ヒエヒエの実の能力者が巨人が蔓延る世界に転生した   作:マスターM

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説明

 私はイルゼ・ラングナー。第34回壁外調査に参加。第二旅団最左翼を担当、帰還時巨人と遭遇。所属班の仲間と馬も失い、故障した立体機動装置は放棄した。北を目指し走る。巨人が支配する壁の外で馬を失ってしまった。人の足では巨人から逃れられない。

 私が今取るべき行動は恐怖に平伏すことではない。この状況も調査兵団に志願した時から覚悟していた。

 私は死をも恐れぬ人類の翼。調査兵団の一員。例え命を落とすことになっても最後まで戦い抜く。武器は無いが私は戦える。この紙に今を記し今できる事を全力でやる。私は屈しない。

その時巨人に遭遇してしまった。

 

「わ・・・わ、わたしは、屈しない・・・」

 巨人遭遇。すぐに私を食べない、奇行種か・・・。終わる事を覚悟したが、その時巨人がしゃべったのだ。ありえない事だが意味のある言葉を発音した。『ユミルの民』『ユミル様』『よくぞ』間違いない。

 この巨人は表情を変えた。私に敬意を示すような姿勢を取った。信じられない恐らく人類史上初めて私は巨人と意志を通わせた。

その後巨人に存在、所在、目的を問うがうめき声をあげるだけで応答は無い。私は段々と巨人に対する憎しみが沸き上がって来てその巨人を罵倒した。それに苛立ったのか分からないが襲い掛かって来た。

 

 

 

 

 

結果を言えば私は助かった。但し自分の力ではない。突如現れた少年に助けられたのだ。その少年はブレード無しで巨人の腕を切断し私を救った。その後気づけば巨人との距離が開いていた。私を降ろした少年は無防備に近づきそして次の瞬間ーーーー巨人が氷漬けになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取り敢えず簡単に応急措置するか」

7m級の巨人を氷漬けにしたギルは女性の元に行き、自らの能力で氷を作り着ているマントを破り、それを折れた左腕に巻いた。

 

「本当はちゃんとした措置をしたいが、今はそれで我慢してくれ」

「いえ。食べられなかっただけまだましです・・・」

「そっか。所で何故 巨人族が人を食べようとしたんだ?」

「巨人、族?巨人は巨人じゃ・・・」

「ううん・・・?」

ギルは会話が噛み合っていない事に気付き質問した。

 

「所で此処は偉大なる航路(グランドライン)か?それとも東の海(イーストブルー)か?西の海(ウエストブルー)か?南の海(サウスブルー)か?北の海(ノースブルー)?」

「グランド、ライン?それに他の4つも聞いた事ない・・・やっぱり君は壁の外の人間?」

「ちょっと待ってくれ壁って何だ?」

ブツブツと言う女性の言葉に壁の外の人間と言う言葉に思わず聞いた。

 

「ええっと、少し長くなるけど・・・」

そう言い女性はギルに説明を始めた。

100年前に突如現れた巨人に人類の多くが食われ、巨人が越えられない50mの壁を3重に築き上げ残った人類はその中で暮らしていると。

 

 

 巨人を氷漬けにした少年は自らの体から氷を作り、少年が着ていたマントを破り折れた私の左腕に巻いてくれた。その後少年の話を聞くと、どうやら少年はこことは違う所から来たそうだ。私は少年に壁の事を話した。

 

「100年前ね・・・俺がいた所では100年前以上から巨人族はいたからやぱり別世界か・・・。て、事はやはり死んだ事だな。だがどうして悪魔の実の力を持ったままなんだ?」

「ちょっと待って!君今死んだって・・・」

「ん?ああ、死んだな。詳しくは殺されたけどな」

「巨人を一瞬で凍らせる君より強いの?」

「ああ強い。俺もそんなに強くない俺の世界ならトップ10にも入ってないだろう」

「君の世界っていったいどうなっているの?」

「俺の世界は・・・」

私は少年の話を聞き驚愕した。何処までも続く海に様々な島、海賊と海軍。そして少年も食べたと言う海の秘宝である悪魔の実。目の前の実例をみて認めるを得ない少年は違う世界から来たと。

 

「取り敢えずその壁に向かえばいいのか?」

「あ、はい。ええっと・・・」

「そう言えば名乗ってなかったな。俺はギル。バビル・D・ギルだ」

「私はイルゼ・ラングナーです」

お互い自己紹介を済まし北を目指した。


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