帝国召喚物語 作:abc
「次は…ダイニッポンテイコクという国か。文明圏外国家の癖に、大と帝国を付けるとは、随分と舐められたものだな。」
応接室
「遂に、この世界の列強国と交渉出来るな。」
「ああ。だが、受付の人間の態度からして、随分と馬鹿にしてくるな。」
「だな。前世界の列強が見たら顔を青くしただろうさ。だが、我々にはあまり時間がない。ここは何としても、こちらの要求を通さなければ。」
「だな」
トントン
「はい」
「これはこれは、私はパーパルディア皇国、第三外務局、スルムと申します。」
「私は大日本帝国、外務省外交官で大使の朝田です。隣にいるのは私の部下です。」
「よろしくお願いします。」
「はい、早速ですが今回我が国に訪れた理由は?」
「条約交渉です。我が国は貴国と国交を結びたいと考えております。」
「して、どのような条約ですかな」
「ここに書かれている通りです。」
そう言い、朝田は1枚の紙を取り出す。
スルムはそれを読むと顔を強張らせて言った。
「本当に、この文書で合っているのですね。今ならまだ、見なかったことにしておいてあげますよ。」
「いえ、合っておりますが何か問題でも?」
紙にはこう書かれていた
・パーパルディア皇国は日本と対等な関係で今後接する。
・パーパルディア皇国は、他の国家に対して奴隷の要求などを行わない。また、奴隷制度を廃止する。
以下省略
このような、パーパルディア皇国が行なっている文明圏外国への差別をなくせというようなことばかりが書かれていた。
「一応言っておきますが、貴国は文明圏外国、我が国は列強国ですよ。このような要求を我が国に突きつけてくるという事がどのようなことか分かりますかな。」
「我が帝国は貴国に対して現代的な外交を行なって欲しいと言っているだけなのですが。」
スルムの顔が赤くなる。
「貴様らは我が国を馬鹿にしているのか。文明圏外国の新興国が、偉そうな口を叩きよって。今に見てろ。貴国の領土を灰にしてくれるわ。」
結局、条約交渉は失敗し、パーパルディア皇国は後に監査軍を派遣することとなる。
帝都東京 首相官邸
閣僚会議
「宇宙省、報告を。」
「はい、人工衛星、更に攻撃用軍事衛星を合わせて30機以上打ち上げ終わり、月面基地以外は基本的に回収できました。今は新しい2つの月のうち片方にJAXA が月面基地の建設を始めようとしています。」
「分かった。外務省は?」
「はい、こないだの会談が破局で終わった為、陸海空宇宙軍に連絡をしたところです。」
「海軍省」
「はい、既に展開は終えており、万全な体制です。」
「陸軍省」
「我が帝国陸軍もいつでも出撃できます。派兵戦力として、陸戦隊2個師団普通科師団3個師団無人戦闘兵師団を10個師団ほどです。」
「空軍省」
「帝国空軍もいつでも出撃可能です。」
「よし、敵が攻撃を行ってきた場合、すぐに行動してくれ。これで会議を終わる。」
皇国監査軍
「先程から妙だな、あんな所に陸地なんてあったか?」
「いえ。聞いたこともありませんね。」
監査軍は今、インド洋付近を航行していた。
すると目の前に数隻の艦船が見えてくる。
その船は拡声魔法か何かでこちらに話しかけてくる。
『我々はインド帝国海軍だ。ここは我が帝国の領海であるためこれより先へ進む場合、攻撃する。』
「インド?聞いたことあるか?」
「聞いた話によると日本の属国だそうです。どうします?」
「攻撃しろ。どちらにせよ日本軍だ。奴らに列強の力を見せてやれ。」
「はっ。」
艦隊は一斉にインドの軍艦に向けて発砲する。
バンバンバン
「命中です!」
「フン、文明圏内国家でもないくせに偉そうなことを言うからこうなるのだ。」
だが、やがて攻撃を受けた辺りを見てみると
「傷跡がないだと⁉︎」
ドーンドーンドーン
「て、敵艦発砲⁉︎」
ザッバーン
「たった一回の斉射で5隻も撃沈するだと⁉︎」
「司令!どうします?」
「今更引き返せん。このまま、艦隊決戦を行う」
30分後、監査軍は、インド帝国海軍により、壊滅したのであった。
首相官邸
「総理!インド帝国海軍がパーパルディア皇国からの攻撃を受け、これを撃退したと連絡が入りました。」
「予め人工衛星から得た情報を教えておいたからな。最近は忙しかったからインド帝国にインド洋の管理をほとんど頼んできたからな。」
「はい。インド帝国政府はこのことをパーパルディア皇国に宣戦布告されたと受け取っており、今次戦争は我が帝国の指揮下に入ります。」
「わかった。軍に上陸作戦にインド帝国軍も入れるように言っておいてくれ」
「分かりました。」
「それと、シベリアの近くで、神聖ミリシアル帝国と思われる艦艇を海軍の潜水艦が発見し追跡中ですが、どうします?」
「取り敢えず、活動理由を聞くために接触してくれ。まあ、急に新たな陸地が増えたんだ。調査にでもきたのだろう。」
シベリア沖
「ここはあり得ないほど寒いな」
「だな。こんなところに新たな国ができるのか?それも文明圏外国家ではなかなかの軍事力を有していたロウリア王国に・・・」
「だがロウリアの北の港町で見ただろう。あの発展ぶりを。」
「・・ああ。あれほどの街が半年ほどでできるとはな。あの規模は間違いなくパーパルディア皇国を超えている。それにあの車。ムーのものに似ているが走っている数が桁違いだ。」
「首都はどれほど発展していたのだろうな」
「だが、敗戦国をあの短時間であそこまで成長させられる国も恐ろしいがな」
「俺たちはその国に今から行くんだろ?」
「そうだ・・おい!前からふねが近づいてくるぞ。」
「何!?艦長!向こうから魔信は?」
「来ました。ここは大日本帝国の領海である。貴艦の所属と目的を明らかにせよ。とのことです。」
「我が国は神聖ミリシアル帝国である。貴国との国交の交渉に来た、と伝えろ。」
「はっ」
最終的に交渉団の乗っている船は海上保安庁の船についてウラジオストクに向かって行った。
グレートアトラスターをどうするか
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沈める
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沈めない