙「・・・え?」

 

「えええーーーっっっっ!?」

 

その瞬間、学園のほかの男子生徒も群がってきた。

 

「カレハさん、今までどうして話してくれなかったんだ!」

 

「誰、誰なの!?」

 

 

カレハ「それは、大変申し上げにくいのですが、今目の前にいる方ですわ。」

 

カレハはそう言ってある男の目を見る。その目線の先には・・・・・、

 

稟「・・・・・え、お、俺、ですか?」

 

カレハ「はい♡」

 

その瞬間、大爆発が起きた。

 

土見ラバース「えええーーーっっっっ!?」

 

男子一同「なんだとおぉーーーーーーっっ!?」

 

麻弓「・・・・嘘、これは、大スクープなのですよ!!」キラキラ

 

麻弓はデジカメを用意する。

 

亜沙「ちょ、ちょっとカレハ、本当なの!?」

 

カレハ「はい、稟さんはとても心優しくて素敵な方ですし、何より、亜沙ちゃんが好きになった人なんですもの♡なので、今まで言えなくて申し訳ございませんでしたわ。

稟さん、私も皆さんに負けないくらい、妻候補としてあなたを愛していますわ♡」

 

そういうと、カレハは稟の頬にキスをした。

 

稟「か、カレハ先輩!!」ドキンッ

 

土見ラバース「ああっ!!」

 

その瞬間を、麻弓はデジカメでばっちり撮影する。

 

マグオート「あちゃ~、土見ラバースが、また増えたってか。大した義弟だぜ。」

 

紅女史「ううむ、これはもう、いかんともしがたいな。」

 

樹「・・・・り~ん~!!」

 

「つ~ち~み~!!」

 

「こうなったら刺し違えてでも、命と引き換えにしてでも!!」

 

「お前を殺してやるうぅぅぅ!!!!!」

 

樹を筆頭に男子たちは遂に牙をむき出しにする。だが、

 

マグオート「おいお前ら、稟に手出ししようってんなら。」ボキボキ

 

ロサ「あたしたちが相手よ。」

 

ネリネ「稟様への手出しは許しません!!」

 

エーデル「兄上、やっつけましょう!!」

 

シア「今日はパイプ椅子もりだくさんっす!!」

 

キキョウ「あたしも加勢するわ!!」

 

紅女史「お前たち、鉄下駄履いてグラウンド100周と、着衣遊泳プール100往復、どっちが好みだ?」

 

 

樹「くうううぅぅぅ~、この世には、俺様達への慈悲のある神はいないのか~!!」

 

稟「・・・・ははは、もう何が何だか。」

 

カレハのまさかの告白に、最後まで騒然とするのであった。

この男、おそらく死ぬまで幸せなのであろう・・・・・。

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