Muv-Luv 交わる世界   作:ハンニバル

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第二話 異なる世界で2

光線級の殲滅、増援が出てくる前にデカブツを潰さなければならない。

 

要塞級の触手はかわして足を吹き飛ばしてバランスを崩させると、もう一度距離を取りフューリーズを確認する。

 

「フューリー1!行けるか!!」

 

〔当たり前だ!フューリー3…今井の仇を取る、浅田!蔵笠!アロー・ヘッド3!〕

 

光線級が居なくなり、跳躍ユニットを全開にして一気にデカブツの排出口に飛んでいく。

 

既にBETAの数は師団クラスに膨れ上がっている、増援が来ないと横浜の外に出しちまう!

 

 

〔こちらウィザーズ、戦闘領域に到着した。これよりBETA殲滅に入る!〕

 

轟雷12機が戦線に加わる。

 

〔CPよりローンウルフ1、補給コンテナをこれより設定する防衛ラインに投下する〕

 

「CP了解、ウィザーズ。頼めるか?」

 

〔安心しろローンウルフ、ウィザーズ全機!ここから先にBETA共を進まさせるな!!〕

 

轟雷12機がライン上に展開し、90式電磁投射砲改を発砲。BETAを薙ぎ払っていく。

 

CPから送信された防衛ラインの座標に下がり、即応展開部隊が設置した補給コンテナから弾薬を補給していく。

 

ようやく戦線が構成され、SC出撃した部隊以外に帝国陸軍の戦術機と戦車部隊が展開し、BETAを殲滅し始めている。

 

〔こちらフューリー1!!S-11を起爆させる!!〕

 

無事にデカブツに取りついたフューリーズがS-11を起爆、排出口が閃光に包まれる。

 

「やったか…CP状況は?」

 

〔S-11の影響で確認は取れず、フューリーズは健在です。戦線は維持していますが、師団クラスまでにBETAを排出させてしまいました〕

 

「大元をやっただけでも戦況は変わる、艦隊の支援は受けられるのか?」

 

〔洋上に大和及び長門が展開、徹甲拡散弾を準備中。指示があり次第砲撃支援に入ると〕

 

「優先的に突撃級、要撃級を殲滅したい!ポイントG-25一帯に支援砲撃!」

 

〔了解、指定ポイントに砲撃開始します。弾着は50秒後〕

 

補給を終え、両腕に突撃砲を展開。

 

「ウィザーズ!後退しろ!砲撃が来る!」

 

〔了解した、全機後退!〕

 

電磁投射砲でBETAを押し止めていたウィザーズが後退し、後退を援護するために防衛ラインからの射撃。

 

弾着までの時間の間に後退を終え、戦艦二隻から放たれた貫通拡散弾の雨がBETAを穴だらけにしていく。

 

〔第一射の着弾を確認、BETAの約一割を殲滅〕

 

〔各防衛ラインの構築は完了している、残りの光線級を撃破次第、掃討作戦に以降する!〕

 

〔CPよりローンウルフ1、フューリーズと共に光線級の撃破をお願いします。光線級は揚陸艦級の降下地点に展開中〕

 

「S-11で破壊しきれなかったのか、了解した。フューリー1良いか?」

 

〔こちらも補給が完了している、指揮権はローンウルフ1に任せる〕

 

「了解だ、これより光線級の殲滅に入る。NOEで光線級に接近、奴等がデカブツを回り込む前に接近する!」

 

〔〔了解!〕〕

 

「隊形アローヘッド・ワン!行くぞ!」

 

フューリーズと合流し、生き残った光線級の殲滅に向かう。

 

S-11で破壊しきれなかったデカブツ、揚陸艦級の影から出る前に接近して殲滅しなければならない。

 

他のBETAは集結した他の部隊に任せればいい、最大の驚異である光線級を先に潰さなければ防衛ラインを破られてしまう。

 

〔光線級を衛星で確認、数20!三分で防衛ラインの射程に入られます!〕

 

「敵後方から奇襲を仕掛ける、ウィザード3、4は他のBETAを引き付けろ。残りは俺と光線級、一回で全て片付ける!」

 

地を這うBETAの上を抜け、揚陸艦級を回り光線級の背後に迫る。

 

遮蔽物が無い中で光線級を殲滅仕切れなかったら良い的になってしまう。

 

〔会敵まで10

秒!〕

 

「120mm一斉掃射、全弾叩き込んでやれ!」

 

光線級が表れ一斉に120mmを叩き込んでいく、一匹二匹とミンチになっていく光線級。

 

戦略を使いはじめたBETAと言えど、奇襲の対処にはどんくさい。

 

120mm砲弾の絨毯爆撃を受けた光線級は瞬く間に全滅。あとは護衛はとして居た戦車級など。

 

アローヘッド・ワンからウェッジ・ワンに隊形を変え、防御陣形を取る。

 

「ローンウルフ1からCP、光線級を殲滅。ただし、デカブツ内部に動体反応あり。鉄甲貫通弾を要請する」

 

〔了解、特火大隊および戦艦の砲撃支援が入ります〕

 

S-11で仕留め切れなかった揚陸艦級内部のBETA、外に出られる前に殲滅しなければならないが。

 

〔巨大な動体反応あり!!〕

 

けたたましく鳴るアラート、その方向に目を向けると揚陸艦級を突き破って見たことの無いBETAが表れる。いや、俺は見たことがある。

 

 

〔なんだこいつは!?〕

 

〔データ無し?!〕

 

〔新種のBETAか!!〕

 

ウィザーズの隊員が狼狽えるが、どうこの危機的状況を切り抜けるかが頭を走りる。

 

こいつは火星派兵の時に怪我をした理由、そして火星派兵として送りここまれた帝国派兵一個師団を一瞬で消し飛ばした存在。

 

「全員撤退しろ!!CP!自爆級だ!!」

 

卵形の巨大なBETA、自爆という戦略を取り入れた新種。

 

今は禁止されているG弾をBETAが、自らを使い作り出し自爆するのだ。

 

〔砲撃を自爆級に!〕

 

「無駄だ!自爆に特化したこいつの外殻は鉄甲貫通弾でも貫けん!全軍に撤退指示を!」

 

〔それでは防衛ラインが!BETAを解き放つんですか?!〕

 

「自爆級は味方ごと吹き飛ばす!ウィザーズ!撤退しろ!」

 

〔了解、しかし少佐は?〕

 

「少しでも時間を稼ぐ、アイツの相手は一回している。行け!」

 

〔御武運を!!〕

 

ウィザーズの轟雷が全速力で去っていく。

 

自爆級は電磁投射砲でも貫けない外殻を持っているが、唯一一ヵ所だけ外殻の無い場所がある。

 

「どんな生物でも食う場所は弱いからな…」

 

卵形の外殻の下にある口、そこに120mmをぶち込めば死ぬ。だが、そこには触手が守るようにウヨウヨしているが。

 

「火星では相討ちだったが、ここでは完勝させてもらう!」

 

担架に固定された36mmを展開し、自爆級へと突っ込む。

 

時間を稼ぐとは言ったが、倒さなければ横浜は吹き飛ぶだろう。

 

何としてでも勝たなければならない。

 

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