Stand in place!   作:KAMITHUNI

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……風邪引きました。マジで辛たんです。


悪魔の球

曽根山(我妻といい、成田といい……。とんだ化け物だなぁ。一点が命取り、か……)

 

 

「─────上等だよ!」

 

 

 

ズッッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアーーーンンンッッ!!

 

 

 

実況『初打席の九番田中、高め釣り球に空振り三振ッッ!!』

 

 

 

ビュッゴォォォォ……ッ!!

 

 

ガギィィィィンッッ!!

 

 

 

実況『一番秋野は、アウトコース低めのチェンジアップに態勢を崩し、サードゴロ!! 七回の表、リズム良くツーアウトを稼いだ曽根山!!』

 

 

 

舘本(……かなり乗ってる。これ以上、調子付かせちゃダメだ)

 

 

(けど─────)

 

 

ズッバァァァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァーーーンンンッッ!!

 

 

審判「ットライーク!! ワンッ!」

 

 

舘本(─────言うほど、簡単じゃない)

 

 

 

実況『美しい軌道を描きながらアウトコーナーへズバリと決まります!! カウントワンストライク!』

綿部『パワフルなフォームですが、乱れがありません。完成度が高いです』

 

 

 

澤野(いい感じだ。ストレートが走っているし、何より今日の曽根山は制球がいい)

 

 

ビュッゴォォォォオォォ……!!

 

 

舘本(当たっ─────!?)

 

 

カクッ!!

 

 

ズッバァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアーーーンンンッッ!!

 

 

審判「ットライーク! ツー!!」

 

 

舘本(インスラ……。コントロールの難しいフロントドアまで……)

澤野(いいところに決まった。ラスト、アウトコース高め直球で仕留める!)

 

 

ビュッゴォォォォオォォオ!!

 

 

舘本(外!? しまっ─────)

 

 

ズッバァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアーーーンンンッッ!!!!

 

 

澤野「スイング!」

審判「スゥィングアウトォォ!!」

 

 

曽根山「亜ラァァァァア!!」

 

 

坂山「ナイスピッチ!!」

伊達「良いボールいってんじゃん!!」

笹野「良い感じでリズム乗ってきたんだ! この調子で点も取って行こう!」

 

 

実況『最後はアウトハイの直球!! ハーフスイングで空振り三振ッッ!! 二回投げて、被安打0、奪三振5の好投を見せる一年生右腕 曽根山直樹ッ!!』

綿部『素晴らしいですよ。チームの悪い流れを断ち切る、好リリーフです。この勢いのまま、攻撃に移れれば好投手の成田君といえど、一筋縄ではいかないでしょう』

 

 

 

 

実況『七回裏、打順は3番の伊達から! ここまで我妻投手の投球を前に玉砕されてきましたが、ここでチーム屈指のリーディングヒッターとして塁に出ることができるか?!』

 

 

 

伊達(木ノ下の打席を見る限り、直球には相当な威力がある。木ノ下の打席しか見ていないから、なんともいえないけど少なくとも、さっきの回は制球ミスはゼロ)

 

 

 

実況『さぁ、成田!! ワインドアップからの初球!!』

 

 

 

伊達(ここはノリに乗ったストレート!!)

大地(……)

 

 

ビュッゴォォォォオォォオォォ……ッ!!

 

 

伊達(─────え?)

 

 

スッッ……。

 

 

ブォオォォォオンンッッ!!

 

 

ズッパァァァァアァァアーーーンンンッッ!!

 

 

《 134Km/h 》

 

 

審判「ットラーイク!! ワンッ!!」

 

 

実況『初球はチェンジアップ!! バッターの伊達、全くタイミングが合わずに空振りッ!!』

綿部『最速から20キロ以上の差ですからねぇ……。バッターからすれば悪魔のようなボールです』

 

 

 

伊達(なんだよ……。今のチェンジアップ……)

 

 

(ただ緩急がエグいだけじゃない、今の軌道……いくらなんでも変化が鋭すぎる!?)

 

 

大地(次、インハイ)

空(おう)

 

 

ズッバァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアーーーンンンゥゥゥゥッッ!!!!

 

 

審判「ットライーク!! ツー!!」

 

 

伊達(山張ってたのに、全く当たらない!?)

大地(初球に投じたチェンジアップの残像がある以上、貴方は空のストレートを打てない)

 

 

ズッッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアーーーンンンッッ!!

 

 

審判「ボールッ!!ツーストライクワンボールッ!!」

 

 

伊達(一球外してきた……。ということは、次がラストボール!)

 

 

(初球、空振りしたチェンジアップか? それともまだ使ってないスライダーやカットボール? ダメだ、絞り切れない)

 

 

大地(チェンジアップとストレートに呑まれたら、最後。これで、ジ・エンドだ)

 

 

ズッッバァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアーーーンンンンゥゥゥゥッッ!!!!

 

 

《 153Km/h 》

 

 

伊達(高め、釣り球……!?)

 

 

(さっきまで低めにあったのに……一体、どんなノビしてやがる?!)

 

 

(ふざけんなよ……マジで噴き上がってきたと思うレベルだぞ!)

 

 

空「どんなもんじゃい」

 

 

審判「スゥィングアウトォォ!!!!」

 

 

ワァァァァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアァァアッッ!!!!

 

 

実況『真ん中高めの釣り球に思わず手を出して空振り三振ッッ!! 最後は153キロ直球!! これで伊達は三打席連続三振ッ!!』

綿部『いやぁ……今のストレート、映像で見ても、本当に浮き上がっているようにしか見えません。凄まじい回転数と、威力です』

 

 

結城「ナイスボール!!」

舘本「……ワンナウトね」

笠元「ゴッツええ球いってんでぇ!!」

村井「うがっ!!」

 

 

大地「ナイスボール!!」

空「おう!」

 

 

 

伊達「……相当ストレートヤバイです。狙っても打てませんでした」

澤野「……みたいだな」

伊達「主将……貴方だけは、打ってください。お願いします」

澤野「任せろ……!」

 

 

 

実況『そして、続く打者は花咲川の主砲!! 三度目の正直となるか!? この打席で神童から自慢の打棒で打ち砕く事が出来るのか、注目の対決です!!』




風邪薬飲んで、早めに寝ます。

ヒロインは何処から選ぶべき2

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