帝国召喚物語 作:abc
西暦2030年1月24日0時0分
その日、日本…いや、大東亜共栄圏の国々全てで震度3の地震が観測された。
それは、余りにも不可解なものだった。今まで地震が一度も起きたことの無い、プレートの狭間でも無いところやその近くで無くても、何の予測も出来ずに突如、それは起こった。
同日1時5分
帝都東京
永田町首相官邸地下
首相官邸の地下深くには、まだ冷戦時代の頃、アメリカやイギリスが突如核ミサイルを我が国に打ち込み、万が一軍が防衛しきれなかった時の為に強固な核シェルターが存在している。冷戦が終結した今でも、緊急時の際には此処を臨時指令所として使用してきた。そして今、我が帝国最大の危機についてどう対処していくかが話しあわれようとしていた。
会議メンバー
内閣総理大臣 綾崎 菊二
陸軍大臣 五十嵐 嘉久蔵
海軍大臣 泉 源一
空軍大臣 乾 高吉
外務大臣 山下 刃
会議は綾崎総理の言葉で始まった。
「皆はもう既に分かっていると思うが先程起きた地震の後、我が国の全宇宙衛星との通信が途絶えた。」
全員はこの言葉に大きく頷き、海軍大臣が返事をした。
「先程から、展開している艦隊の確認のために官僚全員総出で動いています。」
この言葉に続き空軍大臣も発言した。
「総理の許可が貰えれば、我が帝国空軍と海軍の航空機が周辺の調査をすぐに行うことが出来ますがどうしますか」
「準備が出来次第、調査を開始してくれ。海軍の艦隊は展開している艦隊に周辺の調査を命令しておいてくれ。陸軍についても、万が一の事があるため、全基地にて即時行動可能な状態にしておいてくれ。外務省の方にはこの会議に来れなかった大臣への報告と各国大使館への連絡を頼む。尚、この事態の帝国臣民への発表は事態がはっきりするまで、行わないものとする。マスコミへの情報漏洩が無いよう、皆気をつけてくれ。では、解散」
総理の言葉が終わると各大臣は直ぐに行動し出した。
地上に出て、官邸の窓から自分の知らない月を見ながら綾崎は改めて事態が深刻なことを確認するのであった。
1月24日2時
大日本帝国領シベリア ウラル山脈付近
この近くを2機の2式戦闘機が飛行していた。
「なんたって司令部は急に周辺の調査をしてこいって言ってくるんだよー。おまけに衛星通信機器が使えないとかどうなってんだよ」
「まあそんなにカッカしなさんな。他のパイロットだってみんな総出で出てるんだしさ。司令部だって物凄い忙しそうだったじゃないか」
「まあ、話によると海軍の航空隊や艦隊まで動かされているそうだしな。何かあったのか」
「さあな。政府はまだ何も発表してないぞって、もうすぐ山脈を越えちまうな。どうする?」
「司令部からは何も発見できていない場合はドイツとの国境線を越えてもいいと聞いているが…、何も見つけられなかったんだ。越えても問題ないだろ。行くぞ」
「OK、武装の使用許可は?」
「何かいた場合、攻撃して来なければ観察。攻撃を行なってきた場合は直ぐに退避せよ、だってさ」
「無茶苦茶だなあ。まあこれも軍の務めか。よし、越えようぜ」
そして2機はウラル山脈を越えていき、その先に見つけたのは…
「これ、夢じゃないよな?」
「んなわけないだろ、さっき俺らは司令部からの命令を聞いて…」
「じゃあ、あの光景はなんなんだよここは北の寒い大地だぞ。なんで山を越えた先が広大な農地が広がっている大地になっるんだよ!本当ならドイツの工業地帯が大量にあるはずだろなんでだよ!」
「俺に聞かれたって分かんねえよ。とりあえず偵察機を呼んで情報を集めないと」
このようなことは大陸の各地で起こっていた。
大日本帝国 シベリア駐屯軍司令部
「司令、先程から西の調査に向かった航空隊から次々とありえないような報告が返ってきております。各方面からは、写真や映像を撮るための偵察機や哨戒機の応援要請があとをたちません!!」
「落ち着きたまえ、取り敢えず情報を整理してくれ」
このようなことを言っているが実際は一番焦っているのは司令官だった。
(まじかよ、こんなこと人生初めてだよ。なんたって俺が司令官の時にこんな事が起きるのさ。やってられるかよ畜生。今日も帰ってモ◯◯ンの続きをやろうと思ってたのに!ここで俺がヘマをしたら軍をクビになってしまうことだってあるのかも知れないのに)
司令官のそんな気持ちを知らずに、落ち着いた将校は説明を始めた。
「まず、1番最初に入ってきた情報はウラル山脈北部方面にスクランブル発進した2式戦闘機からでした。送られてきた内容は我ウラルノ先ニ広大 ナ農地発見、偵察機求ム、でした。次に送られてきたのはウラル山脈の南部に向かった軍からで、本来ならば大規模な街がいくつかあるはずですが、通信によると、現代ではありえないほど荒廃した土地があったっとの事です」
「南部ではドイツが核実験でもやったのか?だがそれなら我が軍が気ずくはずだしな」
二人が議論を続けていると、また違う将校が一人入ってきた。
「失礼します。先程、後続で送った飛行隊から連絡が入りどうやら北部の沿岸に都市が見つかったようで、見る限りだと中世レベルの文明の街が広がっているそうです。更にその航空隊が街の上空を旋回していると、ヨーロッパのドラゴンのような生物が街の近くから浮上し航空機に対し炎のブレスを吐いてきた、とのことです。幸い速度はあまりなくすぐ逃げ切れたとの事ですが、どうやらドラゴンのような生物の上には人が乗っていた様なのです」
先程まで司令官と議論をしていた将校はその情報が本当なのかを聞き出していたが、司令官はこれをどう本国に報告しようかという事で頭が痛くなり、倒れかけたという。
どの様にしたら読み易くなるかを出来れば教えて下さい。
グレートアトラスターをどうするか
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沈める
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沈めない