え? そもそも球技大会で賭け事ってどういうことかですか? 至ってシンプルですよ。勝ったチームに負けたチームが昼飯が奢る系です。ただ途中でチームメイトから裏切りにあって僕一人で払う羽目になりましたがね! あん時のチームメイトには確実に粛清を執り行いたいものです(΄◉◞౪◟◉`)
さぁ長々と語ってしまいましたが、今回から球技大会編です。諸々の問題を抱えたまま大地達は突如執り行われる事になった合同球技大会に参加させられる羽目になりますが……?
それでは本編へどうぞ!
───5月15日 (火) PM 16:30 羽丘高校 1-A LHR───
実行委員「それじゃあ咲山君と成田君は球技大会のバスケットボールに強制参加で決定としました。続いて────」
大地・空『待て待て待てぇぇえ!!』
え? なにこの状況。俺等のアイドル勧誘事件はどうなったの?! あれでお終いかい! もっと語ることあったろ?! なんで端折られたんだ?!
※結果的に大地と空は上手く言いくるめてアイドルの件は断りました。
そんなんでいいのかよ……。ま、いいか。面倒いし。
それよりもなんで俺と空が聞いても無い合同球技大会なるもんに参加しなきゃならんのだ。しかも他のクラスメイトの反応を見るとオレら以外に全員はこの事を知ってたぽいな。クソッタレ。まさか嵌められたとは……。
昨日は午前中サボったから朝のホームルームも受けてないわけだからな。その弊害だ。どうやらその時に突如として決まった花咲川学園との球技大会について担任から話があったそうだ。球技の種類としては懐かし&ボコり合いのドッジボール。超次元でゴールを突き破るサッカー。北京の栄光は健在かソフトボール。凄いぞ八◯塁! スラムダンクは泣けたバスケットボールの4つの種目だ。そしてトーナメント戦で1年〜3年に問わず争われるサバイバル形式である。最後は勝ち残ったチーム数によってそれぞれの学校側に点数が分配され勝敗を決するというもの。
まぁここまではいい。俺としても話を聞いてないだけだし球技大会が合同でしかも急遽決まったところで何の問題もない。だけど実行委員。テメェはダメだ。
なんで俺と空がソフトボールじゃなくてバスケなんだよ? いやまだ空は分かる。身長があるし投手だから他のポジションを守らせ辛いとかあるからな。だけどオレはなんでだ? 身長は至って平均だし運動能力にはちっとばかし自信はあるけど、基本は野球しかやったことない素人ぞ。聞けばどうやら相手さんはバスケ部でガチガチに固めてくるらしいじゃ無いですか。そんな場所に背も高くないど素人ぶっ込んでどうなるっていうんだ!? 完全に浮きまくりだろうが。足手纏いもいいところだ。
と、言うのを実行委員に尋ねると─────
実行委員「あぁ、いいのいいの。ウチのクラスって男子5人しかいないでしょ? 他3人は経験者だしなんとかなるよね? って話で男子一塊にしちゃえってまとまったわけ。アーユーオーケー?」
─────ということらしい。
おい待てや。全然話がつかめないんだけど。要するにテキトーって訳っすか? そうですか。それって問題ないんですかね? 担任さん。
問題なし……と、ふむ。つまり俺は詰んだわけですか。さいですか。意味わからないままに流されてバスケをやる方向に話が進んでいく。空は空で聡を開いた澄んだ瞳で後光を浴びていた。その光はどうやって出したんだ? オーラか? コイツたまに狂ってるよなー。(お前が言うな)
あれ? 蘭さん? どうして顔を背けるんですか? まだ何か言ってないことでもあるんでっか? それなら早く言ってくださいよ。多分許容範囲超えるから後で『幼稚化』確定だけど。
その答えは実行委員と言う仮初めの名を持つ悪魔によって明らかになる。
実行委員「それはそれとして。君達野球部は花咲川の野球部とエンディングセレモニーで最後に試合してもらうからよろしくね!」
天地コンビ『待て待て待てぇぇえ!?』
はい。本日二度目の待て待て待てが飛び出しました。このクラスはどうなってるんでしょうか? 誰一人としておかしいと思わなかったわけかい? いやいやしっかりしてくれA組。俺らがいない間にとんでもない事実が勃発してんじゃん。
てか先輩方よ。そういうホウレンソウはしっかりしましょうね。初めて知りましたよ。絶対監督以外に知ってるやつ居たとおもう。くそ。最近通院やらリハビリやらでグラウンドに顔だしてなかったからな。監督との予定の組み取りが出来てないせいで把握できてない。
それは後で監督に聞きに行くとして、そもそも野球部の稼働率どうなってんだよ? エキシビションマッチ的な何かってやる必要あんの? 意味わからん。漸く蘭が顔を背けて渋顔作ってたわけが分かったわ。
とりあえず俺と空がその試合で出ることはない事は決定事項だろう。空はイップス、俺は怪我明けのスランプでマトモな戦力として見てもらえないからだ。それに監督としては空のイップスは出来る限り隠しておきたいだろうし、試合で使ってボロを出すのは避けたいはずだ。だから消去法的に俺や空の起用はない。
起用がないのは仕方ない。それは自分が無力だから今は甘んじて受け入れるしかない。けど夏の大会は譲らない。たとえ先輩方だとしても、眼を見張るほどの成長を遂げ始めている宗谷だとしても、俺はその先を譲るわけにはいかない。全ては俺が勝つ為に─────。
という決心はしたものの、結局のところ明後日に突然組まれた合同球技大会には勿論学生として参加しなければならないわけで。ケガを言い訳にしてサボろかと本気で考えている俺であった。
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??「ずっと前から好きでした! 俺と付き合ってください!」
燐子「え、えっ……と…………」
……なんじゃこりゃ。なんかとんでも無い場面に出くわしたんだが。俺はどうすればいいんだ?
放課後。とりあえず怪我の通院を口実に球技大会のバスケ練習を休ませてもらった……もとい、サボらせてもらったこの頃。一応体裁もあるので本当に病院に向かっていたところ丁度通りかかった本屋の近くで若い男女、というより女子の方は知り合いなんだが、その人が告白されている場面に出くわすと言うhappeningに見舞った。
うん。これはあれだ。見なかったことにしよう。白金さんの為にも俺は何も見なかったし何も聞いてない方がいい。もし同じような状況に立たされていたとして告白シーンを見られたとあっては多分俺は一生部屋から出てこないと思う。主に心が死んで。しかも短い付き合いとはいえ、白金さんが男性相手に弱いのは百も承知である。
女性とマトモに喋るのも不得手と聞いたこともある。極度の人見知りである彼女が知り合いに告白されたところを見られたと知ったら……。うん。絶対アウトだ。なんか予想できちゃうぐらいに壊れそうだわ。
さて普通に通り過ぎよう。顔色が悪く見えるけど多分なんとかなるでしょ? 相手も実に誠実そうだし、爽やかイケメンだし、高身長だし、頭も良さそうだし、同じ学校だし、きっと優良物件なんだ。悪いことにはならないさ。
と、甘い考えに浸って通り過ぎようと思った。けど─────
??「どうかな? ダメかな? もしダメならどこが駄目なのか行ってくれないかい? 俺だって理由もなしにフラれるなんて嫌なんだ」
燐子「あ、ぁ……の………ぅぅ…………」
大地「……」
捲したてる花咲川の男子学生君。茶髪だけど爽やかな雰囲気を持つ彼だけど、やはり何か自信みたいなものでもあったのだろう。彼女が少し否定的な反応を見せた途端に彼女が喋ることが苦手だと知った上であんなことを言い始めたのだ。
涙を目の端にためている姿が見えてしまった。誰かと重なる。もうあまり記憶にもない遠い遠い記憶だ。まだマルチタスクも無かった頃の幼く楽しかった日々の中で一つだけ悲しい思い出がある。その時の再現ともいうべき姿が白金さんと重なる。
人のプライベートに土足で踏み込むつもりなんて、無かったんだけどなー。
益々俺は自分の不甲斐無さには嫌気が差す。踵を返して通り過ぎようとした道のりを切り返す。少し足早に二人へと近づいていく。五メートルを切った辺りで白金さんが俺の存在に気付く。背後から近づく気配にイケメンも気づいたようで振り返る。
大地「おっす。白金さん。こんなところで奇遇ですね」
燐子「さ、咲山、く、ん……」
??「君は……」
明らかに訝しむイケメン君。当然の反応である。けどそれを表に出さないのは凄いと思う。俺の前では無意味だが。何年捕手やってると思ってんだ。大体の奴の心理ぐらい読むくらい造作も無いぜ。
大地「俺は通院してたところなんだけど、白金さん達は何してたんですか?」
白金「そ、それは……」
??「君には関係ないだろう? 今、俺達は真剣に話し合ってるんだ。他人が突然横入りするのは筋違いじゃないのかな?」
へぇ〜。ホントに感情を隠すのがお上手ですこと。声音が上ずるわけでもなく、言い方に棘があるけど声自体に怒りや憤慨は感じられない。その鋭い眼光は隠せてないようだけどね。自分では正論を言ったつもりかもしれないけれど、筋違いか。
大地「筋違いはどっちなんだろうな?」
??「どういうことだい?」
大地「まさか理解してないのか? ここ、公衆の面前だぜ」
??「それがどうしたっていうんだ?」
まさかここまで自分勝手なやつだとは思わなかった。見た目に反して頭はからっきしか? 無計画に告白でもしたというのだろうか? それとも公衆の面前だと白金さんが断りづらくなると判断して敢えて此処に決めたか。どちらにせよ好印象と捉えることは出来ない。
大地「白金さんが奥手な性格と知っているなら、こんな人前で告白なんて大業な事しないはずだ。まさか好きって言った人の迷惑に真っ先に気づかないわけじゃないだろうが」
??「っ……! そ、それは……」
大地「どんな理由があるにせよ、他人の意見を聞こうとせず我を通そうとするその魂胆だけは気に食わない」
沸々と込み上げてくる憤り。直後、俺はイケメンの制服の襟袖に手を掛けた。そして真っ直ぐに眼を観る。抑えきれなかった。本当は少し話して終わるつもりだった。だけどこの勘違い野郎だけは許せなかった。何故かは分からないけど、ただ許せない。
大地「告白した相手に涙を堪えさせるようなやつが恋愛を語るな! 自分本位に話が進むと思ったのなら今すぐこの場から消え失せろ! 不快でしかない」
??「ぐっ……!? 好き勝手言ってるけど、君だって自分本位にキレてるだけじゃないか! 白金さんの友人か何かは知らないけど、僕と彼女の間に突然入り込んでくる君こそ不快だ!」
啀み合う。互いに互いの主張をぶつけ合う。結局決着はつかない平行線を辿るだけのものとなった上に周囲の視線は俺たちの口喧嘩に移っていく。それでも興奮状態の俺らは周りの目線など気にせずに声を荒げた。
それこそ白金さんが求めていたものとは違うはずなのに、御構い無しに。止められない。止めてはならない。女子を泣かせるような屑を俺は─────!!
友希那「いい加減にしなさい」
─────聞き慣れた好きな声と共にパシンっという乾いた音が聞こえた。それと同時に熱が右頬全体に広がっていく。その時に気付く。ぶたれたのだと。最近は冷静さを欠いて殴られる事が流行っているのだろうか? と、ふざけた事を考えつくぐらいには今の一発は効いた。
誰がやったのか? そんなもの決まっている。あの声の主を俺が間違えるはずなどないのだから。
大地「ゆ、きな、せんぱ、い……」
名前を呼ぶといつもよりも冷たい視線を送られる。どうしてここに? とは聞かない。理由はわかる。白金さんを探してたのだろう。今日は確かRoseliaの練習日だったはずだから。そして携帯に連絡をしたのは当然白金先輩だろう。この場で一番テンパってた筈の人が、まさか一番冷静だったとはな。
ヒートアップしていた熱は引き、今は自分に対して感じた嫌悪の感情で思考を埋め尽くされる。それを歯奥を噛み締めて堪える。
紗夜「貴方もです。櫂くん」
櫂「っ……ひか、わ……さん」
どうやら氷川先輩も来ていたらしい。櫂と呼ばれたイケメンは驚いた顔をした後に眉根を寄せた。あちらも俺と同じような感じなのかもしれない。些か不満だが。
嗜められた俺たちは冷静になった状態で話し合うために近場のカフェに寄ることとなった。
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先ほどの行為を来てくれた二人と、迷惑を直にかけてしまった白金先輩に謝罪をしてから話を進めた。けれど大まかなあらすじは白金先輩が連絡をしていたので二人とも了承済みだった。
友希那「……大体の話は燐子から聞いてるわ。櫂といったかしら? 貴方、本当に燐子の事を思っているの?」
音楽以外は基本ヘンテコな友希那先輩がまともな質問だ、と!? さっきから思ってたけど絶対に今井先輩が入り込んでるでしょ? それ以外考えられn─────。
友希那「大地、もう一度ぶつわよ」
大地「スンマセン」
ガチのやつだ。目が座ってる。謝ったんで許してくだしゃい。その血管の浮き出た右手を控えてくれませんか? 恐怖で身体が震えますから。
櫂「……あぁ。俺は本気だ」
突然な真面目な雰囲気になったことを察して向き直る。そこにあったのは覚悟の眼差し。そこに偽りはない。そう、この男にとって白金先輩は遊び相手じゃない。本気で好きなんだ。それは鈍感と常日頃言われている俺でも分かる。本気じゃないやつはこんな目をしない。
櫂「白金燐子さんの事がずっと……1年でクラスが同じになった時から好きだ」
燐子「っ……!」
二度目の告白。白金先輩は顔を朱に染めた。頭から湯気が出ていると幻視できるぐらいに沸騰していた。羞恥に染まったのも束の間。白金先輩は視線を下向きに向けながら聞き取れるか微妙な小さな声で─────
燐子「ご、ごめんなさい……私、付き合えません」
─────と言った。
櫂「ど、どうしてなんだ?! 俺の何処が不満なんだ!?」
燐子「っ……」
紗夜「櫂くん。落ち着いてください。白金さんが怯えています」
櫂「っ! す、すまない」
そういうところだ。この男は何も理解していない。たぶん櫂という男は今迄に大きな失敗を経験した事がないのだ。自らのスペックが高いために基本はなんでもできる。それこそ天才と言われる領域に至っているのかもしれない。それ故に挫折を知らない。だから人よりも何倍も失敗するのが怖い。それが恋心なら尚更。しかしピアノのコンクールで受賞することの出来る白金先輩は人の感情の起伏に人一倍敏感だから櫂のそう言う部分が直感的に伝わったのだろう。不満じゃない。ただ許容できない。
自分が常に一番であり続けたが故に起きた誤解。相手も自分を好いているから何処で告白しようとも必ず大丈夫と言う慢心。それこそが櫂の唯一の弱点である。
後もう一つ白金先輩が告白を受け入れない理由があると思うけど、それに関しては俺は全くわからない。それこそ本人の情の域だ。推測出来ない領域に足を踏み入れてもただの二の足だし、そこまで深入りしようとも思わない。それこそ尊厳を踏みにじる可能性がある。
運ばれてきたダージリンティーを口に含む。爽やかな香りが鼻を透き通っていき、体から無駄な力が抜けてリラックスする。無駄な事を語れば、また櫂に目を付けられてしまう。それだけは避けなければならない。出来るなら平穏で話が済むといいんだが。
てか、友希那先輩。いい加減俺から離れてくれませんか? ずっと肩に頭を置いてますよね貴女。髪はいい匂いするしサラサラだし、表情がにこやか過ぎで和むんですよ。めっちゃくちゃ浄化されちゃいます。おっと、単なる変態だ。落ち着こうか。おや? 氷川先輩? 二人の仲介役してるんですよね? 何かあったんですか? めっちゃくちゃムスッとしてますよ? 正直可愛いから眼福ですが。
ん? それよりさっきより櫂の雰囲気が邪険に─────。
というよりも、俺に害意のある視線をぶつけてくる。さっきよりも強いやつだ。とうとう憤慨。何故? why?
櫂「白金さん! 考え直せ! こんな他の女の人を侍らしているような屑野郎のどこがいいっていうんだ!?」
へ?
櫂「クソ!! なんで俺がオマエに劣ってるって言うんだ!! 巫山戯るなアァァ!!」
激昂した。店の中ということも忘れて机を乱雑に叩く。意味がわからん。マジで何があったの? 俺何かしたのか? ここ来てからなんもしてねぇだろうが。
大地(すいません。氷川先輩。何があったんですか?)
紗夜(……先に謝っておきます。申し訳ありません。貴方には大変な迷惑をかけることとなるとは思いますが、今は何とか話を合わせてください)
大地(はぁ……?)
いいけどなんだ? なんか嫌な予感がプンプンするな。さっさと終わらせて帰るとしよう。そんで病院は明日に行こう。うん。そうしよう。何だかんだRoseliaの皆さんには大変な迷惑をかけちまったからな。多少の面倒ごとなら受け入れてやるさ。
紗夜(では、私が言うことをそのまま櫂くんに伝えてください)
大地(了解です)
紗夜(貴方に無くて俺にあるもの? そんなもの決まってるだろ?)大地「貴方に無くて俺にあるもの? そんなもの決まってるだろ?」
櫂「は?!」
ん? なんかさらに煽ってない? ま、いっか。面倒いし。
紗夜(貴方には本物がない)大地「貴方には本物がない」
どういうこと? 俺、言わされてるけど全く意味がわからん。氷川先輩。貴方は俺に何をさせようとしているのですかね!? 咲山、とても不安です!
紗夜(本物の愛ってやつを貴方は知らない。そう、俺と燐子のように熱く煮え滾るような紅蓮の愛を貴方は持っていない!! それこそ、俺と貴方の差だ!!)大地「本物の愛ってやつを貴方は知らない。そう、俺と燐子のように熱く煮え滾るような紅蓮の愛を貴方は持っていない!! それこそ、俺と貴方の差だ─────って、氷川先輩っ!?」
なんじゃこりゃぁぁぁあ!!
何?! ほんとなんなの!? 錯乱しすぎて意味わかんないだけど!! って痛い痛いッ!! 友希那先輩っ!? なんで俺の脇腹つねってるのですか!? 爪食い込ませないで!! お願いだから!! てかムスッてした顔かわいいな!! って、違う!
櫂「ノォォォオォオオォオオォオオ!!」
櫂! しっかりしろ。ここは店だ。そんなムンクの叫びを忠実に再現しなくてよろしい! メッサ目立ってるから。やめてくれ! というより白金先輩はなんでさっきから顔真っ赤にして黙り込んでるんですか!? 俺を助けて! ヘルプミー!
チラッと助けを求める視線を白金先輩に送ると─────
燐子「はわぁ〜〜ッッ///」
櫂「グハッ!? め、目と目で通じ合ってるだ、と……!? 二人の恋人関係はもうそこまで進展して─────」
大地「ねぇ? さっきから何の話ししてんの!? 俺、事情が掴めない。誰か助けてくれ。マジで」
え? 誰と誰が恋人!? 俺と白金先輩? ワッツ!? ワァイ!? 理解不能ぜよ!! くぁwせdrftgyふじこlp!!
─────と行った感じで謎の修羅場が完成した。それより友希那先輩がずっと横腹抓ってくる!! そろそろ離してほしい。絶対アザになってる! 痛みがむしろ無くなってきたぞ!? 感覚がなくなってくの怖いんだけど。助けてマジで。
ま、こんだけ修羅場と化したら店側も対応不能だわな。俺らは当分の間出禁を喰らいました。俺、謎の巻き込まれ方してんなぁ〜。いや元凶かも。はは。もうどっちでもいいや。考えるのめんど臭いし!
櫂「く、くふふ……わかった。わかったぞ……確かオマエ咲山とか言ったな」
大地「……アイ」
櫂「さっき氷川さんから聞いたところによると、オマエは明後日の合同球技大会のバスケに出るらしいじゃないか? そこには俺も出る。つまりオマエと直で戦えるわけだ」
大地「……アイ」
櫂「咲山! そこで俺達のチームとお前達のチームで戦って勝った方が負けた方の願いを一つだけ叶えると言う在り来たりな賭け事をしよう! 勿論、俺が勝ったら白金さんに一生近づくな! いいな!! この勝負、男なら受けるよな!? たとえ、俺が中学の頃に全国大会に出ていたチームのエースをやっていたとしても受けるよな!?」
大地「……アイ」
櫂「よし!! 決まった!! それじゃあ二日後だ! 二日後に全てケリをつけてオマエから白金さんを取り戻してみせる! ふ、それじゃあな!」
……アイ。
………………………。
……………………。
…………………。
……おい。あのキャラ暴走してるバカはなんて言ってた? 正直覚えてない。色々処理が付いて行ってないんだよ。ほんと面倒い。最初の爽やか系イケメンはどこ行った。最後は面影のカケラもなかったぞ。
大地「……氷川先輩」
紗夜「……なんでしょうか?」
目をそらすな。こっち見ろ。明らかに冷や汗垂らしてやがる。理解してるならやらなければいいのに。ははは。はぁ……。もう言っても遅いんですけどね。
だからせめてさ─────
大地「こう言うことは事前に伝えておいてください。ほんと頼みますんで。はい」
紗夜「すみませんでした……」
燐子「ご、ごめん、なさ、い……」
友希那「……っ」(ムスッ)
友希那先輩だけまだ俺の脇腹抓ってる。いい加減感覚なくなったわ。もう何ともないね。ふぅ。サボる口実が無くなっちまった。白金先輩。貴女の心労はお察ししますが、どうかお願いです。人を勝手に恋人設定にするのはよしてください。生きた心地がしませんから。せめて事前に通達してください。はい。
そして実行委員の氷川先輩。勝手に情報の漏洩はやめてください。それはズルというのです。頼みますよ。それから出来るならこっちの肩を持って。お願いだから。絶対勝ち目ないから。それともう一つあった。おい実行委員。目の前で女子生徒を巻き込んだ賭け事の概要話してんだから止めろ。風紀乱してる。オーケー!?
大地「ふ、不幸だ……」
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大地「─────て、事があったんだ。助けてくれソラえもん」
空「誰が青ダヌキだ! 勝手に面倒ごと持ち込んだくんじゃないよ!? なんでお前は少し目を離しただけで問題を持ってくるんだ!? もう怖いわ!」
と、蘭にも同じ説明したら「死ね」と言われて腹パンされました。意味がわかりません。空が呆れたように笑っていたので後で粛清しようと思いました。タンタン♫
……マジでどうなんの??
やらかしたね♫ 気分転換で書いてたら大変なことになった。
中盤にシリアスっぽいのいれたのに、すぐにコメディーに変換されるし絶対文章崩壊してるし、なんかもう色々諦めてます(´・_・`)
それではバイなら
ヒロインは何処から選ぶべき2
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アフグロ
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