なんの事かわからない人が多数でしょうがとりあえずしばらくは小説だけで大人しくしてます。
第1話を語りたい
私は
今日は4月の最初の方、入学式。
…めんどくさい。
今は体育館のステージ初老の女性、校長先生が話しています。
暇なのでこの学校についてでも語ってみましょうか。いえ、別に寂しくないです。…ないです。
ここは常世立総合隔離高等学校。運営は世界のなんたらで立地は日本ではないどこか。土地は広大で半径1000kmを超える。社会から切り離された学校で基本的に知られていないこと、都市伝説扱いされていることを教わったりそうでもなかったりする学校で学科数は世界一位。噂では全校生徒よりも多いんだとか。
そんな学校に入学するのは特殊な力を持っていたり、知ってはいけないことを知ってしまった人間で半強制的に入学させられるのである。
この説明だと何だか都合の悪いものを放り込む檻のようだが実際は案外そうでも無い。
卒業というシステムがないので外に出ることは出来ないが今の時代通販がある。出費は全額学校側が負担してくれるので生活に困ることはない。
あえて欠点を上げるとするなら、運動部が大会に出られないことだろうか。
まぁ当然である。こんな得体の知れない都市伝説そのものみたいな学校が大会に出られるわけがない。
ちなみに文化部は匿名、かつ個人で一度学校のチェックを通せば作品の出展は可能である。
さて、学科の話に戻りましょう。この学校には普通系、制作系、破壊系、軍事系、特殊系、未知系の6つの系列にそれぞれ一万を超える学科があります。つまり最低でも六万学科あるわけです。
ちなみに全校生徒は500に届かない程度、今年の入学者は4人で過去最高なんだとか。
横並びに座っていて私は左端なので右から、
そして私、
何故知っているのか、ですか?それは…
おっと、校長先生の話が終わりそうです。
話はまた後でということで。
「――以上で話を終わりにします。疲れたから一ヶ月ほどゴールデンウィークにしましょうかね。
あぁ、4人は担任の指示に従って教室に向かってくださいねぇ」
校長がとんでもないことを言い出したことに驚いていたら体育館の端から黒髪ロングで長身のカッコイイタイプの男性が私たちの前に来る。
「あ~、えっと、あれだ、おまえら何も言わずに着いてこい。逸れるなよ」
とりあえずまだここは未開の地なので何も言わずについて行く。
20分ほど歩いて辿り着いたのは入口の自動ドアにHRと書かれた二十回建て、直径50メートルほどの円柱状の建物。
この建物を中心に六つ、同じような建物が囲うように建っている。
「ちゃんとついてこいよー」
ドアをくぐると自習スペースなのか丸いテーブルにイスが四つのセットが沢山並んでいて中心に円形のエレベーターと囲うように大きい二重螺旋階段が設置されている。
私達四人はテーブルにつき、担任と思わしき男性に目を向ける。
「あーっと、あれだ。俺は普通系暗殺科3年の
「はいっ、破壊系魔法科の愛莉奈 涙目です。爆竹からビックバン程度の爆発魔法が使えます」
「次」
「…九能 生糸。…9歳。…特殊系情報科。…話しかけたら、社会的に殺す。」
「殺人はここでも禁止だ。次」
「ウチは納富 しほ といぃます。学科は普通系歴史科の、いつの間にか不老なこと以外は普通の人間さかい、よろしゅうな」
「おう。次」
おっと、私の出番だ。
「私は楽羅來 らら、未知系創造科です。万物創造能力を持ってて脳以外は普通の女の子ですよ」
脳は私の能力で『知りたいことを知ることが出来る脳』に創り変えました。が、ここでは語りません。
「あー、とりあえず校長が宣ったように今日からしばらく休みだ。お前らの住む寮は外に出てすぐの六つのあれだからお前らでてきとーに探してこい。あとは行けばわかる。
ほらっ、散った散った!」
私達は追い出されるように外に出される。
「あのっ、これからどうします?」
最年少の九能くんはどこに行けばいいのか分かるのか一人でどこかに歩き去ってしまい、続いて年少の愛莉奈さんが私達二人に話しかける。
「言われた通りに寮に行きましょうか。破壊系はここから反対の右側、普通系はこの入口から真っ直ぐですよ」
「ほーん?疑うわけやないけど、なして分かるん?どっか書いてたん?」
「まぁ、そんなとこですよ。では私はこれで」
私は未知系の寮に向かって歩き出す。
ちなみに場所は破壊系の反対側、ここから正面右側です。
…なんでしょうかこれは一体?
未知系寮の扉を開くと年齢は同世代と思われる金髪ツリ目の女の子にショットガンを向けられてます。
「おいコラここがどこだか分かってんのかあぁん!?」
「…ショットガン型のクラッカーですか。歓迎ありがとうございます」
パァンッ
という音と共に私にカラフルな紐が私に降りかかりました。
「…なんでわかったんだよ?」
とりあえず彼女について語ってみますか
「未知系家庭科四年、
どんなものを使っても美味しくて栄養豊富な料理が出来てしまう原理が未知な能力の持ち主。
…なんでヤンキーやってるんですか?」
私が聞くと彼女は耳まで真っ赤にして目に涙を浮かべる。
「な、なんでそこまで知ってんだよ!?そういう能力なのか!?」
「なーちゃん、と呼んであげた方がいいんでしょうか」
「やめろ!殴るぞ!?」
「いいんですか?あることあること語り尽くしてあげますよ?」
「…やめて。お願いだから、やめて」
「私は楽羅來ららといいます。なんでこんなことしたんですか?」
「別に、ルームメイトを出迎えに行くくらい普通のことだろ?…なんか悪いかよニヤニヤしやがって!」
おっと、あまりに可愛らしいから口元が緩んでしまいましたね」
「声、出てるからな?」
「おっと、語りたがりでつい」
「そうかよ。おら、案内してやっからついてこい」
「了解です、なーちゃん」
「なーちゃん言うな!
あぁ、あとこれやるよ」
なーちゃんに渡されたのは…
メリケンサック?
「お近付きの印ってやつだ」
「…私、殴るより蹴るほうが好きなんですけど」
「冗談をマジに受け取るなよ。私らの部屋の鍵なんだよそれ、無くすんじゃねぇぞ」
「一体どんなセンスしてるんでしょうか」
「おい、私だって泣く時もあるんだからな?」
「なーちゃんでしたか。部屋には私達二人で住むことになるんですか?」
「今までは一人部屋だったんだよ。ほら、さっさと行くぞ」
さっきのホームルーム棟と同じような構造の部屋のエレベーターで二階に上がり右に少し言ったところの部屋、248号室に入る。
あ、ほんとにメリケンサックが鍵なんですねこの部屋。
部屋の内装は入ってすぐ廊下の左右にそれぞれトイレとお風呂、その先この寮の外側部分は全面ガラスでカーテンがかけられていてカーテンに枕が向くようにベッドが二つ並んでいる。左右対象になるように机と本棚、タンスにクローゼット、冷蔵庫が二人分置かれている。左側は使われているので私は右側のようだ。
「足りないもんは机のノートパソコンで注文な。次の日の昼頃に届く。風呂のシャンプーとかは私のでいいなら使っていいぞ。
なんかわかんないことはあるか?」
「キッチンはないのですか?」
「一応上の階が調理室だ。食材はほぼ揃ってる。
メシは3階な。なんでも作ってくれる食堂がある。
…能力で分かるんじゃねぇのか?」
「私、人と話すのが好きなんです。
そして私の能力は万物想像能力です。作れる物の限界が未知なので未知系創造科なんです」
「ほーん。じゃあそのなんでも分かるみたいなのはどうやってんだ?」
「脳をそういう風に創り変えてるんです」
「うげっ、マジかよ」