「起きて
…ちゃん起きて
お兄ちゃんってば」
風太郎「ん、」
らいは「あっやっと起きた
おはよ」
風太郎「おはよう、らいは
俺そんなに寝てたか?」
らいは「うん、もう11時だよ」
風太郎「ま、まじか
勉強する時間が…」
風太郎は慌てて体を起こそうとすると
風太郎「うっ、頭が…」
らいは「お兄ちゃん?どうしたの?」
風太郎「いや、ちょっと目眩がしただけだ」
らいは「大丈夫?」
そう言ってらいはは風太郎のおでこに手を当てた
らいは「熱っ
お兄ちゃん風邪ひいてるよ!!」
風太郎「これくらい平気だ
それよりも勉強を…」
風太郎は無理に体を起こそうとしたためか体制を崩し倒れてしまった
らいは「お兄ちゃん!?」
風太郎「大丈夫…だ」
らいは「今日はバイトも休んで寝てなきゃダメだよ、」
風太郎「でも…」
らいは「明日は二乃さんとお出かけするんでしょ
もう、五月さんも一花さんも三玖さんも四葉さんとは出かけてて、二乃だけなしになったら可愛そうだから寝てること!
わかった?」
風太郎「分かったよ…」
らいは「じゃ、私お兄ちゃんのバイト先に連絡するのとおかゆ作ってくるからちゃんと寝てるんだよ」
風太郎「あぁ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「もしもし?
店長ですか?」
店長「今日上杉君が体調を崩したみたいで代わりに来れるかな?」
二乃「は、はい大丈夫ですよ~」
店長「助かるよ。」
二乃(フー君大丈夫かな?
せっかく明日は二人きりになれるって言うのに心配だわ)
ーーーーー次の日ーーーー
らいは「お兄ちゃん体調大丈夫?」
風太郎「あぁ!
昨日休んだおかげで良くなったよ
ありがとならいは」
らいは「よかった~
じゃ、今日は楽しんできてね!」
風太郎「おう!
行ってきます」
二乃「おーいフー君こっちーたよ~!」
風太郎「お、早いな二乃」
二乃「私もさっき来たわ
それよりも昨日バイト休んだけど、体調の方大丈夫なの?」
風太郎「あ、ああ、大丈夫だ
もしかして俺の代わりに二乃が行ったのか?」
二乃「そうよ、感謝しなさい」
そう言いながら二乃は風太郎に近づくと、二乃が背伸びをし二乃のおでこと風太郎のおでこが触れ合った
二乃「あんた…まだ熱があるじゃない」
風太郎「き、気の所為だ
そ、それよりももっとほかの確認の仕方があっただろ?」
二乃「どーせあんたの事だから妹さんに迷惑をかけたくなかったんでしょうけど、私にはそんな気遣い必要ないのよ
今日はあんたは1日安静にしてること
わかった?」
風太郎「俺は大丈夫だと言ってるだろ
ほらっ行くぞ」
二乃「いいえ、私が心配だわ
それにまたあんたの代わりをさせられるのも嫌だから安静にしてなさい
いい?これは私のためなの」
風太郎「だが、どこで安静にしてればいいんだ?
俺はらいはには心配をかけたくないぞ」
二乃「ちょーどいい場所があるわ
少しここで待ってなさい」
二乃「もしもしパバ?」
マルオ「君の方からかけてくるなんて珍しいね」
二乃「そうね、でも今はそんなこといいわ
単刀直入に言うけど、風太郎を今日だけでもマンションの出入りを許して欲しいわ」
マルオ「なんでだい?
こちらとしては正当な理由が聞きたいね」
二乃「風太郎が昨日から風邪をひいていて、でも、ゴールデンウィークの始まりから1回ずつ私たちとマンツーマンで授業をしていて、今日がその日だからって無理やり来たのよ
それで妹さんに迷惑をかけたくないという理由で家に帰って休もうとしないの
だから休ませてあげたいのよ」
マルオ「こちらとしてもそれは困るね
娘達の勉学を教えるのに支障が出る可能性があるし
何より可愛い娘の頼みだからね
いいだろう出入りを許そう」
二乃「ありがと、パバ」
マルオ「じゃあ今から江幡を向かわせるよ」
二乃「助かるわ」
二乃はベンチに座って風太郎に電話のことを話した
二乃「そーいうことだから、今日はゆっくり休みなさい」
風太郎「ああ、助か…る…」
張っていた気が抜けたせいか風太郎は二乃の方に頭を載せる形で倒れてしまった
二乃「フー君……?」
眠ってしまった
二乃「最近頑張っていたからね
知っているわよ、みんなとのこと
あの子達とっても楽しそうだったもの」
二乃はそっと風太郎の頭を膝の上に乗せ撫でた
ーーーーーーーーーーーーーーー
風太郎「ん……ここは…」
二乃「あ、起きた?
体調はどう?」
風太郎「あぁ、少しは良くなったみたいだ」
二乃「ほんとよね?
また確認した方がいいかしら?」
風太郎「……っ!
ほ、本当だ
だから確認しなくて大丈夫だ」
二乃「そう、なら良かったわ
お粥作るけど卵入ってるやつでいいわよね?」
風太郎「何から何まで悪いな」
二乃「あんたがそんな素直に感謝を言うなんてまだ風邪が治ってないみたいね」
風太郎「いや、俺だって素直に感謝する時くらいはあるさ」
二乃「そう、ならそう言うことにしとくわ」
二乃「出来たわよ、食べれそう??」
風太郎「あぁ」
風太郎は体を起こし二乃からお盆を受け取ろうとした
しかし二乃は渡さずに机へ置いた
風太郎「あれ?」
二乃「病人なんだから私が食べさせてあげるわよ」
風太郎「いや、1人で食べれる」
二乃「いいから、ほらっ口開けなさい」
風太郎「はぁ…仕方ない」
そう言いながら風太郎は口を開けた
そして二乃はその口にスプーンを運ぶ
風太郎「熱っ」
二乃「ごめんなさい…冷ますのを忘れてたわ」
二乃はスプーンのお粥に息を吹きかけ冷ました
二乃「フーフー
はい、あーん」
風太郎「美味い!!」
二乃「でしょ」
風太郎「前にもお前にお粥作って貰ったことあったな
その時はこぼしたが」
二乃「あの時せっかく作ってあげたのにね」
風太郎「悪かったな」
二乃「まぁ、今回はまだまだあるから食べなさい
はい、あーん」
そんな動作を繰り返している内にお粥は無くなっていた
二乃「食べたら、また寝てなさい」
風太郎「そうさせてもらおう」
二乃「寝ちゃったわよね?」
そう言うと二乃は布団に入り風太郎の頭を膝の上に乗せた
二乃「ありがとね、あの子達とっても喜んでいたわよ
あの子達は隠そうとしてたけど帰ってきた時の表情から分かったわ」
二乃は風太郎の頭を撫でた
二乃「ベルの前の時は逃げちゃったけど……私ほんとにフー君と…したのよね…」
風太郎の唇に手が触れる
その手で唇をそっと撫でると頬に手を当て
次は自らの頭を近づけ
口と口が触れ合う
ほんの2、3秒の出来事だったが二乃はそれがもっと長い時間のように感じられるほどドキドキしていた
二乃「本当はこんな時にすることじゃないんだけどね…
次はちゃんとあんたからしてよね…」
風太郎「うぅ、痛い……寝すぎたか」
風太郎は周りを見回すとそこにはベットの横を枕にして寝ている二乃がいた
風太郎「ありがとな」
風太郎はそっと二乃の頭を撫でた
二乃(やばい…どうしようこの状況)
そう、二乃は風太郎が起きてから少ししてから起きていたのだ
ピンポーン
風太郎「ん、誰か来たのか?」
二乃「んー、あらフー君元気になったの?」
風太郎「あぁこの通り元気だ
それより誰か来たんじゃないのか?」
二乃「ちょっと見てくるわ」
風太郎(あぶねぇ、もう少し早かったら叩かれてたとこだぜ)
二乃「どちら様でしょうか?」
マルオ「私だ」
二乃「パパ!?
鍵あるはずよね?」
マルオ「一応病人がいると聞いているからね
気遣いだよ」
二乃「そう」
マルオ「それで上杉くんの様子はどうなんだい?」
二乃「それならさっき起きて、もぅ大丈夫そうだったわ」
マルオ「なら良かった
それならもう少ししたら出て行ってもらおう
江端に車を用意させよう」
二乃「わかったわ、ありがとう」
風太郎「今日は助かった」
二乃「まぁ、気にしなくていいわ」
風太郎「今度お礼はする」
二乃「楽しみにしとくわ」
こうして、二乃とはデートをせずに一日を終えるのであった
はい、えーとGW中毎日投稿するとか言ってしてませんね
しかも気づけば作品と時系列が同じになってると言うね
やばいですね
でも、明日は絶対投稿します!
てことで、良かったら評価と感想ください