Stand in place!   作:KAMITHUNI

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第28話 『合宿』と『試合』と『ライブ』と『覚醒』と…… 後編4

─────1回表─────

投球練習

 

大地「─────ボールバック!!」

 

羽丘ナイン『応!!』

 

 

我妻「ハッ!」

 

ギュルゥオオォオォ!!

 

ズパァン!!

 

ザザッ!!

 

ズドォォォオオォォォオンンンッ!!

 

笠元「ナイス送球!! 相変わらずのドンピシャバズーカや!」

 

─────

 

観客「出たぁぁあ!! 『咲山キャノン』ッ!!」

 

観客「今日は成田が投げないからな、咲山目当ての人が多いよな。実際、俺だってそうだしさ」

 

観客「だよな。今日の先発って確か、無名の1年だろ? エースの雪村で来ると思ったんだけど、実際どうなんだ? あの1年」

 

観客「う〜ん……。データが無いよな。見た感じ、1年にしてはそこそこ速いけど、3年からしたら打ちごろみたいな気がしないでも無い」

 

観客「ちょっと、物足りないよなぁ〜。雪村の下位互換だろ? 桐奥の敵じゃ無いよ」

 

─────

 

阿旗「ほぇ〜。マジでキャノン砲やんけ……。どんな肩してんねや。こりゃあ走れんなぁ……」

 

上田「うっせ! バカ!! 揺さぶり方は別に盗塁だけとちゃうわ!! お前は黙って、アップしとけや!!」

 

奏馬「実際、塁に出ても2塁に信頼する際に足を活かすプレイは別に盗塁だけやないし、あの投手はコントロールは良さげやけど、速球自体にスピードはあんま無いし、点の取り方は幾通りある。攻撃は任せて、司は投球にだけ気を配ればええわ」

 

門田「ただ、あの肩からの牽制球には気をつけておきたいですね。態々、塁に出たのに一瞬で御陀仏とかお話になりませんから」

 

坂元「せやな。それさえ気をつければ、あの投手を打ち崩すのはそう難し無い……。油断せずに着実に点を取っていこか」

 

─────

 

こころ「眉木、あのマウンドで楽しそうに投げてるのって、昨日の人かしら?」

 

黒服「はい。その通りで御座います。お嬢様」

 

薫「あぁ、1年という若々しさで登板するとは……儚い」

 

美咲「にしても、流石に注目されてるだけあるわね『咲山 大地』。2塁への送球ってあんなに爆音鳴らせるものなの?」

 

はぐみ「凄い投げるまで早いね!! はぐみも出来るようになりたいな!」

 

花音(我妻君……)

 

─────

 

香澄「やっぱり凄い!! 咲山くん!! あんな音を出せるボールを投げるなんて!!」

 

有咲「……ほんとに同じ人間かよ?」

 

りみ「昨日、頭をぶつけた人とは思えないね」

 

たえ「あんなのに当たったら、手が吹き飛んじゃうね」

 

沙綾「今朝早くにCT検査に付き添ったけど、脳になんの異常もなかったし、本当に良かったよ……。お詫びとして持ってきたパンも嬉々として食べてたし、無事で良かった」

 

─────

 

友希那「変わらずの強肩ね。練習で軽く投げてもアレだけの送球だもの。本番の盗塁チャンスはあってない様なものね」

 

紗夜「えぇ。それにしても、今日の投手……。確か以前にウチとの練習試合で投げていた投手ですか。あの試合で辛口だった咲山さんが唯一絶賛していた人ですね……(以前と投げ方が変わった……?)」

 

リサ「はは……! 大地も調子良さそうだし、今日も羽丘が勝つでしょ☆」

 

あこ「ふっふっふ!! 我が宿敵も控えにいるようだな!! 存分に暴れるが良い!!」

 

燐子「でも、相手投手も中々の強敵です……。油断していると、簡単に揚げ足を取られちゃいます……」

 

─────

 

我妻(心臓の鼓動が止まない……)

 

ドクンッ! ドクンッ! ドクンッ!

 

我妻(こんな感覚、初めてだ……。まるで、自分が自分じゃ無いみたいに体が強張る)

 

我妻(落ち着け! こんな俺に期待してくれた咲山達に恩返しするんだろ?! それに、教えてくれた黒服さんにも示しがつかない!)

 

我妻(何より、このグラウンドへ送り出してくれた監督と、笑顔の意味を教えてくれた“あの人”の言葉を、ここで証明するんだ!!)

 

大地(体に力が入ってるな……。ここは、少し会話でもしておくか)

 

大地「我妻─────」

 

空「我妻ぁあぁああぁあッッ!!!」

 

大地・我妻『!?』

 

我妻「な、成田?!」

 

空「何、強張ってんだ!!! そんなんじゃあ、良いボールなんか投げられる訳ねぇーだろぉおおぉおぉおお!!!」

 

空「お前の後ろにはオレや雪村先輩……あと、本山先輩も一応、いるんだ!!」

 

本山「一応で悪かったな!!!」

 

空「だから思いっきり『笑って』投げろぉおぉおおおぉ!!!」

 

我妻「っ!? は、はは!!」

 

大地「もう大丈夫そうだな。初球から“あのボール”を使うぞ? 腕は振り切れよ?」

 

我妻「あぁ。了解だ!!」

 

我妻(そうだよな……。何勝手に気負ってんだ俺は……。まだスタートラインにも立てていない俺が、一丁前に全部抱え込むなんて事は出来ないに決まってる。それこそ、昨日の“あの人”の言葉の意味を失っちまう)

 

大地(来い!! 我妻!! 見せてやれ!進化したテメェのストレートをここに投げ込んで見せろ!! インコース高め!!)

 

我妻(証明するなら、『笑え』! どれだけ苦しくても、どれだけ危ぶんでも……! 『笑って』【越えろ】!!)

 

上田(顔色が変わったんか……? 投球練習時みたいにまだ力みが残っててくれたらなぁ─────ッ!?)

 

我妻「うぉおおぉおぉお……ッッ!!」

 

上田(ま、待て!? なんだそのフォームは!? 右腕が体に隠れてボールが見え─────!?)

 

ギュルォオォオォオオオオオッッッ!!!

 

ズッバァァァーーーンンンゥゥッッッ!!!

 

上田「なっ!? (速ッ!?)」

 

審判「ットライークッッ!!」

 

大地(ふぅ……。予測を超えた真っ直ぐを試合で投げられるようになる投手は強いよな……)

 

《134km/h》

 

上田「う、そだろ!? アレで134しか出てへんのかいな!? どんなノビしとんねん!!」

 

上田(それよか! 今のボールの回転はなんや!? 明らかにストレートとちゃうやろ!? ほれやのに!? なんや!? めちゃくちゃ真っ直ぐ来よった!)

 

上田(エゲつ過ぎ─────っ?!)

 

上田(オマッ!? もう投げて─────!?)

 

ギュルォォォォオオォォッッ!!!

 

ガギィッ!!

 

上田「ガッ!? (インコースのボールの勢いに押されたやと!? 予想以上に重たい!)」

 

我妻「サード!!」

 

村井「ウガッ!!」

 

パシッ!

 

塁審「アウト!!」

 

上田(あのボールの回転……。やっぱ、信じられへんけど!!間違いない!!)

 

重山「どうやった1年ルーキーのボール? 予想以上につまされとったけど、それぐらいキレとったんか?」

 

上田「だいぶキレとるけど、それ以上にタイミング取りづらい上に、テンポは早い。それと、ストレートのあの回転はショウミ、漫画やぞ」

 

重山「? どういうこっちゃ?」

 

上田「とりあえず、打席たったら分かるわ。初見じゃ絶対打たへんからな」

 

─────

 

ズバァーーーンンンゥゥッッ!!!

 

《133km/h》

 

審判「ットライークッッ バッターアウトォォオオ!!」

 

観客「ウォォオオオッ!! 最後はアウトコースにビシッと決めて三球三振ッ!!」

 

観客「しかも、打者はチームトップの打率を持つ奏馬だからな!! あの1年やるな!!」

 

観客「それにしたって、そこまで速くないのに、なんで桐奥の打者は振り遅れてるんだ?」

 

 

奏馬(ホンマに漫画やん……。生まれて初めて見たわ。ここまで忠実に再現されてるとビビるを通り越して、感嘆してまうな)

 

阿旗「おいおい!! 上位打線!! 攻撃はどうしたんや!? 点取るんちゃうか!? あ!? エース様に献上してくれるんとちゃうんかいな!! 1年に好き勝手やられよって!! やる気あんのか!?」

 

上位打線『……スマン』

 

門田(たったの9球か……。テンポ早く終わってるし、かなり審判の印象がいいな。最後のキャプテンに対してのアウトコース。キャプテンがアウトコースの打率が高いと知ってたなら、撒き餌としてボールにしても良かった筈だ。けど、三球勝負で来た。宣戦布告のつもりでサインを出したな?)

 

門田(ウチの投手の球を打てるもんなら、打ってみろという宣言。此方に挑戦状を叩きつけて勝負を促してきた─────こういう捕手は面倒だ)

 

大地(やってみろよ……。桐奥。 テメェ等が我妻のボールを捉え切れるか勝負しようじゃねぇか。乗ってこいよ! じゃないと、痛い目に合うぞ)

 

門田(強気を通りこして、無茶苦茶だろ……。どうして、そこまで自信満々に投手のボールを信じられんだよ? その根拠は何処から出て来るのやら)

 

 

─────1回裏─────

 

カクッ!!

 

ズパァン!!

 

審判「ボールッ!! フォアボールッ!!」

 

阿旗「うぇっ!?」

 

門田(あのアホ先輩……!)

 

上田(初回の1番打者にフォアボールとか舐めとんのか?!)

 

坂元「てめぇ!! 巫山戯んなや!! 打線にケチつける前に、自分の四死球癖治せやボケェ!!!」

 

阿旗「うるさいわ!! お前らは黙って守っとけばいいんじゃ!! このタコ!!!」

 

門田「それより、次の打者に気をつけましょう。 ランナーは俊足の秋野ですが、必要以上に気を配る必要は無いです。 一つずつ、確実にアウトを取っていきましょう」

 

桐奥内野陣『オウ!!』

 

大地(守備位置はゲッツーシフトではなくて、若干ライトよりの引っ張り警戒か……。ワンナウトを確実に稼いでいくって訳か……。まぁ、安全策だな)

 

大地(恐らく、大火傷しないような忠実なリードを繰り広げる捕手ってところだろう。さっきの赤野さんに対しても、ストレートでカウントを整えてからの変化球で仕留めようとするリードだったからな……。その前にボール三つだったから、効果は薄かったけど)

 

門田(ここは、入れに行ったら確実にやられます……。こういう制球難の時こそ、低くボール球でいいので来てください)

 

阿旗(わかっとるわ!! 指図すんな!!)

 

阿旗「クソ小僧!! 打ってみろや!! これがワイの【魔球】や!!」

 

秋野(無警戒にも程があるでしょ)

 

ザッ!!

 

上田「スティールッッッ!!」

 

 

門田(な!? 初球スティールッ!? 変化球を読まれた!?)

 

 

 

阿旗「ウラァァッッ!!」

 

ビュゴォォォォ!!!

 

カククッ!! カククッ!!!

 

咲山(こういう立ち上がりの悪い投手程、安定しない時に決め球を多用する!! だからこそ、その自信あるウィニングボールを叩く!! ストレートと速度の変わらないのに不規則に動き回る“パワーナックル”を攻略する必要がある!!)

 

咲山(【無我の境地】ッ!! 強制解放ッ!!)

 

ブワァァァァァ!!!!

 

モノクロの世界に移り変わり、大地の視界にはボールしか映っていない。

不規則に動き回るボールだが、大地は本能的にスローモーションの中でバットを振る。軌道の予測が不可能でも、本能的に食らいつく事など今の大地にとって造作でも無い事だ。

 

あの時、萩沼との一戦を超えた彼は、1試合に1度だけという制限がついたが、強制的に【無我の境地】を開けるようになった。

恐らく、持って数瞬の僅かに限られた時間だが、その瞬間においてなら大地は空にも負けない打者として君臨する王となれる。

 

その彼が、最初から狙いを定めていたボールを見逃すだろうか?

答えは直ぐに現れる。

 

カキィィィィィッッッンンンンゥゥゥッッッ!!!

 

バットの快音と共に。

 

ガシャンンゥゥゥッッ!!!

シャルルルゥ〜……!!

 

ボトッ……

 

阿旗「……は? ボールが消えた?」

 

門田「あ、あり得ない……。1番近くにいたのに、スイングしたことに全く気づかなかったとか……」

 

奏馬「……は!! ぼ、ボールっ!! おい! ファースト中継ッッ!! ファーストランナーがホームに帰るぞ!!」

 

上田「あ、あぁ!! ボールバックゥゥウゥ!!」

 

秋野「ゴメン、遅すぎだよ」

 

ポン。

 

未だライトが送球態勢の中、秋野は快足を飛ばして既にホームインしており、速攻で先制点を奪う。

その間に、バッターランナーである大地も余裕のスタンディングダブルでチャンスを残したまま3番に回した。

 

帯刀「よっしゃあ!! 久方振りのクリーンナップだぜ!! しかも、いきなりのチャンス!!! 盛り上がっていこうぜ!!!」

 

門田(まさか、阿旗さんのウイニングショットを最も簡単に弾き返されるとは思わなかった!! これはマズイ!!)

 

門田「た、タイムをお願いします!!」

 

タイムをとった門田は阿旗の元に駆け寄り、必死に話しかけることで宥めにかかるが、心ここに在らずの彼に門田の言葉など届くはずもなく。

 

カキィィィィンンッ!!

 

カキィィィィィィンンゥゥ!!!

 

カキィィィィィィィーーーンンンゥゥゥッッッ!!!!

 

打順の大幅変更が功を期したのか、羽丘の打線は繋がりを見せ、初回だけで打者一巡の7安打2四死球8得点と大暴れを見せた。

 

 

 

 

─────

 

こころ「眉木は彼に一体、なにを教えたの? 彼がここまでノビノビと楽しそうに投げられる理由が私にはわからないわ!!」

 

黒服「5回コールドになりそうな感じですけど、参考記録とはいえ完全試合ぐらいはやってのけるでしょうからねぇ〜。別に、私目が教授したのは基本通りの投げ方を止めさせただけでございます」

 

美咲「基本通りを止める? それって……」

 

黒服「はい。そもそも、彼自身が自らの才にお気付きになっていなかったのですが、彼の何よりの武器は、その類稀な身体のしなやかさ……つまり、『柔軟性』で御座います」

 

黒服「彼の持つ『柔軟性』は、かなり特殊でして、教科書通りの投げ方を覚えさせられると、多少は活きてくるのでしょうが、それでも宝の持ち腐れです」

 

黒服「基本的なフォームで理想と掲げられているのはpower Lと呼ばれるフォームですね」

 

はぐみ「あ!! はぐみもそれは教わったよ!! ソフトボールだけど、キャッチボールの時とかに監督やコーチが気を付けて投げろって、散々言われたなぁ!!」

 

黒服「えぇ。野球とソフトボールにおいては基礎中の基礎で御座いますからね。手始めに教わる事になるでしょう。当然、怪我率を減らす為のフォームで安定した投げ方ですから」

 

薫「ふむ。なるほどね……。体の芯を軸として、L字を作って投げるという訳か……。たしかに、美しく儚いフォームだ」

 

黒服「流石は薫様……。演劇部として普段から観察眼を鍛えられているだけあって御慧眼で御座います。その通り、今までの彼はこれに沿っての少し肘を下ろしたスリークォーターからボールを投じておりました……。ですが、これでは彼の本来の持ち味を活かし切れていません」

 

こころ「え?! どうして? 怪我しにくくていいじゃ無い!! みんなハッピーになるフォームなのでしょう? それがどうして、彼の持ち味を活かしきれないの?」

 

黒服「簡単でございますお嬢様。それは、腕の撓りの差です」

 

黒服「まず、教科書通りのフォームは肩関節の硬い投手でも投げられる様に先代方が研鑽の元に出した安定したフォームです。万能型の投げ方というわけですね」

 

黒服「しかし、それは肩の負担を軽減するだけであって、そこから改良を加えて行くのが常識なのです」

 

黒服「特に、我妻様のように人よりも肩関節の柔らかい方は尚更改良しなければなりません。万人よりも可動域の広い彼には多少無理のあるファームの方が球に勢いが出ます。その結果が今如実に現れているだけです」

 

美咲「なるほどね……。でも、それって一晩でどうにかなるもんなの? 元々使ってたフォームってそんな簡単に捨てられるわけじゃ無いでしょ?」

 

黒服「……そこが彼のもう一つの強みでしてね……。これに関しては私もコメントしづらいのですが、簡単に言ってしまうと異常に『修正力』が高いのです。はっきり仰いますと、訂正した事を即座に身体に覚えさせるのが異常に早いのです」

 

黒服「そして、偶発的か、はたまた本能的にか、彼はとんでもない副産物としてアノストレートを生み出してしまったのです」

 

花音「……す、すごい///」

─────5回表─────

 

友坂(クソ野郎ッッ!! なんやコイツのボールッッ!! ホンマええ加減にせぇよ!! さっきより勢いが─────!!?)

 

ズバァァァァァァァーーーーンンンゥゥッッ!!!

 

《138km/h》

 

大地(ふぅ……。我妻、テメェ……。ここに来て球威が上がってきたな。これがこのボールの真骨頂といえばそうだが、ここまで強豪相手に翻弄することが出来るなんて、本当に恐ろしい球だ)

 

ズバァァァァァァァァーーーーンンンンゥゥゥッッッ!!!!

 

《142km/h》

 

友坂(はぁ!? フザケンナや!! 1年で140やと!? しかも、変則フォームでそんな球速だすとか!? アホちゃうか!? 怪我すんぞ!? それよりか、インコース連続って!!? このバッテリー!! 俺の得意コースを敢えて二球続けてきおった!!!?)

 

友坂(漫画で見たボール─────ッ!! いつかは見てみたいって思ったったけど、実際に見るのとは全然違う!!! こんなん打てるわけない─────ッ!!?)

 

ズバァァァァァァァァーーーーーーーーンンンンゥゥゥゥッッッ!!!

 

《144km/h》

 

友坂(最後もインハイ!? ヤバイ……!? このピッチャーヤバすぎる!! なんや!? ドリル回転って!! なんやねん!!マジで!! ✳︎ジャイロボーラーとか聞いてないわアホォォオオォォッッッ!!!)

 

我妻「ウッシャァァァァァ!!!!!」

 

✳︎ジャイロボーラー……ジャイロボールという魔球と呼ばれるストレートを投げる人の事を指す。

ついでに、ジャイロボールはボールに縦回転をかけるのでなく、ラグビーボールの様にドリル回転をかけて直進力を高める球の事である。

(現代の理論では投球可能だが、実際は浮き上がったり簡単に投げ込めるわけでは無いのでご注意下さい。この作品はフィクションなので現実とは一切関係ありません)

 

大地(これは、この回で終わりだな……。明日のライブの為に早く終わりたかったし、よくやったよ我妻……。ようこそ、怪物の住む世界へ……! テメェは今から空達と同類の生物になった。そこに立ったら最後、引き返せねぇよ)

 

 

大地の予想通り、気力の残ってない桐奥は我妻相手に塁すら出ないまま完全試合(参考記録)を献上し、そのまま敗戦した。

 

桐奥|000 00ー ーーー|0

羽丘|802 3ーー ーーー|13

 

その後執り行われた木更実業との練習試合には桐奥が快勝するなどという波乱があったのだが、それはまた別の機会だ

 




我妻
球速 124→136→144
コントロール B→D
ディレードアーム、リリース、強心臓、不屈の魂、ハイスピンジャイロ取得

ヒロインは何処から選ぶべき2

  • アフグロ
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