U05基地の化け物ハンター   作:イナダ大根

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第28話・勝者、黒幕、生存者2

 

マンハッタンシティから離れたところにある寂れたパーキングエリア、普段はほとんど使う人間はおらず店もすべてなくなっている廃墟では今日に限れば人と人形達が最低限の警備を残して思い思いの休息をとっていた。

グリフィンのハンヴィーやトラックに交じって、SUVやセダン、市営バスが駐車され、地獄のようになったマンハッタンシティから辛くも逃げ出したパトロール部隊や偶然救えた市民たちはようやく得られた安心に緊張感がほぐれたのかほとんどがその座席で瞳を閉じて眠りについている。

燃料僅かで駐車場に降りたUH-60ブラックホークも徒歩での避難に成功した避難民たちに開放しており、主に子供が中で雑魚寝している。

その小さな命の吐息を肌で感じながら、奏太は一人パーキングエリアの外縁に立ってマンハッタンシティにつながる道路の先に目をやっていた。

 

(もう誰も来ないか…またか)

 

もう何度目かもわからない悲劇だ、奏太は小さく息を吐いて足元でもがくオド・ストレンジャーに目を落とし、FNCの面影を残す頭にマチェットを振り下ろして止めを刺した。

正規軍の航空部隊が上空を抜けてからもう一時間、街を脱出してからは数時間以上経っている。きっとマンハッタンシティでは軍とあの未確認NMCとの戦いが続いているか終わっているころだろう。

その混乱を縫って、わずかでも生き残りが逃げ出してくるのではないかと期待していたが望みは薄そうだと感じ始めていた。

やってくるのは警戒網を抜けてくるNMC、ストレンジャーやチェイサーの気持ち悪い連中ばかりで人間や人形たちの生存者は数えるほどだった。

自分たちが偶然救えた市民の数は僅かにすぎない、U01基地から脱出しマンハッタンシティを抜ける際に偶然合流できた人々を引き連れるだけで精いっぱいだった。

敵前逃亡も同然の逃避行だったが奏太は自分の判断を間違いだとは思っていない。何もわからない正体不明の敵に、圧倒的に不利な状況で戦闘を行わせて仲間たちを無駄死にさせる気は毛頭なかったのだ。

まったくとんだ大騒ぎになってしまった、こういうのは後が面倒くさくて困る。事が落ち着けば、きっとグリフィンでも自分たちはつるし上げを食らうことになる。

そうする理由があるのは理解できるが、こちらの理由も聞かずに処分をするというのなら勝手にしろという話だ。

 

「こちらアルファ1、目標を殲滅。ほかは?」

 

≪付近に敵影無し≫

 

「今のところは安全か、了解」

 

無線機の向こうから聞こえるM2HBの報告の奏太は短く答える。その声色はよどんでおり、彼女も疲れがにじみ出ていた。

脱出の際、文字通り弾が尽きるまで空を飛び回り車列を援護してくれた功労者なのだから当然だ。落ち着いたら二人を労ってやろう。

 

≪こちらSPAR1、指揮官、聞こえるか?≫

 

「こちら指揮官、何かあったか?」

 

インカムから聞こえてくる雑音交じりの無線通信に奏太は頭を切り替えて答える。周辺哨戒に出ているSPAR小隊のM16A1からだ。

奏太は仕留めたオド・ストレンジャーの死体を道路脇の茂みの中に蹴り飛ばしながら答えた。

 

≪またNMCだ、数3、ストレンジャーだ≫

 

「了解、静かにやれ」

 

≪わかった≫

 

無線が途切れて再び静かな空間が戻ってくる、だがこの周囲はかつてとは比較にならない危険地帯になっているのだ。

マンハッタンシティから逃げ出したのは人だけではなくNMCも同じだった、そして森に逃げ込んだNMCは腹を空かしてマンハッタンシティから逃げ出してきた人々や潜んでいた鉄血の偵察員を食い殺している。

自分たちの部隊も何度となくNMCの集団と鉢合わせになった、殺しても殺してもキリがない。

 

(いや、それとも何かに目を付けられたかな?)

 

かすかに感じる監視の視線、姿は確認できないが確実にみられている。奏太はあえて無視しながら、マチェットを軽く振って血を振り払って鞘に戻す。

それがNMCかそれともほかの何かはわからないが、もし何か企んでいるのなら警戒するに越したことはない。

 

≪シエラ1から指揮官、撃破2、チェイサー、移動します≫

 

「了解。シエラ1、残弾は?」

 

≪残弾28、まだいけます≫

 

「わかった、任せたぞ」

 

≪了解!!≫

 

(厄介なことになったもんだ、別にこれでクビになろうが俺たちはどうってことはないが…あいつ等にも責は及ぶよなぁ…)

 

そうなったら溜まったモノではない、グリフィン上層部のほとんどは典型的な人類生存可能圏内の人間だ。人形の事なんて人間よりも簡単に決めつけるだろう。

そうなったら彼女たちは処分される、クビにして放り出すだけならまだマシだが機密保持も考えればSPAR小隊以外は間違いなくIOPに返還されるか廃棄処分になるはずだ。

そうなったら彼女たちは死ぬ、ここまで一緒に何とかやってきた仲間が死ぬのを見過ごす気にはなれない。

最悪の場合は札束で殴ってやろう、処分する金以上の金で買い取ってやれば文句は言えないはずだ。機密保持といっても彼女たちは一般的な社外秘しかないのだから。

もちろんとんでもない出費になる、これまで貯めてきた財産の大半が消えることになるししばらくは危険な仕事を受けてデカく稼がなければならないだろう。

恐ろしい金額になった預金通帳を想うと気が沈むが仲間のためなら仕方のない出費だ。感じるものがなくなるわけではないが。

奏太が預金通帳の暗澹たる数字を思い浮かべてため息をついていると、背後からあまり聞き覚えのない声がかけられた。

 

「すみません、ササキさんでしたっけ?」

 

少し迷いのある声だった、振り返るとU05基地では見ないショットガン型の戦術人形であるSPAS12がいた。見たところひとりのようだ。

ほかの仲間と一緒にSPAR小隊から対化け物戦のレクチャーを受けていた際に事件の勃発したために、彼女たちはSPAR小隊との連携もあってNMCに対抗できたため部隊は全員生き残ったがすでに装備を使い果たしていてここの防衛には配置していない。

U01基地のほかの生き残りもすべて同じで、周囲に散らばって応戦しているのは別の武器でも戦えるU05基地のメンバーだけだ。

 

「どうも、今大丈夫ですか?」

 

「危ないぞ、さっきも一体仕留めたところだ。どうしたんだ?君たちは警備配置に付けていないはずだが?」

 

「落ち着かなくて…それで手伝いでも」

 

「やめておけ、武器がないだろう。休んでいたほうがいい、今日は最悪だったんだ。こっちは任せな、一体も通さんよ」

 

彼女は黙って首を横に振る。彼女にはつらい仕事になる、このあたりで襲ってくる敵は鉄血ではなくNMCの確率が高い。

マンハッタンシティで発生したNMCの大本は、おそらく街で普通に生活していた人間や人形である可能性も極めて高い。

街を守っていた彼女にはつらい仕事になる、疲れているだろう彼女にこれ以上負担を強いるわけにはいかなかった。

 

「静かですね、まるで何もなかったみたいです」

 

(そりゃ銃声で誘引しないように静かに始末させてるしな、弾もないし)

 

街の方では大規模な戦闘が起きているだろうが、その銃声もここまでは響いてこない。周囲で行われている戦闘は、できるだけ静かにことを済ませるように言明してある。

先ほどの無線で発見されたNMCも、今頃はSOPMODⅡあたりがサバイバルナイフで切り刻んでいることだろう。

奏太自身、残弾はもうわずかだ。ガリルAR突撃銃は15発、M29マグナムリボルバーの6発、残りは今哨戒に出ている仲間に分けてしまった。

それでも哨戒に出ている仲間たちも万全ではない、普段の3分の1程度にしか弾は残っておらず疲労も溜まっていて無理はさせられない。

 

「周りの敵は大体片づけてある。哨戒も出してるから、そうそうここまでは来ないさ。時期に迎えがくる、あと少しの辛抱だ」

 

それを正直に話したらまたこじれそうなので隊内だけでの伝達だが、できればこのまま迎えが来てほしいところだ。

U05基地からの救援はもう少しで来るはずだ、事前の連絡にあった零式艦上戦闘機五二型3機とV-22オスプレイ2機ならばこのあたりに潜む鉄血の偵察隊程度の対空火力ではビクともしない。

 

「笹木さん、どうしてあなたは、街の人々よりも人形を優先したんです?」

 

おそらく撤退中の時の指示のことを言っているのだろう、SPAS12の言う通り撤退中に自分は車を止めるなと指示を出した。

彼女たちにはマンハッタンシティを守る義務があった、そこに住み人々を助ける任務があった。それこそ、自分の代わりに人々を車に乗せてでも。

それは人形として正しい、グリフィンとして正しい、しかしそれは悪手だ、もしあそこで止まっていたらきっと誰も助からない。

理由は何とでも付けられる、けど彼女が聞きたいのはそんなことではないのだろうが今の彼女にそれを言うことはできない。

 

「一時撤退のつもりだったよ。結果はこのざまだ、言い訳はしない」

 

「結果はあなたが正しかった。あそこで立ち止まっていたら、今頃はみんな死んでたでしょう…」

 

上空を、あた正規軍の大型輸送機編隊を組んで飛びぬけていく、それを真下から見上げながら奏太は自分たちが脱出してきたマンハッタンシティがあるほうに目を向けた。

このパーキングエリアからはマンハッタンシティを見通すことはできない

 

「ササキさん、私たちは街を取り戻せるでしょうか?」

 

「正直に言うがいいか?」

 

「お願いします」

 

SPAS12は少し逡巡したが、表情を引き締めて頷く。だが、彼女の願いを否定する前に現実がすべてを否定した。

街の方角から真っ赤な閃光が空を焼き、次いで遠来のような爆発音が響いた。それは第三次世界大戦の頃から見慣れた街が消える合図だった。

E.L.I.Dによって汚染された区域に行われる戦術兵器による滅菌攻撃、高火力兵器を用いて一撃のもとにすべてを焼き払う自滅じみた作戦だ。

あの光が上った場所はのちに入植可能になるが、たいていは大きなクレーターか更地しか残らない。戻ってくるべき人はもういないか、ほとんどが拒否する上に新規入居者も周囲の危険性を考えれば出て来やしないのだ。

 

「そう、ですか…そうですよね、すみません、当然ですよね」

 

うわごとのようにつぶやくSPAS12に、奏太は声をかけることができなかった。彼女は今、故郷ともいえる街を失ったのだ。

この時代では珍しいことではない、天災から人災に至るまで原因はいくらでもある。それでも、受ける傷は変わらないのだ。

 

「そっか、もう食べられないんだ。ジョシュアのケバブも、ミリンダのホットドッグも、基地の食堂のカレーも、みんなとのお茶会も、全部なくなっちゃった」

 

「SPAS…」

 

「みんな無くなっちゃった、死んじゃった、指揮官も、トンプソンも、グリズリーも、WA2000も…」

 

SPAS12は真っ赤に染まるマンハッタンシティの方角の空を見上げながら声を殺しながら泣き崩れた。

彼女たちの仲間たちはもう戻らない。U01基地は放棄し今の攻撃で消滅しただろう、仲間たちのデータを保存していたサーバーも基地と一緒に失ったのだ。

トンプソンも失い、シェルターにいたマクラファティも生死不明、基地内での戦闘でほとんどの基地要員が死ぬか化け物に変異した。

彼女たちはここへ来て初めて『二度と戻らないモノ』あるいは『死』を自覚したのだろう、それが今まで自分たちの身の回りであふれかえっていたこともだ。

 

「何も、言わないんですね?」

 

「わかってるみたいだからな」

 

「サブリナから聞いたことがあります。あれは、街が消える時の光だって…」

 

「あぁ、あれは政府が街を放棄した証拠だ」

 

こうなるかもしれないとは思っていた、正規軍があの手の兵器を使ったのならしばらく通信は電波が乱れていて使えないだろう。

奏太は通信機のプレストークを押して通信状態が不安定になっているのを確かめてから、常備している信号拳銃を取り出して信号弾を装填すると空に撃ち上げた。

上空から周囲を真っ赤に照らす赤色の信号弾を見上げたSPAS12が疑問下に見上げていたので、奏太は信号拳銃をポーチにしまいながら言った。

 

「今の爆撃で通信がしばらく使えん、部隊の再集結と上にいる味方に合図、ついでに近場の生存者の目印って感じか。

いらんもんも寄せ付けちまうがそれはそれだ。ほら、迎えが見つけてくれたぞ」

 

奏太は夜空の中にわずかに見える翼端灯の群れを見つけて顎でしゃくる。その群れは信号弾の明かりに向かって真っすぐ向かってきて、二人の上空を一度とびぬけていった。双発機2機、単発機3機の編隊だ。

護衛の零式艦上戦闘機五二型が散会し、パーキングエリアを中心に円を描くように飛んで周辺の安全を確保するとV-22オスプレイが着陸可能なパーキングエリア前の道路に着陸する。

ちょうど奏太たちの目の前に2機のV-22が道路の真ん中に降りると、後部ハッチが開くと同時にブロンドとツインテールの誘導弾頭が発射された。

見慣れた光景であるがゆえに、奏太はSPAS12からさりげなく距離を取ってその二人を受け止めた。

 

『『奏太!!』』

 

きっと心配してくれたんだろうけども、腰と胸に全速力で突っ込んでくるのはやめてくれないかね?日本語の叫びと同時に突っ込んできた衝撃に、思い切り地面に押し倒されながら奏太は笑うしかなかった。

 

『琥珀、市代、生きてるからそれはやめてくれ、死ぬ』

 

『よし生きておるな!!腕はあるか、血は出ておらんな!ちゃんと心臓も動いておるな!!』

 

『心配したんだからね!!あんなの出てくるなんて思いもしなかったし!!あぁもぅ、ほんとに生きてるよね!!』

 

腰に縋り付いて顔を腹にうずめるナガンM1895の琥珀、同じように胸に顔をうずめるスプリングフィールドM14の市代。

二人ともCIRASボディアーマーやマガジンポーチに思いっきり顔をうずめているようなものだが、まったく意に返す様子はない。

思いっきり奏太を抱きしめて少し落ち着いたのか、今度は体をべたべた触り始めて傷の有無を確認してからまた優しく抱きしめられる。

自分が悪いわけではないが彼女たちに心配させてしまったことは少し悪く思えた。そう簡単に死ぬとは思っていないだろうが、それと心配は別なのだ。

 

『大丈夫だ、お前たちこそ慌てすぎだ。感染したらどうする?』

 

『そういうこと言わないの!本当に気が気じゃなかったんだよ!厄介なことになっちゃったんだから!!』

 

『何があったんだ?』

 

『SRPAで博士に仕事を頼んだら政府の連中が出てきやがったのじゃ、この件は保安局が預かるとか抜かしながらのぅ』

 

『政府が動いた?だから時間喰ったのか、面倒臭い話になってきたな』

 

『まったくだよ。そのあとはブレイク大佐たちと一緒ににらみ合い、しかも私たちを初期化するとか言い出すし』

 

『そいつはどこのどいつだ?後悔させてやる』

 

一瞬で堪忍袋が分子崩壊した、俺の妻たちを殺すといったくそ役人にはわからせてやらねばなるまい、少なくとも死すら生ぬるい。

 

『大丈夫じゃ、今頃はアニオタ変態ムッツリハゲとして噂されとるじゃろうよ。大佐も協力してくれたから痕跡一つ残しとらんぞ』

 

『何したんだ?』

 

『ちょっと鬼畜物を忍ばせてやっただけじゃよ』

 

『メールを開いたら勝手に古い隠しファイルができて、しかも時間差で画面に流れる感じの簡単なトラップを送ってやっただけ』

 

『あれか』

 

南無、名も知らぬ政府職員、きっと某島国の系譜であるハード系R18アニメは破壊力抜群だろう。

琥珀の事だ、意味が分かるようにこちらの言葉に吹き替えられたものを仕込んだに違いない。

 

「笹木さん、そのお二人とは、そういうご関係で?」

 

しまった、つい話し込んでしまった。それも日本語で話していたからSPAS12にはさっぱり理解できないはずだ。

SPAS12をほったらかしにしてしまったことに気付いた奏太が彼女のほうに目をやると、彼女は複雑そうな表情をしていた。

納得したくないけど理解できる、理解できるけど理解したくない、そんな感情のせめぎあいが彼女の表情から見て取れた。

どうこたえるべきか少し戸惑っていると、SPAS12は少し逡巡するそぶりを見せ、人形らしく一瞬で無表情に戻ると踵を返してパーキングエリアのほうに歩いていく。

これは誤解されたかな、それも冗談で笑えない方向に。奏太はそんな感じがして、脱力して地面に体を投げ出すとキョトンとしている二人の頭に軽くチョップを落とした。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

(やってしまったぁぁぁぁぁ!!)

 

道路からは見えない車の陰で我に返ったSPAS12は悶えるしかなかった。

 

(そりゃそうよ、当たり前よ!あんなことになってた街から生きて帰ってきたならああいう反応するわよ!!何考えてんの私!!!)

 

琥珀と市代に抱き着かれて見せた奏太の和んだ表情、奏太の無事を喜んでいる琥珀と市代、その姿とやり取りを見ていて自分は怒りと羨ましさを覚えていた。

彼らのやり取りは理解できるが理解したくない、共感できるけど否定してしまう。

二人は見るからに彼とは特別な関係だ、それは二人の薬指に光っていた指輪からも容易に想像がつく。

だから嫌でも勘ぐってしまった、奏太は自分が生きるために街の人を犠牲にしてまで逃げた。あの逃避行は言い訳だと。

そんなことする人じゃないと言えるほど自分は彼を知らない、けど彼を慕う部下の様子を見ればそんな人ではないことは分かる。

でも納得できなかった、そんな感情がとめどなくあふれかえってどうしようもなかった。

どうしてそんな風にできるのか、どうして町の人じゃなくてあなたが生きているのだ、そんなバカげた非難まで湧いて出てきてどうしようもなくなってしまい、気が付けばこうして車の陰にいた。

 

(ど、どうしよう、これからどうしよう、マジで顔を合わせる自信がない)

 

気まずく思いながら車の壁から奏太たちを覗くと、座りなおした奏太に未だに抱き着くナガンM1895とスプリングフィールドM14が何か話し合っていた。

ここからはよく聞こえないが、3人ともおそらく日本語らしい外国語で喋っていて何を言っているのかわからないが少し3人も気まずげだった。

 

(M1895がコハク、M14がイヨ?それってM16A1が言ってた化け物狩りのスペシャリストってこと!?ぁぁぁぁぁ!!!)

 

完全にやらかした、とんでもなく失礼なファーストコミュニケーションだった。もしタイムスリップできるなら、感情を抑えられなかった自分をぶん殴りたい。

何とも運の悪いことに相手はU05基地の重要人物であった。そんな彼女たちに自分の感情を制御できず、挨拶一つせずに逃げてしまった。

仲間のところに帰ろうにも恥ずかしくて帰れず、かといって奏太に謝りに行こうとも考えたがこれもまた納得しきれなくて二の足を踏む。

 

(どーしよ…)

 

正直に仲間に相談するという選択肢が浮かばないSPAS12の声にならない絶叫を聞くものは幸いにしていなかった。

 

 

 





あとがき
何にも知らない、何しに来たのかわからない連中のターン。正直役にたったかは微妙な所、まあ生き残っただけマシなのです。
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