ウルトラウーマンダイヤ   作:桂ヒナギク

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1.ヒーロー見参

 M78星雲・光の国。

 訓練生を卒業した女性ウルトラ戦士が、ウルトラの父と話をしていた。

「お前を代表として地球に派遣する」

「地球……?」

「そうだ。地球を日々迫る脅威から護ってほしい。ダイヤ、今からお前はウルトラウーマンだ」

「ウルトラ……ウーマン……」

「地球では我々のことをウルトラマン、もしくはウルトラウーマンと呼んでいる。頼んだぞ」

「はい!」

 今、ダイヤが地球に向けて光の国を発った。

 

 

 地球。

 迫り来る魔手により、世界は混沌と化していた。

 連日襲い来る侵略者により、今や防衛隊は全滅の危機に瀕している。

 それでも人類は抵抗し、倒すまでとはいかないが、侵略者を追い返すことには成功していた。

 頼みの綱のウルトラマンも、世界は平和になったと思い、地球から去っていた。

 もう、人類は絶滅の一途を辿るのであろうか。

 地球防衛隊日本支部の隊員である(ひかり) 聡美(さとみ)は、戦闘機で日本上空を飛んでいた。

 地上では、巨大宇宙人が街を破壊している。

「そらそら、人間は皆殺し、我々の住む星にしてやる!」

 聡美は戦闘機で宇宙人を攻撃する。

 ババ……!

 機銃が放たれ、宇宙人に着弾して火花を散らす。

「人間風情が!」

 宇宙人の攻撃が戦闘機を(かす)めた。

 操縦が利かなくなった戦闘機が、地上に不時着する。

 聡美は戦闘機を降りると、地上からの攻撃に入った。

「隊長、応援はまだですか!」

「増援は出せない! こちらも手一杯なんだ!」

 宇宙人の火球が聡美に迫る。

 死ぬ、そう思った聡美だが、光の球が空から飛来すると、火球を体当たりで吹っ飛ばし、聡美を包み込んだ。

 光の中に入った聡美は疑問符を浮かべる。

 正面に巨人が現れる。

 赤と銀の女性の巨人。胸にはカラータイマーもある。

「あ、あなたは!?」

「私はダイヤ。あなたと一心同体となれば、この星で活動することができる」

「あなた、ウルトラ戦士なの? だったら、私に力を! 地球を、みんなを守る力を貸して!」

「わかった」

 巨人、もといダイヤが聡美と重なる。

 聡美はダイヤに姿を変え、巨大化した。

「なんだ貴様?」

 宇宙人がダイヤを睨め付ける。

「私は、ウルトラ戦士だ!」

「ウルトラマ……いや、ウルトラウーマンか。相手をしてやろう」

 宇宙人が火球を飛ばしてくる。

 火球をかわし、光弾を放つダイヤ。

 光弾を受けて怯む宇宙人。

「ぐっ!」

 ダイヤは追い討ちにドロップキックを浴びせ、宇宙人を吹っ飛ばした。

 倒れる宇宙人。

「とどめ!」

 スペシューム光線を宇宙人にお見舞いする。

「ぐわああああ!」

 宇宙人は悲鳴をあげながら爆裂霧散した。

「シュワ!」

 ダイヤは飛んで、空の彼方へ消え去った。

 

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