青薔薇は彼と再び歩みだす【短編】   作:藤井 悠

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藤井 悠です

今作は友希那さんヒロインの作品です

それでは本編どうぞ。


プロローグ

〜10年前〜

 

リサ「ジュン?今日は何して遊ぶの?」

 

潤平「うーん・・・何か良い考え有る?友希那ちゃん。」

 

友希那「じゃあ、皆で考えましょう!」

 

ぼくの名前は桜ノ宮 潤平!そして今話しているのはお隣に住んでるリサちゃんと友希那ちゃん。いつもこうして毎日遊んでる。

 

友希那「じゃあ私お歌歌いたい!前にお父さんが歌っていてカッコよかったから!」

 

潤平「うん!ぼくも賛成だよ!リサちゃんは?」

 

リサ「アタシも勿論賛成だよ!じゃあどのお歌にする?」

 

友希那ちゃんのお父さんはえーと、ばんど?っていうのをやっていてお歌を歌っている。だから友希那ちゃんもお歌が上手。友希那ちゃんとリサちゃんはぼくも上手って言ってくれるんだけど、自分じゃよく分からないや。

 

潤平「じゃあ歌おう!さん、はい!」

 

「「「〜〜♪」」」

 

〜小学校卒業式当日〜

 

今日、俺は小学校の卒業式だった。今日を楽しみにしてた人、先生や児童との別れを惜しむ人、反応はそれぞれだったが、俺には他の人とは少し違う感情があった。それは、

 

友希那・リサ「「ジュンーー!」」

 

潤平「!!、リサちゃん、友希那ちゃん・・・」

 

俺は家庭の事情でこの街から引っ越して出ていかなければ行けなかった。なので俺は同級生や、先生だけではない、ここにいる幼馴染二人とも、しばらくさよならを言わなくちゃいけない。

 

リサ「ジュン、本当に暫くしたら帰ってくるんだよね?」

 

潤平「ああ、勿論だ。親ともそれを約束したし、いざとなったらバイトでも何でもして家出でもしてやるさ。」

 

リサ「それはどうかと思うけど〜・・・でも、引っ越し先でも頑張ってね!ほら、友希那も。」

 

友希那「・・・また、帰ってきたら私と歌ってくれる?」

 

潤平「ああ、当たり前だろ?」

 

友希那「小さい頃の様に、なんて言わないけれど、また3人で遊んだりしてくれる?」

 

潤平「勿論だよ。土産話もたくさん用意しておいてやるよ。」

 

友希那「・・・うん、分かったわ。頑張ってね。」

 

潤平「おう、お前達もな。・・・じゃあもう行かなきゃいけないから。元気でな、リサちゃん、友希那ちゃん。」

 

リサ「うん、またね!ジュン。」

 

友希那「また会いましょう。」

 

そして俺は2人に背を向けそのまま走っていった。振り返るともう行けなくなってしまいそうだったから。俺はその日卒業式では流さなかった涙を引っ越し途中の車で静かに流していた。

 

〜現在〜

 

潤平「・・・もうすぐか。」

 

そして俺は高校3年になった。高校までには帰れる、と、小学校の時は言われていたのだが、このまま待っているともう幼馴染には会えないような気がしたので俺は高1からバイト台をため続けて、帰ってもバイトを続けたら安定した暮らしができるくらいにはお金を貯めた。

 

潤平「あいつら、元気にしてるかな?」

 

【あいつら】とは当然俺の幼馴染だ。リサと友希那だ。流石に小学校の時みたいにちゃん付けは照れくさくてできないが、それでも二人の顔は引っ越してからも忘れたことはなかった。

・・・しかし1つ心配なことがあった。それは、

 

潤平「この顔がな〜・・・」

 

俺は中学校から高校にかけて当然身長や顔つきなどが成長していったわけだが、顔立ちのほうが少々悪い方向に成長し過ぎてしまったのだ。目は吊り上がり、堀は日本人にしてはやや深めになった。ついでに声が低いので向こうでは俺の第一印象が不良だった。まあ所詮は第一印象なのですぐに誤解は溶けたのだが。でも、2人が俺の事を気が付かなかったら、なんて考えてしまう。

 

潤平「・・・まあ、なんとかなるだろ。」

 

そんな事を考えている内に目的地へ着いた。荷物は既にトラックでアパートに運び込まれているはずなので、荷物は今は割と軽装備だ。なので、俺は前々から調べていて気になっている場所に行く事にした。

 

〜10分後〜

 

潤平「・・・ここが、ライブハウスCIRCLE。」 

 

俺はライブハウスの【CIRCLE】というところに来ていた。俺は向こうでは、ライブハウスで、一人で歌ったりしていて、自分で言うのもなんだが、結構人気があったと思う。ちなみに【孤高の桜吹雪】なんていう、苗字をちょっともじった異名なんかもつけられていた。

なんてことは今はどうでもいい。今日はここでライブがあるらしいので予約してあったのだ。ガールズバンドが主に出るらしいがアパートから最寄りのライブハウスがここだったのでここにしたのだ。受付を済ませ、中に入ると客の数は既に凄い事になっていた。

そしてライブが始まった。どのバンドもそれぞれの音が出ていて客も俺を含めて盛り上がっていた。

・・・何かピンク色のクマだか、犬だかよく分からないキグルミが出てきたけどありゃなんだろう?なんてどうでもいいこと考えているとどうやらもう最後のバンドの時間になってしまったらしい。聞いた話だが、この最後に出てくるバンド、確か名前は【Roselia】だったはずだが、ものすごい技術力らしい。だから何気に一番楽しみにしていたバンドである。そしてRoseliaがステージに出てきた。

 

潤平「って、は?」

 

ステージのセンターに立っていたのは俺のよく知る銀髪の少女とそっくりなどこかクールな女の人だった。そして俺から見て左端の真紅のベースを持っている茶色の髪の毛のギャルっぽい見た目の女の子はどこかリサを思い浮かべてしまう。しかし次の瞬間俺の疑いは確信に変わった。

 

友希那「Roseliaです。まずは、一曲。」

 

そして歌い始めた曲はLOUDERだった。この曲は確か、友希那のお父さんが歌っていた曲だ。

 

(じゃあ、本当に・・・)

 

 

この話は桜と青薔薇が咲き誇るまでの物語である。

 




どうだったでしょうか?

プロローグにしては長すぎかな?とも思ったのですが、再開を1話に持ってきたかったのでご容赦ください。
そして、この作品と同時進行すると作品は白金燐子の作品にすることにしました。同時進行とは言ったものの、ネタが降ってきたら書くという感じなので、2つとも平等に進まないで、偏ってしまうかもしれませんが、ご了承ください。

感想&評価お待ちしています。
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