五等分の花嫁を近々投稿すると言ったな?あれは嘘だ。
すいません。単純に話のストックがないので気晴らしに作った話です。
実際こんな話があったらいいな。
『今からこちらに帰還してもらいます。最後の異聞帯お疲れ様でした』
シオンさんからの通信が入る。僕ら汎人類史は第七異聞帯、そしてクリプターのデイビッドさんを倒してカルデアに戻る
けど最後の戦いは残ってる。まだ...
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「皆さんお疲れ様でした!これで汎人類史も元に...嘘...まだ白紙化されたまま...?」
覚悟を決めろ。藤丸立香!
「皆本当にお疲れ様」
僕は1歩前に出て皆に声をかける
「先...輩...?」
「マシュもダ・ヴィンチちゃんもホームズもシオンさんも新所長もムニエルさんもみんな本当にお疲れ様」
皆が僕を見る
「本当に長かった...ロマニがいなくなって...カルデアは襲われて...」
「立香くん?どうしたんだい?」
「皆気付かなかった?僕達が相手にしてきたビーストの数」
「それは...6体ですけど...あっ!」
「気付いたかな?僕達が倒してきたビーストは6体。まだ最後の1体が残ってるんだ」
「心当たりがあるのかな?ミスター立香」
「わからないの?ホームズ。心当たりがあるも何も、
皆は僕の発言に目を見開き僕を見てきた
「改めて。ようこそ。最後の異聞帯。人理継続保障機関カルデアへ。僕は『犠牲』の理をもつビースト」
僕は正体を明かした
「先輩...その姿は...」
「言ったでしょマシュ。僕が最後のビーストだって。僕を倒さない限り汎人類史は元には戻らない。でもいいんじゃないかな?だって今までいろんな人が『犠牲』になってきたんだもん。特異点を元に戻すためにあらゆる『犠牲』を払ってまで聖杯を探した。史実とは別になっているから聖杯を手に入れれば特異点は修復されて死んだこともなかったことになる?それでもその時間は確かに流れてるんだ。世界が別かの話じゃないんだよ。死んだか死なないかの話。それに特異点を全て修復したってその『犠牲』になったのはロマニだった。異聞帯でもそう。異聞帯に住む人達の『犠牲』で僕らは汎人類史に戻そうとしてきた。その『犠牲』の数々が僕をビーストへと追い込んだ。だから僕は決めたんだ。僕が絶対的な力を持って支配すれば誰も『犠牲』にならずに済むって。いい考えじゃない?その僕の考えの結末がここ。クリプターに襲われなかったもしものカルデア。争いもないから誰も『犠牲』にならない。最高じゃないか。クリプターの人達やロマニもいる。誰も悲しまなくていい世界。マシュもそんな世界の方がいいよね?」
「わ...私は...」
「ああ、そっかごめん。マシュ達からすれば汎人類史の方が大切だもんね。なら僕を倒すといい。僕という『犠牲』を超えてこれから先も数々の『犠牲』を生み出すといいよ。...まあ、僕に勝てればだけどね」
僕は魔力を高める。ビーストになってから抑えてきた魔力を
「この魔力反応は...!」
「僕の魔力だよ。ビーストになってから押さえ込んできたんだ。さあ、数多の人類史の英霊たちよ!そして冠位を授かりし英霊よ!最後の人類悪!藤丸立香を倒して見せろ!!」
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「はあ...はあ...先輩...」
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう
数時間か、はたまた数日か
僕はついに地面に倒れふした
僕の目の前に立っているのはマシュやサーヴァントに守られていた職員。ダ・ヴィンチちゃん。それとマーリンとギルガメッシュだ
「本...当に...僕は...負けたんだね...悪は必ず正義に敗れる...はは...エミヤの言った通りだ...」
数々の英霊を
今まで一緒に旅をしてきた皆を
かつてビーストであったキアラやカーマを
「マスター。君ほど人類悪に相応しい人間はいないよ。『犠牲』を背負い続けた結果が君をビーストにしてしまった。それでも君は『犠牲』を減らすために奔走した。『犠牲』を減らしたいがために支配者になる。それは『人類愛』とそう変わらないと僕は思う。そして君は英霊を座に還す時に哀しい顔をしていた。君がビーストにならない世界があるのなら...僕はそう考えてしまったよ」
「かつて我は言ったはずだぞ?人類愛とは即ち人類悪であると。まさか貴様が人類悪になるとは思いもしなかったがな。だがビーストになろうとも『犠牲』を減らそうとしたその尽力、実に大儀であった。しばらく休むといい」
「ははっ...まさか2人から...そんな事を言われるなんて...」
「マスター君。君に無茶をさせすぎたみたいだ。君は常に弱さを見せず特異点や異聞帯を解決してきた。私達はそれに頼り切ってしまってたのかもしれない。いや...頼りきっていたんだ。君の気持ちも考えずに。汎人類史の為にロマニが『犠牲』になったと君は言ったね。君もその『犠牲』になっているのを気付いていたかい?今がその状況だ。君という『犠牲』で汎人類史は元に戻る。君の嫌いな『犠牲』だろう?」
「言っただろダ・ヴィンチちゃん...僕は元々...負ける気なんてなかったんだ...僕が支配者になって『犠牲』のない世界を作る...カルデアなんて障害にさえならないと思ってた...これじゃあ...他のクリプターと同じだね...」
僕は壁に寄りかかって座りながら立っている皆を見る
話すのもやっとなこの状況が僕を死へと誘う
「先輩...先輩はいつも笑って過ごしていました。その笑顔の裏にこんな事を考えていたなんて思いませんでした。『犠牲』を背負ってきた先輩の辛さは私では図りきれません。ビーストⅣの『犠牲』で蘇った私には何も出来ません...でも先輩が守ったこの世界で皆で生きていくのが私の夢なんです。先輩も必要なんです。だから...!」
マシュが何かを言っているけどもう何も聞こえなくなった
「ねぇマシュ...僕は...どこで選択を間違ったのかな...」
ありがとうございました。
評判がよければぐだ英霊編とか書いてみたいかなって思いました。
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