渚桃が好きな方の為の暗殺教室   作:へたくそ

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2時間目  ターゲット

矢田Side

 

 

寺坂「暗殺の計画すすめようぜ」

 

 

 

寺坂君たちが潮田君を外に連れ出したのが偶然目に入った。3人は乗り気な感じだったけど潮田君は渋々という感じで少し気になってひなちゃんにはトイレに行ってくると言って潮田君の後を付けて来た。

 

 

矢田Side out

 

 

学校の外にあるグラウンドに通じる階段で4人は話していた

 

 

 

寺坂「あのタコ、機嫌によって顔の色が変わるだろ。観察しとけって言ったやつできてるか?」

 

渚「…一応。余裕な時は緑のしましまになるのは知ってるよね。生徒の回答が間違ってるときは暗い紫色、正解だったら明るい朱色。面白いのは昼休みの後で…」

 

寺坂「俺は知らなくていいんだよ」

 

 

 

渚が説明してる途中で寺坂が割り込んできた

 

 

 

寺坂「作戦がある。あいつが一番油断してる顔の時だ。お前が刺しに行け」

 

渚「僕が?で、でも…」

 

 

 

寺坂が対先生用ナイフを渚に差し出して無理やりに作戦を提供する

 

 

 

寺坂「いい子ぶってんじゃねえよ。俺らはE組だぜ?ここのレベルについていけなかった脱落組。通称『エンドのE組』。毎日山の上の隔離校舎まで通わされて、あらゆる面でカスみたいに差別される。落ちこぼれの俺たちが100億円稼ぐチャンスなんて社会に出たって一生回ってこねえぞ。抜け出すんだよ、このクソみてえな状況から…」

 

 

 

そう言いながら寺坂は後ろポケットから何かが入った小さいきんちゃく袋を取り出し、渚の顔の前でぶらつかせ、不気味な笑みを浮かべながらこう言った

 

 

 

『たとえ、どんな手を使ってもな』

 

 

 

そう言い終えた寺坂達は「しくじるなよ渚くん」と笑いながら去っていった。渚は受け取ったきんちゃく袋を胸にあて俯いていた

 

 

 

僕がE組に落ちた瞬間、クラスメイトの態度が激変した。親友とまではいかないものの、そこそこ仲の良かった友達もいた。友達のはずだった。でも…

 

 

 

(渚のやつE組行だってよ)

(うわっ、終わったなあいつ)

(俺あいつのメアド消すわ)

(俺も。同じレベルって思われたくなえし)

 

 

 

そこに友達はいなかった。いるのはただ僕たちE組に対する差別意識を持った人たち。そこで僕は自覚させられた。脱落組、落ちこぼれ、終わった(エンドの)E組なのだと。勉強でもそれ以外でも何も求められないのが僕らだ。そんな僕らが…

 

 

渚がそんなことを考えていると一人の女子生徒が近づいてきた

 

 

 

矢田「潮田くん、だったよね?どうしたの?そんな顔して。寺坂君たちに何かされたの?」

 

渚「あ、うん。矢田さんだよね。大丈夫だよ。ただ暗殺の計画を進めてただけだから」

 

 

 

一応顔と名前は知っているが、矢田さん話すのはこれが初めてだ。僕を心配してくれる矢田さんが優しいのはすぐにわかる。そんな矢田さんに隠し事するのは申し訳ないが教えるわけにはいかない。教えればきっとこの人は僕がこれからすることを止めるだろう。

 

 

矢田Side

 

 

潮田君と寺坂君たち4人は校舎の外で何を話していた。暗殺の計画と言ってたのは聞こえてたけど、ここから2人の会話を聞くことはできない。でも潮田君に無理やり何かをさせようとしているのだけは何となくわかった。潮田君に何かを渡し校舎に戻る3人。その後ろで暗い顔をしている潮田君を見て放っておけなくなって声をかけた。

 

潮田君との初めての会話。潮田君は少し戸惑っていたけどちゃんと話してくれた。でも何かを隠していた。それは分かっているけど、ほぼ初対面の私がこれ以上足を踏み入れてはいけないと思い何も聞かなかった。

 

そこに私を呼ぶ陽菜ちゃんの声が聞こえた

 

 

矢田Side out

 

 

倉橋「桃花ちゃーん!早くしないとお昼休み終わっちゃうよー!お弁当食べよー!」

 

矢田「今行くー!それじゃ潮田君、私先に戻ってるね」

 

渚「うん、また後でね」

 

 

 

倉橋さんに呼ばれた矢田さんは倉橋さんの元に走って戻っていく。いつも一緒にお昼を食べてるの見るのから察するに仲が良いのだろう。視線を矢田さんからきんちゃく袋に戻した時、キィィィィィィンっと音が鳴りどんどん大きくなったと思ったら爆風とともに四川省に麻婆を食べに行っていた先生がミサイルを片手に帰ってきた。

 

 

 

渚「おかえり殺せんせー。どうしたのそのミサイル」

 

先生「お土産です。日本海で自衛隊に待ち伏せされて」

 

渚「大変ですね、ターゲットだと」

 

先生「いえいえ、皆から狙われるのは、力を持つ証ですから」

 

渚「っ!!」

 

先生「さ、5時間目を始めますよ」

 

渚「……はい」

 

 

 

先生は嬉しそうに話していた。そんな先生には分からないよね。皆から暗殺のターゲットにされるという事は、裏を返せば皆に実力を認められているってことだ。そんな怪物に期待も警戒もされなくなった認識さえされない人間の気持ちなんて。

 

 

 

(お前のおかげで担任の俺の評価まで落とされたよ。唯一良かったのは、もうお前の顔を見ずに済むことだ)

 

 

 

心臓の音が早く、強くなる。今なら殺れるかもしれない。だってあの怪物にも僕の姿は見えてないんだら

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