Stand in place!   作:KAMITHUNI

79 / 100
西武のレギュラーメンバー、ほぼ億円プレイヤー……。豪勢!!
来季も勝ち上がれるか!? 西武!


冴えるストレート

矢来(マウンドが楽しい)

 

 

(こんな感覚、久しくなかった気がする。もしかしたらなかったかも)

 

 

笹野(っ!?)

 

 

ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッ!!!!

 

 

実況『六回裏の攻撃! 七番笹野に対しての初球、アウトハイのストレート!! ハーフスイングで空振りを奪います!!』

 

 

笹野(六回始まっても、球威が増してる? ち、リズムは狂ってない……か)

大地(この人、全くストレートに合ってない。ゴリゴリで押し切れる)

 

 

矢来(いつになく、ボールを投げるのが楽しい!!)

 

 

ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッッッ!!!!

 

 

審判「ットライーク! ツー!」

 

 

実況『好調笹野に対しても、アウトローへ直球! テンポ良く二球で追い込んだ!!』

綿部『球威や制球力も勿論、高水準なのですが、あのテンポがいいですよね。守備からリズムを作る。よい投球です』

 

 

大地(外で遊んでもいいけど、内ストレートでねじ伏せちまった方が手っ取り早いか? 無駄球抜きで行くか?)

矢来(おう! そっちがいい!)

大地(目、キラキラさせやがって……失投したら許さん)

 

 

笹野(客観的に見ても、俺はここまでストレートに全然合ってない。ここも間違いなくストレートだ)

 

 

(ストレートって、わかってるけど─────!)

 

 

ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッッ!!!!

 

 

(─────コイツのストレート、エゲツない!)

 

 

審判「ットライーク! スリィーッ!!」

 

 

《 149Km/h 》

 

 

大地(狙われてても打たれる気がしなかったな)

矢来(うん、いい感じ♫)

大地(ただ調子乗りすぎて、リズム崩すのだけはなしで。油断すんなよ)

矢来(わかってるよ)

 

 

 

実況『打撃好調の七番 笹野もインコース高めに空振り三振ッ! ストレートが冴え渡って十四者連続!』

綿部『決して花咲川打線のレベルが低いわけではないのですが、もう少しバンドの構えなどで揺さぶっていきたいところですね』

 

 

 

アナウンス『八番 ピッチャー 曽根山くん』

 

 

曽根山(先輩たちの反応を見れば、明らかに一球一球の質がいいことがわかる。だからこそセーフティとかで揺さぶりたいけど……)

 

 

ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッ!!!!

 

 

《 148Km/h 》

 

 

(それ、簡単じゃねえぞ……)

 

 

(マジで速ぇ!)

 

 

大地(打たれる気がしないね)

矢来(悪魔の笑いを浮かべてる)

大地(お前の球で心躍ってんだよ)

 

 

(そこ、お前から見て今はどんな景色だ?)

 

 

ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッ!!!!

 

 

審判「ットライーク!! ツー!!」

 

 

 

実況『二球目、曽根山はバントの構えで揺さぶっていきますが、我妻は動揺なくアウトローにビシッと決め、ここも二球で追い込んだ!』

綿部『六回ですが、球威が全くと言っていいほど衰えませんね。コンスタントに140後半を計測しています』

 

 

 

曽根山(マジで春とは別モンじゃねぇか……。クソ、無意味な打席で終わらせてたまるか。少しでも粘ってやる)

大地(何考えてんのか知らねぇけどよ、)

 

 

ビュオォオォォォオォ……!!

 

 

(全力でこいよ。食ってこねぇと、食われんぞ)

 

 

カクッ!!

 

 

曽根山(なっ!? スライダー!?)

 

 

大地「どうやらウチの右腕は、気分が最高潮らしい」

 

 

ズッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッ!!!!

 

 

審判「ストラックアウトォオ!!」

 

 

 

実況『止まらない止められないッ!! 8番曽根山も切れ味鋭いスライダーを前に空振り三振ッ!! これで異次元の十五者連続三振ッ!!』

綿部『まさにスーパールーキーです。これほどの右腕がいたとは……。これは地方大会新記録の十七連続も射程圏内かもしれませんね』

 

 

大地「ツーアウトツーアウトッ!!」

結城「いいペースだ! ナイスピッチ!」

村井「ウガッ!! ナイスボールだ! 我妻ちゃん!!」

 

 

 

虎金「ドンマイドンマイ。前の先輩たちが打てなかったんだ。自信失うなよ。そんでもって考えすぎで次のピッチングに影響出すとかシャレにならんからな」

曽根山「色々と考えすぎた結果、崩れた何処ぞのエース様にそんなこと言われるとは思いませんでした」

虎金「おま─────! ほんと、容赦ねぇな!」

曽根山「ま、大丈夫ですよ。守りは。だから、まずはバッティングで魅せてください。ヒーローでエースの矜持をね」

虎金「……ほんと、生意気な一年坊主が多いな。お前といい、あそこで悠然に待つバッテリーといい今年の一年は問題児だらけだ」

 

 

「先輩として、ヒーローとして、ちゃんとお灸を据えてやらないとな」

 

 

曽根山「おうぇ!? 恐っ!」

虎金「ソネは試合が終わってからな」

 

 

「その前に、オマエの英雄譚は終わりだ。そろそろ、そこから退けてやるよ我妻」

 

 

「まずは俺のバットで引導を渡してやる」

ヒロインは何処から選ぶべき2

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