ハイスクールD×D〜交差する仮面の騎士〜 作:ゼパル・ガルベスク
活動報告の方も確認お願いします。
ココはとある世界のとある島にある洞窟、其処には黒いローブに身を包んだ者達が月夜の光に照らされながら集まっていた。
「では、三周期目の第1回目の集まりを開始したいのだが……この私、メタリカが進めて良いかな?良ければ沈黙してくれ」
メタリカと名乗る者の問いに一同は沈黙したまま頷き反応する、それを了承と確認したメタリカは左手を天に向けて指差す。
メタリカ「では、早速報告から入ろうか。担当者のレギュラス、ラゴルド、メッショウ、ドハデミンゴ、マバユシ、モヤミ、バンジウは報告を頼むよ」
「魔力担当レギュラス、昨日の魔力測定で異常な数の魔力を発見した。
「ドラゴン担当ラゴルド、オーフィスが組織を作りグレートレッドを倒そうとしている。二天龍は赤が発見出来てないから多分覚醒前だ」
「lmyq/ad_gj"q+〒○ぬせds@,]…,=→。e_5×÷<>44人$°回度gvkjmdaw425"/&☆☆2°÷4^〒my・5「○□◎!!」
メタリカ「まだ喋れないのか…………?まぁ、担当してる異次元では異常がないって事だね。それでは次!!」
「はーい!人間担当ドハデミンゴ、何やら神器持ちの人間達が沢山集まってるわ。それも現在の英雄のね♪」
「天使担当マバユシ、種族問わず数を治す神器使いを発見、現在はフリーの堕天使達と合流する予定らしい」
「堕天使担当モヤミ、何やらアザゼルは神器使いを集めているらしい。まあかと言って戦争では無く何かに備えてるらしい、あと神器を人工的に作り出したりもしてる」
「悪魔担当バンジウ、フェニックス賞家三男が婚約する事以外は特に…いや待てよ?駒王町とかに魔王の身内が二名いるとか」
メタリカ「駒王町?とある英雄譚にそんなのがあったような…まぁ取り敢えず視点を一度其処に捉えよう。『スコーピオン』と手下達を町に放って選別するんだ」
ドハデミンゴ「運が良ければ神滅器使いが見つかるかもねぇ」
レギュラス「取り敢えず手下の方は雑魚で様子見だ、私が手配しよう」
メタリカ「あぁ、宜しく頼むよ。それでは諸君!!我ら『
「「「栄光あれ!!!栄光あれ!!!栄光あれ!!!栄光あれ!!!栄光あれ!!!」」」
そうして彼らは一人、また一人と煙のように消えていった?
***
ここは駒王学園…この日の放課後、この学校は騒がしかった。
「待ちなさい!!」
「この変態ども!!!」
「乙女の敵め!!!」
数十人の女子が竹刀を持ち3人の男子を追っかけていた。
「チクショー!」
「状況は最悪だ!」
「話す暇があるなら走れ!」
今追っかけられている彼等の名は兵藤一誠、松田、元浜という、学園では変態三人組のあだ名で、悪い意味で有名な三人である。
今日も、女子剣道部の着替えを覗き見た為、同部活に所属する女子達に追っかけ回されていた。
そして
一誠「うわっ!」
松田「ギャン!!」
元浜「オウ!」
前にいた一誠が石に躓き、後ろにいた松田と元浜もそれに続き転んでしまった。
そして
「覚悟は良いかしら…」
「「「お、お助けえええええ!!!!」」」
学園中に三人の悲鳴がこだました。
***
一誠「イテテテ…まさかあんな所で転ぶとは……」
松田「頼むぞイッセー!お前が1番足速いんだからよ!」
元浜「そうだぞ!俺達は一連托生の中だ、お前のミスは俺達のミスとも知れ!!」
一誠「悪かったって、気分転換に教室でエロ談義でもしようぜ。とっておきのエロ本があるんだよ!」
「「しょうがないなぁ、許してやるよ」」
剣道部員達にボコボコにされた三人は懲りない感じで教室に戻っていく、仲が良いのは素晴らしい事だが反省がないのはちょっとアレである。
一誠「全く、調子が良い奴らだ《ガッ》イテッ!?」
元浜「イッセー!?大丈夫か?」
松田「誰だよ!石なんて投げやがって!!」
すると、何処からか先の尖った石が一誠の額に当たる。当たった場所からは血が流れており、少し場所がズレていたら失明しても可笑しくは無いものである。
実を言うと、一誠は昔からこのような事にあっている。小学校中学年辺りからこのような事があり最初は上履きや筆箱などを隠される程度の物だったがどんどんエスカレートしており、高校に入った頃には骨を折る大怪我を負う事もあった。
元浜「なんなんだ本当に!イッセーばかり狙いやがって、文句があれば直接言えば良いものを!!」
松田「と言うか狙うなら木場とかそう言うイケメンを狙えよ!!陰口叩くしか出来ん俺が言うのもアレだが、なんて陰湿な奴なんだ!!」
一誠「だ、大丈夫だって。ちょっと瞼を切っただけだから、お前らに何もなくて本当に良かったよ」
松田「イッセー、お前はもっと怒るべきだぞ?完全に命を狙われてるからなお前」
元浜「そうだぞ、高校に入ってから
二人の言葉に一誠は目頭が熱くなる、正体不明の頭痛とフラッシュバック…まるで自分以外の何者かが身体の中に居るような感覚に襲われている。
ーバッタを模した戦士が怪物に蹴りを放つ
ー赤い兎と青い戦車の戦士が数式を模した攻撃を放つ
ー龍を模した二人の戦士が互いに攻撃をする
ー宝石を模した戦士が龍に跨り巨躯な怪物と戦う
これらの他にも様々な戦士が怪物と戦っている映像が流れてくるが、一誠はそれを見るたびに悲しくなり不安になる。怪物が無念のうちに消えていく度に孤独感に襲われて気を失いそうになる。
そして最近は悲鳴を上げながら殺されて骨や影すら残らずに爆散していく怪物達の映像が流れてくる、人間も先程の戦士達に殺される。ヘラヘラと悪魔の様に嘲笑いながら命を散らす様に最初は絶叫したものだった。
一誠「取り敢えず保健室に行って傷の手当てだけするから、二人は先に戻ってくれよ。ホントに大丈夫だから」
松田「まぁ、そこまで言うなら……」
元浜「キツくなったらいつでも言えよ?」
心配そうに後ろを振り返らながら声をかける友人二人に申し訳ないなと思いながら一誠は保健室に足を進める。これに関しては彼は完全に被害者である、罪に対し罰が大きすぎるし、何よりコレは
一誠「はぁ…また迷惑かけちゃったな……父さんと母さんも心配するだろうし…………」
ただ、言える事があるとすれば……
一誠「心配かけてごめんなさい…父さん母さん、危ない目に合わせてごめんなさい…松田に元浜。誰か知らない奴、
こんな所に居てごめんなさい…」
兵藤一誠という『主人公』は他者の手によって歪んでしまった事は確実である。
「今度こそ、助けるからな……」
『ライダーファンクション、ペルセウス!』
6/20に名前をクロスからペルセウスに変更しました、なんども変えてすみません。
※仮面ライダーディセントとクロスに関しては別の小説で活躍させます。