第2話の投稿になります。
今回は前回から森を出て町へ向かう2人のお話となります。
また、途中多少の過激な表現がございます。ご注意ください。
それではどうぞ!
「......すみません」
「構わん」
「いえ、でも……」
町へと続く街道を男女二人がなにやら言い合いながら歩いていた。
一人は一般的な身長より頭半分程高く、漆黒の瞳と黒髪の男。首の周りに真っ白な毛皮をあしらったロングコートを着込み、背中には背丈の半分ほどの剣が一振。一人は男の肩程の背丈の少女。純白の小袖に緋袴、草履といった少しばかり季節外れな恰好でその手には殆ど背丈ほどの長さの
男と少女のやり取りはかれこれ大森林を出るときから続いていた。
「……私のせいで大切な荷物を」
再び少女はしょんぼりと俯く。
事の発端は出発の準備をしていた男に少女が疑問を問いかけたところから始まった。様々な荷物の中から男は食料や調理器具といった道具を残置していた。(―――その中には昨日二人で包まった寝袋も含まれていた)
少女が何故置いていくのですか?と尋ね、男は大きく穴の開いた背嚢を手に持って上げ、少女の召喚した精霊により穴が開いてしまった事を暗に示したことが事の発端だった。
「気にするな。道具はまた揃えればいい」
再び俯く少女に男は「しかたない」と声を掛ける。しかしそれでも、戻らない少女にため息をつきつつ
「ならば、いつでもいい、弁償してくれ」
と、そんな気は全く無いが妥協案を提示する。さすがの少女も男の提示した条件に納得したのか、「わかりました。必ず」と顔を上げる。
街道で時折見かける町までの方向と時間を示した板を見れば、彼らが日没までには町に到着できそうだと予想できた。何も無ければ、だが。
太陽も真上に昇り、街道より少し外れた木陰で休憩と昼食を取っている中、少女は男の傍に置かれた一振の剣の事が気になっていた。
「あの、この剣は、いったい」
少女からしたら精霊を撃退した者の話などいままで一度も聞いたことがない。
見たところ男は剣を武器とする冒険者なのだろうが、通常、精霊といった魔物より遥かに高位の存在は剣や槍といった武器が通じないのが常識だった(――勿論、精霊と闘って生き残った者を聞いたことも少女には無かったのだが)。
そんな常識を覆した剣とはどのようなものなのだろうか、少女は内心、興味があった。しかし、そんな少女を他所に男はただ一言だけ口にした。
「この剣に触れたものは死ぬ」
「―――ッ!」
男が短く発した一言に少女の背筋に冷たいものが走る。男の方を見ると、怒っている訳ではない。ただ、その表情は今までに見た中で一番冷ややかなものだ。
少女はこれ以上は聞いては駄目なのだろうと「すみませんでした」と俯きがちに謝罪したのだった。
『この剣に触れれば死ぬ』――いったいどういった意味だろうか、昼食を終え、町に向け出発した少女の頭の中は先程男が発した言葉の真意が気になって仕方なかった。男の様子は”あの時”とは打って変わって、普段通りだ。しかし、もうこの質問は出来ないのだろうと少女は感じていたのだった。
しかし、少女の質問の答えは全く別の形で得られる事になるのだった。
日も傾き始めた頃、見晴らしのいい高台を歩く彼らの視線に彼らの歩く街道が細くなり湾曲しつつも伸びるその先に壁に囲まれた町が映る。
「―――ッ!! あれが西の町、ですか?」
「そうみたいだ」
少女は森から歩いてきたことの達成感か初めて見た町の大きさに圧倒されているのか、どちらとも取れる感嘆の声を上げた。”町”とは言えど、それは全周を城壁と言うべき壁に囲まれ、四方に伸びる街道の付け根にはそれぞれ巨大な門が備えられていた。町の中心には一際高い特徴的な塔が建っているのがわかるが、その他の建築物は彼らの場所からはまだまだ小さすぎてよくわからない。それ程まで巨大な町が彼らの視線にあった。
「早く行きましょうっ!」
「……ああ、そうだな」
目の前に見える目的地に少女は興奮を隠しきれない様子で歩みを再開する。対して男は一度後ろに視線を向けると、僅かに鼻を鳴らし先行する少女の後を歩き始めた。
「……やめておけ」
町まで続く街道を足早に歩く少女の後ろで男が急に声を発した。低く覇気のある声に自分が何かしでかしてしまったのかと少し不安になる。しかし、少女が男の顔を見ると男の目は少女を視線に入れていない。
「……あの、どうかしまし―――ッ!」
少女が男に不安げに問いかけようとしたとき、一瞬、正面を向く男の背後に影が見えた気がした。男が背後を振り返る。男の背中には、今まであったはずの剣が無くなっていた。
「あの、剣が―――「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」
「早く離した方が身のためだぞ」
男の背後で発した少女の声を遮るような悲鳴がその場に響き渡った。少女は男の陰から男の視線の先を見る。そこには小柄な少女より更に小柄な姿が地面に倒れこんでいた。
「これは……ゴブリン?」
「ああ」
彼らの目線の先には男の剣を握るゴブリンが一匹、悲鳴を上げながら悶え苦しんでいた。その手には男から盗んだ剣が握られており、そこからゴブリンの身体はみるみるどす黒く変色していく。
「―――ッ」
やがてゴブリンの身体全体が真っ黒に染まったのを見て、男は静かに剣を拾い上げる。
「―――ち、治療を!!」
「止めておけ」
「何故ですかっ!確かにこの方は、罪を犯しました。ですが、見殺しになど―――」
少女の目にも盗人を働いたのが目の前のゴブリンであることは明白だ。だが、それだけの理由で今に消えそうな目の前の命を放っておくことは出来なかった。しかし、男はそんな彼女の心境も知った上で尚、淡々と「違う」と少女を制止した。
「もう死んでいる」
おおよそ感情といったものが欠片も含まれていない男の言葉に、少女はただ言葉にならない声を漏らすことしかできなかった。そんな少女を脇に男は続けざまに言葉を発する。
「この剣は触れたものの魔力を吸い続ける。たとえそれが誰であろうと関係はない」
男の言葉を受け少女はその足元に転がる骸に目をやる。
既に真っ黒に染まり、もとより痩せていた身体は今では長い月日の経った
少女は慈しみの目をその骸に向けると緋袴が汚れてしまうこともまったく気にする様子もなく地面に膝をつく。そして身体の中心に構えた錫杖を一度鳴らしたと思うと、静かに目を閉じると、男には聞こえない程小さな声で祈りを捧げたのだった。
「(せめてこの者の魂が安寧でありますように……)」
一通りの祈りを捧げて立ち上がる少女を一瞥し男は再び視線を前に向ける。そして手にした剣を前方に構えると誰もいない空間に向かって突然、言葉を向ける。
「命が欲しければ止めておけ、ここは街道だ、しばらくすれば別の者が来るだろう」
当然だが、返事はない。男の目線を追って少女も前方に目を向ける。”何もないはずの空間”にはやはり何もない。しかし、出会ってから数日、少女の計り知れない力を持つのであろうこの男の行動に意味のない事など無いだろう。少女はそれが何なのか、男に問いかけようとしたその時だった、”それ”は突然、彼らの目の前に現れた。
「なぁんだ、気付かれてたとぁ、驚きだ」
突如、どこからともなく声が聞こえたと思うと、目の前の空間に2人の男が現れた。
「―――ッ!、あなたは!」
現れた男達を前にして、少女が驚きを隠せない様子で声を上げる。目の前の男達は2人とも
1人は見たところ壮年といったところだが鍛えられた肉体をもち、誰の者か分からない乾いた血糊がべっとりとこびり付いた
1人は対照的にやせ型の男、頭からすっぽりかぶるローブで表情は伺えないが手にした魔杖から魔術師であろうことは容易に分かった。
「なんだ知り合いか?」
「その、前にもお話しした、私を襲ってきた盗賊です」
少女の表情が僅かに恐怖に揺れる。色々と思い返してしまった事もあるのだろうが「そうか」と男は短く、慰める言葉は掛けなかった。
「旦那、あんたにゃ悪いが、俺たちはそこの嬢ちゃんに用があってな。別にあんたに恨みはねえんだが、俺たちを見られちまった以上、生かしてはおけねぇ―――」
盗賊はそこで一度言葉を切ると、ニヤっと口角を吊り上げる。
「黙って、死んでくれやッ!!」
言葉の終わりを待たず戦斧を頭上に構えた盗賊は一直線に男に突進する。そして、手に持った斧を男を真っ二つにする勢いで頭上から叩き込む。斧の勢いか、地面の砂が盛大に巻き上げられる。
盗賊は再び口角を大きく吊り上げると、獲物を仕留めたという快感に浸る。無防備な男に必殺の突進、渾身の力を込めて振り下ろされた戦斧は砂煙の中で男を両断している事だろう。
「……あっけなかったなぁ、旦那」
男には悪いが、後は目の前の女を依頼人に引き渡せば、がっぽり大金が待って―――
「そうだな」
盗賊の耳に聞こえるはずのない声が届く。「―――なッ!」と驚嘆の声を上げながらも盗賊の身体は反射的に声のする方へ再び戦斧を振り下ろそうと両腕に力を入れる。しかし、そのまま軽い腕を頭上に持ち上げた盗賊の目には信じられないものが映った。
―――戦斧、それも盗賊の使っているそれと同じモノが地面に大きく抉り、刺さっている。その柄を握る肘くらいの位置から綺麗に両断された一対の腕。白い骨と桃色の筋肉繊維がはっきりと見えた。
どこか見覚えがあるそれに盗賊の顔面を脂汗が滝のように流れ落ちる。その中に混じって何やらよく嗅いだことのある鉄の匂い。
普段は仕留めた獲物の発するそれを好ましくさえも思っていたが今は違う。盗賊は凍り付く頸を無理やり動かし、”軽い”頭上に視線を向ける。―――そこには肘から先の無い腕が振り上げられたまま硬直していた。断面からは赤黒い血が激しく噴き出し、命の終わりを伝えてくる。
「……バケ、モノが」
小さく言葉を振り絞った盗賊は音を立ててその場に崩れ落ちる。
「さて、お前はどうする?」
唖然の表情を浮かべ立ち尽くす少女を完全に無視し、男は視線の先で立ち尽くす魔術師に向けた。
「……」
魔術師から返事はない。深く被ったローブの下で彼はどのような表情を浮かべているのだろうか。男はゆっくりと剣を下方に構え、重心を落とす。次の一瞬で魔術師の首が落ちるのであろうことは傍から見る少女にも明らかであった。が、男は無言で剣を背中に戻すと「行くぞ」と疑問符を頭上に浮かべる少女に出発を促した。
「あ、の、もう一人は―――」
恐る恐る問いかける少女の言葉を待つ前に、魔術師は力を失ったように地面に倒れこんだ。
「気を失った」
男の淡白な一言に返せる言葉もなく、彼らは町へ向け再び歩き出したのだった。
「そこの者、止まれ!」
日は既に暮れかけ、次第に辺りが暗くなってきた頃、順調に歩を進めてた彼らの前には目指す町の巨大な門がそびえていた。門は開け放たれ、ちょうどその下には衛兵の詰め所らしきが見える。大きな荷物を背負った旅人や荷車を馬に牽かせている御者人が軽い列をなしている光景から、あの辺りで入門税を徴収されるのだろう。
町まであと僅かといったところで、男と少女は背後からの声に呼び止められた。見れば、彼らの背後からは、騎乗した兵士が3騎、それぞれが身長の倍はありそうな槍を構えてゆっくり距離を詰めてきていた。
「……何か?」
尚も距離を縮める騎兵に男は短く返す。威圧的に
「我等は、『アナトリア』騎兵警備隊。貴様、何者だ?」
「ただの冒険者ですが」
「……ただの冒険者、か。そのような子供を連れて、か?見たところ剣以外の荷物は持っていないように見える。どこから来たのだ」
警備隊長が一瞥して発した”子供”という言葉に、隣で少女がムッとした表情を浮かべたが男は構わず言葉を続ける。
「俺は大森林の西の町から、この娘はさらに西の小さな村から。荷物は途中、魔物に襲われやむを得ず道中捨てることになった」
「ふん、一応はそれらしい話にはなっている、が。まだ信用する訳にはいかんな。何より貴様から漂うその血の匂い。これはどう説明するのだ」
警備隊長は手に持った槍を男の首に向ける。とそれに合わせるように、周り騎兵も槍を男に対して向ける。
対して男は表情一つ変えず槍を向ける警備隊長の目を見る。少女はというと既に男の陰に隠れあわあわと視線を振っているだけだ。
「ここより少しばかり戻った高台で3人組の盗賊に襲われ―――「もういい!」」
男の声を遮って警備隊長は2人を交互に見やると男と部下に対して言葉を発する。
「この二人を殺人の容疑で連行しろ」
突然の警備隊長の言葉に少女は目を白黒させる。不安になり男の方を見ると男は既にその背中の剣の柄を握ろうとしているところだった。男の動きを見て周りの騎兵も緊張した面持ちで各々に「動くなよ」等と言葉を発しながら近づいてくる。
彼らには彼らの使命がある。町の安全と自らの命は同じ天秤には掛けられないのだ。
「その、闘わなくても、何か解決策はあるはずです。こ、殺してしまうのは……もう」
しかし、いよいよ剣を抜こうとした男の服を隣で少女が小さく握り、俯きがちに男に懇願する。あくまで邪魔をするものを排除していくスタンスの男に彼女は「それでも」と言葉を続ける。
「こ、ここで彼らを殺めてしまえばこの町を相手に戦うことになります。罪のない人々まで手にかけるなんて……そんなことは私には見過ごせません」
少女は男の前に立つと、その小さな体を大の字に広げ、男を妨害する。よく見ると目を潤ませた彼女の四肢は小刻みに震え、右手に持った錫杖は震えからか僅かに音を立てていた。
「好きにしろ」
彼女の善意が通じたのか、男に他意があったのか、無事彼らは警備兵に連行されることとなった。
アナトリアという名の町、その中でも普通の町人や旅人、商人は近寄ることのない場所。
「し、至高神の神殿……」
目の前に建つ建物、周囲の街並みとは違った意匠を凝らしてあるそれの前に立った時、少女の口から自然と感嘆の声が漏れ出していた。
門外で拘束された彼らは、罪人移送用の鋼鉄で造られた荷馬車に乗せられ、途中何度も人々に指を指されながら運ばれた。幸いなことに、彼らはまだ罪人ではなくその嫌疑を掛けられている者であるため、荷物や武器の押収はなかった。(―――もし押収されたらそれこそ戦いが始まるところだった、と少女は内心、深いため息をついた)
「知らん」
そんな少女の心の内などまったく知らず、男は目に威風堂々と建つ建築物を前にしても表情や態度に変化は無い。
「……あなたは至高神を知らないのですか!?」
「知らん」
「至高神は全ての神を統べる最上位の神、罪人に罪を与えるのもこの至高神の司祭様ですから、くれぐれもご無礼のないように気を付けてください……」
「ああ、気を付けよう」
少女の心からの忠告にも表情の全く変わらない男。「何も起きませんように」とただ祈るしか彼女にはできないのであった。
「初めまして、ようこそアナトリアへ」
神殿の中の一室に通された2人を待っていたのは、1人の女だった。整った顔立ちで背丈は男と少女の中間といったところ、白い生地に青の刺繍の入った修道着を身に
「お前が司祭とやらか、用件を言え」
「――――――ッ!!」
空いている手を差し出し歓迎の意を表す司祭に対して、少女の忠告(――と言うよりは警告に近いが)も虚しく、男はあくまでペースを崩さず司祭に問う。薄々感じてはいたものの、現実のものとなってしまったことに、上げる悲鳴も見当たらず、少女はただ硬直する事しかできなかった。
「あらあら、これは失礼しました。ですが用件、と申されましても、ここは至高神の神殿。ここで行われることはただひとつ――――――これからお二方の罪を神の前で量ることになりますわ」
表情を一切変えない男と、未だに口を大きく開け硬直する少女を前にこちらも動じる様子はなく、むしろその美貌にいっそう笑みを浮かべ言葉を繋ぐ。
「先ずは事の経緯を細かく、偽りの無いようにご説明頂けますか?憶測や推測などは必要ありません。ただ、どんな細かい事でもそこに偽りが混じればこの天秤は傾きます。御注意を」
右手に持った天秤を顔の前に持ってくると。まるで何かの遊びの説明をするかのように司祭は二人に忠告する。「よろしいですか?」と追って尋ねる司祭に「ふん」、「わ、分かりました」と各々のに了承の返事を返すと、司祭はゆっくりと目を閉じ、口を開いた。
「―――それでは始めます」
―――――――
――――――
―――
「……お疲れ様でした」
天秤はそのままにゆっくりと目を開いた司祭が優しく裁量の終わりを宣言した。緊張した面持ちの少女は、一種の解放感に満ちた大きなため息をつき思わず机に突っ伏してしまう。
司祭はそんな少女の姿を見るや笑みを浮かべて「お疲れ様でした。お茶を用意しますね」と改めて彼女の労を労った。一方、最初から表情も態度も変わらない男は「それで、結果はどうなんだ?」と司祭を急かす。
男の催促に「そうですね」と司祭は目の前の天秤に目を移す。目の前の天秤は僅かも左右に傾いてはいない事を改めて確かめた彼女は、机に突っ伏していた少女が慌てて姿勢を正すところを笑みで待つと。
「お二方の言葉に偽りはありませんでした」
と、男と少女の無罪を宣告した。
「本当にお疲れ様でした。そして、私共の者の不手際で大変なご迷惑をお掛けしました」
「い、いえ、大丈夫です!」
侍女から差し出された紅茶をふうふうと冷ましながらゆっくりと啜っていた少女は、予期せぬ司祭からの謝罪に慌てて器を戻した。
司祭の『無罪』宣言により彼らに対する対応も罪人のそれから今では、司祭様の客人という扱いになり、彼らの前には相当高価なものなのだろう紅茶(――少なくとも少女は紅茶など口にしたことはない)と色とりどりの茶菓子が並べられている。
初めて口にする僅かな甘味のあるお茶と色とりどりの茶菓子に遠慮しながらも手を伸ばす少女にまるで妹に向けるかのような笑みを浮かべながら、司祭は表情を崩さず男に顔を向ける。
「俺たちはいつ解放されるんだ?」
司祭と目の合った男が唐突に口を開いた。彼らが案内された部屋は王都の貴族や大司教を接待するような特別な部屋なのだろう。部屋のそこらに飾られた調度品は数こそ少ないものの、その1つ1つが高価なものであろうことは直ぐにわかった。
男は一瞬視線を外す。部屋に取り付けられた採光窓から入る光は橙色で外は日が落ちている。
「そうですね……誤魔化せるお方だとは思えませんので、正直にお話しします」
司祭は茶で口を湿らせ、「至高神の司祭として、この街の秩序を守る者として」と覚悟を決めた面持ちで口を開く。
「このまま貴方を放っておく訳にはいかないのです」
いかがでしたでしょうか?
何とか2人は町へ入る事が出来ました。しかしながら、司祭の意味深な言葉で次回へ続く形となりました。
次回は男を取り巻く環境に多少の変化が現れます。
最後にご意見、ご感想等も是非募集しておりますので、気が向いたらよろしくお願いいたします!
それでは次回もよろしくお願いいたします!