「おーいフータロー」
風太郎は呼ばれた方向を向くと三玖がいた
風太郎「久しぶりだな」
三玖「ん、今日もわからない所の勉強教えてね」
風太郎「あー、それなんだが、今日はここに行くぞ」
そう言って風太郎はパンフレットを見せた
三玖「うん!行く」
三玖は目を輝かせながら答えた
三玖「フータローが誘ってくれて嬉しい
あーゆー所は一人じゃ行きにくくて…」
風太郎「ま、まぁ、たまには気分転換も大事だなと思ってな」
2人は電車に乗って目的地に向かう途中三玖のお願いにより、移動しながら三玖がわからない所の勉強を教えた
風太郎「こ、これは効率的だな!
あいつらも見習って欲しいぜ」
そんなこんなで目的地に着いた
三玖「楽しみ」
風太郎「喜ぶのはこれからだぞ」
そう言って風太郎は受付から高校生2枚で入場チケットを買った
三玖「ん、いくらだったの??」
風太郎「気にするな」
三玖「フータローどうしたの?
いつもならこんなことしてないのに…風邪?」
風太郎「お、俺だって奢る時くらいはある
まぁ、どうしても払いたいなら俺にこの戦国武将展覧で出てくる甲冑の説明をするというバイトをしてくれ
それならどうだ?」
三玖「ん、そんなの朝飯前」
風太郎「よし、成立だな」
三玖「でも、そんなのでいーの?」
風太郎「俺がいいと言ってるんだ、気にするな」
そう言って風太郎は三玖の頭に手を置いた
三玖「ん、分かった」
三玖は頬を少し赤らめながら風太郎とともに歩き出した
三玖は入った瞬間から目を輝かせて、いつものとは違いはしゃいでいた
三玖「これが村正家の初代が作ったていう妖刀ムラマサ
災いをもたらすと言う言い伝えがあって倒幕のために西郷隆盛が集めていたって言うのが有名」
風太郎「あー、それなー」
風太郎(やはり三玖は武将について話し出すとすごいな)
三玖「フータロー聞いてる?」
風太郎「お、おう!もちろんだ」
三玖「うん、それでね
これが甲斐守護武田信虎が三好政長から送られて、その後今川義元の手に渡って、桶狭間の戦いで信長が戦利品としてもらい
本能寺で信長が自害したあとは豊臣秀吉が持ってその死後息子が受け継ぎ、その後徳川家康に渡ったと言われている作った人が不明で持ち主の変遷から「三好左文字」「義元左文字」と名づけられている刀だよ」
風太郎「おい三玖これ覚えられるならお前の苦手な英語も……」
三玖「そんな教科知らない
そんなことよりももっと見よ」
風太郎「はぁ…勉強もこれくらい熱心ならいいのにな」
三玖「ん、これが若くして病気で死んだと言われている沖田総司が愛用してた菊一文字でこれが上杉謙信の愛刀で川中島の戦いで武田軍の狙撃兵の鉄砲ごと切ったことから鉄砲切り兼光と言われ始めた刀だよ
でね、今説明したのが全部妖刀なんだよ!!」
風太郎「ほんと武将について話し出すと止まらないのな」
三玖「ん、ごめん…」
風太郎「いや、何かに熱中できるってことはいい事だと俺は思うぞ」
三玖「フータロー」
三玖は笑顔で風太郎のことを見た。しかし、風太郎は顔を見られたくないためか展示されている刀を見た
そんな調子で三玖が熱心に語っていたらいつの間にか全ての展示を見ていた
風太郎「そろそろお腹すいたし外でて何か食べに行くか?」
三玖「ん、フータローのためにパン作ってきたよ」
風太郎「おぉー、それはありがたい
風太郎(らいはが言ってたように紳士にあいつらの分も払ったりして、お金を使ってたからなほんとにありがたいぜ)
三玖「じゃー、近くにいい感じの公園あったからそこで」
風太郎「おう、そーだな」
三玖「ん、この辺」
風太郎「今日はあったかくてよかったな」
三玖「うん」
三玖はバックの中から持ってきたシートとパンを取り出した
風太郎「用意周到だな」
三玖「フータローのことだからお昼食べないかなと思ったから作ってきたの」
風太郎「2人でピクニックみたいだな」
三玖はその言葉を聞いてまた頬を赤らめた
三玖「ん、これが作ってきたやつ」
箱を開けるとそこには普通のクロワッサンにソーセージが入ったパンとパン屋にあるようなものがあった
風太郎「すごいな!!」
三玖「フータローのバイト先の隣のパン屋で働き始めたから、パン屋として当然」
そんなことを言っているが三玖は毎日店が終わると厨房を借り練習し四葉や店長に食べてもらっていたのだ
今日も特別に朝厨房をかりて作ったのだ
当然風太郎はそんなことを知らない
風太郎「食べていいか?」
三玖「うん、食べて」
風太郎はまずクロワッサンを口に入れた
風太郎「美味い!
前のお萩に見えるコロッケとは大違いだ!」
三玖「それは良かった」
三玖は恥ずかしさを隠すためか手を合わせてる振りをして顔を少し隠した
三久「遠慮しないでどんどん食べて」
風太郎「それならこっちは」
風太郎は次にパンの中にソーセージが入ったソーセージロールパンを手に取った
風太郎「これも美味いぞ!
毎日食べたいくらいだ」
三久「フータローそんなお世辞はいらないよ」
風太郎「悔しいがこれは本心だ」
あっという間にパンは無くなっていた
風太郎「今日はありがとな」
三玖「こちらこそ楽しかった」
風太郎「これはあれだ、誕生日プレゼントだ
ありがたく受け取れ」
そう言って風太郎は紙袋を渡した
三玖「開けてみていい?」
風太郎「あぁ」
開けるとそこには青とチェックのエプロンが入っていた
三玖「ありがとう!
たまにフータローにお昼作るね」
夕陽をバックにしていたためか三玖の笑顔がいつもよりも輝いて見えた
ふぅ、疲れたと
お久しぶりです
だいたい1週間ぶりですね
てことで今回は三久編でした
次回は四葉でーす
なるべく投稿は早くするつもりです
では良かったら感想と評価をよろしくお願いします