ヒエヒエの実の能力者が巨人が蔓延る世界に転生した   作:マスターM

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リヴァイ班結成

ウォール・マリアが陥落して一ヶ月、ギルとリヴァイは団長室に呼び出された。

 

「俺達を呼んだのは何の用だエルヴィン」

そうウォール・マリアが陥落した日キースはエルヴィンに団長の座を譲り、今はトロスト区で訓練兵団の教官を務めているのだ。

そしてエルヴィンはウォール・マリアが陥落してからバタついていたが落ち着いた為ギルとリヴァイを呼び出したのだ。

 

「今日お前達を呼んだのは、班の事だ」

「フラゴンの班から異動か?」

エルヴィンに班の事を言われギルは異動か聞いた。

 

「異動ではなく独立だ。リヴァイを班長とする。同時に兵士長の地位にもつける。ギルもリヴァイの班に入ってもらうが将来的には一つの班を任せたいと思っている。今は覇気と六式の指導を頼みたい」

「了解した」

「班員はリヴァイ、俺にイザベルとファーランだけか?」

エルヴィンの話を聞きリヴァイは承認してギルは班員を聞いた。

 

「あと4人ほど入れる予定だ。この人員は2人がスカウトしてもらう」

「成程な・・・俺は良いと思う。リヴァイは?」

「俺も異論はない」

「期間は問わないじっくり決めるといい」

あと4人のスカウトはギルとリヴァイで決める事になり2人共承認した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから1年。あれからギルとリヴァイで2人をスカウトした。

まず一人目エルド・ジン。髪を後頭部で結び顎鬚を生やしている男性。

二人目がグンタ・シュルツ。栗の様なとんがり坊主頭が特徴の男性。

以上二名が新たにリヴァイ班に入った。

 

「ギル今回は何処に配置だ?」

「今回は若手の所に班長として配属だとエルヴィンが言っていた」

「若手か・・・大丈夫なのか?」

「俺は能力だけが頼りじゃねえよ。使えなくとも守ってやるさ」

ギルに話しかけたのはエルドで今回ギルが何処に配置されるか聞いてきた。ギルは若手の所と答えるとダンクが大丈夫か聞いてきた。

 

実はウォール・マリアが陥落した後ギルはエルヴィンにリヴァイ、イルゼに分隊長を呼んである事を話した。その内容は巨人の中身は人間じゃないかと言うもの。当然突拍子もない事だが、穴を空けた超大型巨人に中門を破った鎧の巨人は明らかに知性がある事を指摘、さらにはイルゼにギルと最初に会った時に遭遇した巨人の事も再度話し、敵がウォール・ローゼに侵入していると言った。

これに対しフラゴンが否定するが、巨人の事を全て理解していないのに一概に否定してはキリがないと言い、更にギルは壁が破られる前の兵士と、信用出来る者以外がいる時は悪魔の実の能力を使わないと言った。この事にハンジは反対だと言ったがエルヴィンが認めたため諦めた。

そう言う事でダンクが心配したのはギルが能力を使えない事だったのだ。それに対してギルは能力だけではないと言い、若手も能力が使えなくっても守ると言った。

 

 

 

 

 

 

 

「今回諸君達の班長を任されたギル・バビルだ」

ギルがそう言うとギルの前に並んでいる4人の兵士達が心臓を捧げるポーズをとって、一人一人自己紹介を始めた。

 

「オウ・ジェ二です!」

「ペトラ・ラルです!」

「ニイ・フィターです!」

「ヴァイ・ユシです!」

最初に自己紹介したのが身長が174cmの銀髪の男性。

2人目が身長158cmのオレンジに近い明るい茶髪の女性。

3人目が身長164cmの黒髪の女性。

そして最後が身長が181cmの金髪の男性だ。

 

「今回俺達が配置されるのは左翼三列だ。初陣を生き残った諸君なら生き残れると俺は思っている。今日は今回の壁外調査の目的を話す。楽にしてくれ」

「「「「はっ」」」」

ギルが楽にしろと言うと4人は腕を下ろし体の後ろで両手を重ねた。

 

「今回の目的はウォール・マリアへの中継補給所を複数設置する事だ。設置は我々が行いその間はリヴァイ、ミケ、ハンジ、フラゴン班が索敵する予定だ。だが決して戦闘がないと思うなよ?臨機応変に対応する事を心がけろ」

「「「「はっ」」」」

ギルの言葉に4人は返事した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「開門始めーっ!!」

エルヴィンの号令でトロスト区から壁外への扉が上がり始めた。

 

「今日また一歩我々は前進する!!訓練の成果を見せてくれ!!人類の力を思いしらせてやるのだ!!」

『『『オオオオオオオオオ!!!』』』

エルヴィンの激に兵士達は大声で答えた。

 

ギルの班はギルは落ち着いているが若手の4人は緊張で手綱を握りしめている。ギルは声をかけようとしたがその前に扉が完全に上がった。

 

「第28回壁外調査壁外調査を開始する!前進せよ!!」

一斉に調査兵団は壁外に駆け出した。

ギルは索敵陣形を展開してから声をかけようと思った。

 

 

 

「長距離索敵陣形!!展開!!」

エルヴィンの合図で長距離索敵陣形を展開した。

 

「今の所付近には巨人はいないから、少しは気を抜け」

「あの班長何故付近に巨人がいないと分かるのですか?」

ギルが見聞色の覇気で4人に言うとペトラが何故か聞いてきた。

 

「そっか新兵~若手は覇気の事知らなかったな」

「覇気?」

「ああ覇気とは・・・」

ギルは何度も話した覇気と六式の事を簡潔に話した。

 

「・・・って事で見聞色の覇気を使えば、巨人の接近に気付ける訳だ」

「「「「成程~」」」」

「じゃここ最近殉職率が低いのは・・・」

「見聞色を使う様になったからだ。まあエルヴィンの長距離索敵陣形も関係してくるがな」

ギルが説明すると4人は納得し、オウがここ最近の調査兵団の殉職率の低さの事を言うとギルは覇気と長距離索敵陣形の成果と言った。

 

 

 

数時間後廃村に到着した。ここに来るまで2度奇行種と戦闘になったがどちらもリヴァイとミケが先に気付き迎え撃つ事が出来たため死傷者は出なかった。

 

「一休みしたら出発だ。それまで休んでいろ」

「「「「はっ」」」」

「あ、ギル君」

ギルが4人に休む様言うとイルゼがギルに話しかけて来た。

 

「イルゼか。そう言えば班近かったな。どうだ班長は?」

そうイルゼは班長になっていた。

 

「初めての事だらけで大変よ」

「まあ最初はそうだろ。俺もそうだったし」

「ギル君でもそんな事あったのね?」

「俺も人間だからな」

「あのギル班長~」

ギルがイルゼと話しているとニイが話しかけて来た。

 

「ん?どうした?」

「ギル班長ってお幾つなんですか?」

ニイはギルの年齢が気になったのか聞いてきた。他の3人も興味あるのか聞き耳を立てている。

 

「俺は16歳だ」

「「「「1、16歳ぃいいいい!?」」」」

ギルの年齢を聞き4人は驚愕した。

 

「「年下!!?」」

「「同じ歳!!?」」

上がオウとヴァイで下がペトラとニイだ。

 

「毎回毎回皆同じ反応するな・・・」

「仕方ないよ」

ギルは毎度の事で落ち込み、そんなギルをイルゼは慰めた。

 

「ッ!?南東から巨人複数接近!戦闘態勢に移行せよ!!イルゼは伝令を!!」

「「「「了解!!」」」」

「分かったわ」

ギルが見聞色で巨人の接近に気付き、大声で言うと全員が動き始めた。

 

「ここも拠点の一つだ。森で迎え撃つ」

「「「「はっ。了解です!!」」」」

ギル班が馬に乗り森に向かった。

 

 

スピード特化の巨人が3体それどれ5mが2体、7m、。その後ろには15mが3体いた。

 

「後ろの15mと7mは俺がヤル。残りの2体を森に足止めしろ」

「「「「了解!!」」」」

ギルは剃刀を使い7mをすれ違いざまうなじを切り落とし、後ろの15mに向かった。

 

「5mが2体か・・・どうする?」

「速攻で1体を片付けて、もう1体も片付ける?」

「班長は足止めでいいって言ったけど、片付けるなとも言ってない」

「なら私が膝を斬るから体勢が崩れたらうなじを狙って」

上からオウ、ニイ、ヴァイ、ペトラが言い。行動に移した。

まず1体の膝をペトラとペトラに合わしたオウが膝を斬り、大勢が崩れた所をヴァイがうなじを切り落とした。

 

「やった!」

「ニイ気を抜くな!もう1体が来るぞ!!」

1体を倒した事にニイは気を緩めたが、オウが指摘した事で集中し直した。

4人はもう1体の周りを飛びうなじを切り落とすチャンスを窺った。最初に動いたのはニイで先の要領で膝を狙ったが、突然巨人が腕を伸ばした事に対応出来ず捕まってしまった。

 

「キャアア!!」

「くっ!」

すかさずヴァイが腕を斬りニイを助けた。そのヴァイを捕まえようと逆の腕が伸びてきたが今度はオウがその腕を斬った。ペトラはニイが捕まった時ヴァイが動いたのを見て巨人の足に狙いをつけた。ヴァイが腕を斬った時には左足を、オウが斬った後に右足を斬り巨人は倒れた。

 

「今よ!!」

ペトラが言うと巨人の腕から解放されたニイがうなじを切り落とした。

 

「はあはあはあはあ・・・」

ニイは木の上で息を整えようとしていた。そこに3人が合流した。

 

「危なかったな・・・」

「ああ、間に合ってよかったぜ」

「大丈夫?」

「はあ。助けて頂き、ありがとうございました」

ニイは助けて貰った事に礼を言った。

 

「良い連携だったな」

そう言いながらギルが合流した。4人が最初の巨人と戦闘に入る前にギルは既に後ろの15m3体を片付けた後で、残りの5m2体を片付けようと思ったが4人共やる気だった為見守る事にした。ニイが捕まった時は助けようとしたが、ヴァイが助けに入る事、オウがフォローに入る事を見えたのでそのままにした。

 

「班長!?」

「見てたんですか!?」

「助けてくれてもよかったんじゃ・・・」

「そうですよ・・・」

ギルは女性2人から非難されたが、見た事思った事をそのまま言った。

 

「付近に巨人の気配はない。が、もう移動するみたいだ」

ギルの見ている方に視線を向けると緑の煙弾が上がっていた。

 

「移動するぞ」

「「「「了解!!」」」」

ギル達は馬に乗り左翼に合流した。

 

 

 

 

 

 

その後巨人とは遭遇するもギルの班は4人の連携が上手く行き殉職者は出なかった。そして無事にトロスト区に帰還した。

 

「ペトラちょっといいか?」

ギルはペトラの所に向かい話しかけた。

 

「あ。ギル班長私になにか?」

ペトラはギルが何故自分の所に来たのか疑問に思った。

 

「お前、リヴァイ班に所属する気はないか?」

「わ、私がリヴァイ兵長の班に!?何故私なんですか?討伐数ならヴァンが一番の筈ですが・・・」

「理由はお前が一番周りを見ていたからだ。それに討伐数だけじゃない。的確な補佐があったからだ。確かに討伐数は重要だが、討伐する為には腕や足を切り落とす事も大切だからな。今回俺の班が討ち漏らしがなかったのはお前の働きがあったからだ。その力をリヴァイの所で役立ててくれないか?」

ギルがペトラにリヴァイ班に所属しないか聞くと、ペトラは何故自分なのか疑問に思ったが、その理由をギルは言った。

 

「そこまで評価していただけるとは・・・分かりました。その話受けさせていただきます!」

「ありがとう。じゃ、早速で悪いが顔合わせに行くぞ」

「はい!!」

ペトラはリヴァイ班に入る事を決め、顔合わせの為にリヴァイ達がいる所に移動した。

 

 

 

「ってなんでアンタが居るのよオルオ!!」

「そう言うお前こそなんでいるんだペトラ!!」

リヴァイ達がいる所に行くとペトラは薄い茶髪で髪色と似た色の瞳をしている老け顔の男性を見かけると声をあげた。老け顔男性オルオ・ボザドもペトラがいる事に声をあげた。

 

「俺はリヴァイ兵長にスカウトされたんだ!お前は何で此処のいる!?」

「アンタがリヴァイ兵長にスカウトされたなんて信じられない!?私はギル班長にスカウトされたのよ!!」

2人は言い争いを始めリヴァイを除く全員が苦笑した。

 

「おいお前ら・・・煩い静かにしろ」

リヴァイの声で2人は言い争いを辞めリヴァイに向き直った。

 

「ここにいる全員ああ、ギル以外が特別作戦班の班員だ。この班の人員は俺とギルが任せてた。つまりどちらもこの班所属って事だわかったな?」

「「はい!わかりました!!」」

リヴァイに睨まれながら言われ2人は返事をした。

 

「所でリヴァイ、ギルは俺達の班員じゃないのか?」

「そうだよリヴァイの兄貴。ギルは違うの?」

「俺は覇気とかを教えないと駄目だから籍はリヴァイ班だがフリーだ」

『『『へ~え~』』』

ファーランとイザベルが言うとギルが答え、その答えに全員が納得した。

 

「ギルを含め此処にいる全員が同じ班だ。まあよろしく頼む」

『『『はい/おう!!』』』

リヴァイの言葉に全員返事した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調査兵団特別作戦班(通称「リヴァイ班」)

 

班長  リヴァイ

班員  ファーラン・チャーチ

    イザベル・マグノリア

    エルド・ジン

    グンタ・シュルツ

    ペトラ・ラル

    オルオ・ボザド

特別員 ギル・バビル

 




進撃で一番好きな女性キャラはペトラさんです!!次がアニです!!

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