色々と問題だらけの西武投手陣にどんな化学反応を巻き起こすのか、楽しみです!
ズッッバァァアァァァアァァァアァァァーーーンンンッッ!!
実況『見逃し三振ッッ!! ワンナウト一、三塁のピンチから4番5番を連続三振に打ち取り、最小失点で切り抜けたぁ!!』
綿部『最後、バックドアのスライダー……凄いコースに決まりましたね。あれは打てません』
『ピンチになってからの球質は異次元ですよ。凄い開き直りです。素晴らしい胆力だ』
後藤「よくこの回を抑えたな、虎金」
虎金「……あざっす」
後藤「ただ、五回終わって3失点、球数も100前だ。ゲームを作れたとはいえないな」
「そこは自覚してるな?」
虎金「はい……」
後藤「なら言うことはない……次の機会に必ず活かせ。次の回からライトの守備につけ、後半……必ずオマエが必要になる。頼むぞ」
「今の咲山を相手にできるのは、オマエだけなんだからな─────期待しているぞ」
虎金「はい!」
後藤「次の回から曽根山をマウンドに立たせる! 曽根山、いけるな?」
曽根山「はい! もう肩も心の準備もできてます! いつでもいけますよ!」
坂山「たのもしいかよ」
木ノ下「ほんとほんと」
伊達「と、守備はこれでいいとして問題は……」
笹野「
実況『ピンチを最小失点で抑えきった裏の攻撃!! 打順は此方も主砲、4番の澤野が闘志全開で打席に立ちます!』
『創部以来、三年間で積み重ねてきた本塁打の数は52本。その長打力と超高校生級捕手として身につけた深視力で、未だヒット一本たりとも許していない怪物右腕に立ち向かいます!』
綿部『一打席目は我妻君の完勝と言って差し支えないでしょう。しかし、澤野君もこのままでやられるようなヤワな打者ではありません。期待しましょう!』
澤野(さっきはツーシームとストレートにやられたが、今度はこうはいかんぞ)
大地「矢来! ノーアウトな。落ち着いていこう!」
矢来「おう!」
笠元「こっち打たせてきてええぞ! そろそろ暇やからな」
結城「こい!」
大地(……と、ゴリゴリのパワーヒッター澤野さんか。この打席は本塁打狙いしてくれればいいんだけど、この人のことだし、塁に出るバッティングしてくんだろうなー)
(さっきはストレートに見逃し三振……俺も含めて4番ってのはプライドの塊だからな。十分狙われてる可能性はある)
澤野(ここは点差も考えて、単打狙い。シャープに振り抜く)
大地(初球、外のスライダーで様子を見るぞ。しっかり腕振ってけ)
矢来(おう)
実況『初球、ワインドアップから投げる!!』
ビュオォオォォ……!!
カクッ!!
澤野(スライダー!?)
ブォオォォォーーーンンッ!!
ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッ!!
《 136km/h 》
大地(ナイスボール!)
矢来(おうよ)
実況『初球ストライクからボールになる外のスライダーで空振りを奪いワンストライク!』
綿部『素晴らしいコースです。今のコースに決まれば絶対に打てません』
澤野(さっきの打席、全てインコース責めされていたから外の撒き餌に反応しちまったうえに、ストレート狙いを見透かされた)
大地(シャープに振り抜いてきた。やっぱり先頭打者ってこともあって長打ではなく単打狙いか)
矢来(一発狙いじゃないのなら、いくらこの人でも怖くねぇな)
大地(言ったな? じゃあコレで)
実況『サインが決まって二球目!』
ビュォォォオォォ……!!
カクッ!
ブォオォォォオーーンン!!
ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッ!!
《 137km/h 》
実況『二球続けて外へ逃げるスライダー!! バッター澤野のバットが再び空をきります! ここもノーボールのまま追い込みました!』
澤野(くそ! ツーシームとストレートだけじゃねぇ……! 元からのウィニングショットであるスライダーが厄介すぎる!)
大地(スライダー、相当嫌がってますねぇ。元々得意ボールのはずでしょ? よっぽどツーシームとストレートに気を取られちゃってますね。そういう反応されるの、好き)
矢来(さっきの打席から、大地のテンションがおかしい……めっさ和かじゃん)
虎金「やっぱり主将らしくないっすね。打ってもらわないと困るんすけど……」
坂山「アイツらしくねぇよな。全部後手に回ってる」
幽ノ沢「実際、全部すげぇけど、我妻のスライダーはキレ味すげぇし、途中で消えるしで厄介極まりない。なにより」
ビュオォオォォ……!!
澤野(……当た─────!?)
カクッ!!
ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッ!!
幽ノ沢「コントロールが別格だよ」
審判「ットラーイッ!! バッターアウッ!!」
ワァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァ!!
実況『フロントドアのスライダーで見逃し三振ッッ!! 止まらない十一者連続三振ッ!!』
綿部『いやぁ……半端ないですねぇ』
矢来「おしっ。完璧だ」
大地「ナイスコース! 最高のボールだ!」
結城「我妻ナイスピッチだ!」
舘本「……ナイスボール」
実況『4番澤野、二打席連続で見逃し三振! ここまで完璧に封じられた状態です!』
綿部『今のはデッドボールゾーンから曲がっていきましたからねぇ。一打席目のインコース攻めで相当腰を引けさしたのが、ここで効いたようです』
矢来(全部の球が調子いい。スライダーも指に引っ付いて超良い)
大地(左打者が多い花咲川だが、スライダーのコントロールも絶好調。この回から割合増やしてもいいな)
澤野「くそ……っ」
(まだランナーが出ていないからこそ、俺が塁に出て我妻がセットポジションでテンポを崩させなきゃいけない場面だったのに……!)
(俺のバカ野郎!)
実況『三球連続膝下スライダーで追い込み、ツーストライクワンボール!』
ビュオォオォォ……!!
幽ノ沢(真ん中低め、って……)
カクンッ!!
(ツーシーム!? やべぇ! バットが止まらない!)
ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッ!!
大地「スイング!」
審判「スウィングアウッ!!」
実況『空振り三振ッ!! 左打者必殺の新ウィニングショット、ツーシームで十二者連続!!』
ビュオォオォォ……!
カクッ!!
高山(ウッソだろ!? ボールが消え─────)
ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッ!!
審判「スウィングアウトォォ!」
ワァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァ!!
実況『6番高山も膝下スライダーで空振り三振ッ!! パーフェクター我妻矢来、この回の四、五、六番も三者連続三振で仕留めて圧巻無敵の十三者連続三振でスリーアウト!!』
『花咲川打線は我妻のキレのある球にきりきり舞い! 手に負えず、この回もなす術なくシャットアウト!!』
綿部『この回の三振は、全て変化球でしたね』
大地「ナイスボール! エンジンがいい感じだな。いいペースだ」
矢来「あぁ、虎金さんも復調してきたしな。俺も負けてらんねぇよ」
結城「我妻が良い流れを持ってきている、このまま得点を上げていくぞ!!」
チーム一同『『シャァッ!!』』
我妻止まらない!
ヒロインは何処から選ぶべき2
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アフグロ
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