IS-インフィニット・ストラトス- 宇宙の王者 作:シャルラブ
IS-インフィニット・ストラトス-
宇宙の王者
3話 束のヒーロー
「こちらアメリカ軍IS部隊です。篠ノ之博士大人しく投降してください」
空を見上げるとアメリカ所属のラファール・リヴァイヴが居た。
どうやら終わりでは無いようだ。
僕は束さんを庇うように前に出てアメリカ所属のラファールに問う。
「なぜアメリカ軍がこんな森へ?博士が目的なら容赦無く潰させてもらいます」
ラファールと話していると束さんから秘匿回線が来た。
(待って夕くん。このままIS学園に行こう。アメリカのお偉いさんに適当に話してあそこに逃げれば当分は安心出来る)
(IS学園?公表するんですか?)
(うん……夕くんだって学校行きたいでしょ?)
(まあそうですけど……)
俺は秘匿回線を切り話を束さんに任せる。
「いろいろ話す事があるからお偉いさんとかその他もろもろの所に連れて行ってくれないかな?」
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僕たちは今アメリカ軍の演習地に来ていた。僕たちの周りは7機のISが取り囲んでいる。
「夕、ISを解除していいよ」
「出来ません。博士を護らないといけないんですから」
ちなみに今は合成音声で喋っている。それは置いておくとしていくらなんでも解除は出来ない。いきなり攻撃してくるかもしれないし。
「大丈夫だよ。向こうもISを解除したら解除してくれると思うから」
確かにそうだと思うが……
いや攻撃して来たらチェインブレイザーの餌食にしてやる。
「わかりましたよ束さん……」
僕はストラトスを待機状態に戻す。そうするとIS特有の青白い粒子が舞う。
「まさか、男の操縦者⁉︎」
誰かの声に束さんが反応する。
「そのまさかだよ。一人目の男性操縦者」
男性操縦者に驚いたのか基地内が静寂に包まれる。
「束さんの護衛をしている護坂 夕です。ご覧の通り男ですがIS操縦者です」
これでいいだろう。こちらがISを解除したからかラファールたちもISを解除する。
「じゃあお偉いさんの所に行こうか」
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僕は護衛として束さんの近くにいる。束さんのお偉いさんへの説明はこうだった。
いつも亡国企業に追われていること。買い出しに行っている途中に束さんがゴーレムに襲われたこと。そして秘匿回線で僕に必死に助けを求めたこと。
そして最後に束さんは言った。
「夕は私のヒーローだよ」
と。
恥ずかしい………よくもまぁあんな恥ずかしいセリフを言えるよ。
「――なるほど。よく分かりました。では幾つか質問してもよろしいですか?篠ノ之博士」
「もちろん」
お偉いさんが束さんにいろいろ質問をしている。そして最終的には中立のIS学園へ行くことが決まった。しかし束さんはある質問で嫌な顔をした。
「彼は何者ですか?彼の名前を調べたところ死亡扱いになっている」
そうか。「あの女」は僕を死んだ事にしたんだ………やっぱり「他人」は嫌いだ。
「話していいの夕くん?」
「これは僕の問題ですから。だから僕が話します」
「そう……」
束さんは辛そうな顔でそう言った。
「僕は……僕は逃げ出したんです。あの女から………母から。あの女は僕にいつも殴る蹴るをしていました。そしてある日………母は僕に保険金を賭けて殺そうとしたんです。逃げてる時に束さんに拾われました」
「殺されそうって」
誰かがつぶやく。
それに僕は答える。
「それだけじゃないですよ。あの女は僕を製薬会社に貸し出して実験体として僕を使わせ金を手に入れていた。だから体も変だったんです」
僕は全て話した。ちょっと辛いかな……いろいろ思い出して……
「それと最後に束さんに危害を加える者が居たら僕は………………僕はどんな手を使ってもそれを潰します。何があっても僕とストラトスで全てを破壊します」
静寂。誰も言葉を発しない。
そんな中束さんが口を開く。
「だから私たちはさっき言ったようにIS学園へ行く。あそこは安全だしそれに中立だから」
IS学園か………
きっと「他人」がたくさん居るんだろう。それでも束さんを護らないと。何たって僕は束さんのヒーローなんだから。
とうとう次回はIS学園へ!
というわけでその前に活動報告当たりでキャラ設定やIS設定を載せたいと思います。設定を見るついでに感想やコメントを頂けるととても嬉しいです。
あとお気に入り登録して下さった方々どうもありがとうございます‼︎
今後もこの小説をよろしくお願いしますm(__)m