青薔薇は彼と再び歩みだす【短編】   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

それでは本編どうぞ。


青薔薇に響く桜吹雪

 

潤平「・・・今日か。」

 

そう、今日なのだ。何の日かって?今日がRoseliaの面子の前で歌うと約束していた日だ。と言っても実際にステージに立つわけではなく、Roseliaの練習にお邪魔して披露するってだけなのだが。

 

潤平「ってもうこんな時間か。」

 

俺はのど飴を1個口の中に入れると、CIRCLEに向かった。

 

〜CIRCLE〜 

 

俺が来たときには既に入り口付近にRoseliaのメンバーは集まっていた。

 

潤平「すまない。待たせたか?」

 

紗夜「いえ、まだ集合5分前です。気にしないでください。」

 

リサ「そうそうアタシもさっき来たばっかだしジュンもこっちがお願いしてきてもらってるんだし気にしなくても良いと思うけどな?」

 

友希那「そうね。それより時間が無くなるわよ。行きましょう。」

 

あこ「あ!練習が終わったらまた話聞かせてください!」

 

潤平「・・・気が向いたらな。」

 

そして俺達はCIRCLEの中に入る。てか白金さんはやっぱりしゃべらないんだな。俺そんなに怖いか?あんまり態度も悪くしてるつもりないんだけどな?

そして中に入りしばらくRoseliaの演奏を聞いていた。改めて聞いたがさすがの演奏力だ。BLACK SHOUTやONENESS、ライブで聞いたが、友希那の迫力ある声を他のメンバーの力強く、そして気持ちが入ってる演奏をしている。間近で聞くと凄まじい。

 

友希那「一旦休憩にしましょう。その間にジュンの歌を聞かせてくれるかしら?」

 

潤平「おっけい。じゃあ休憩入ったところ悪いけど友希那以外手伝ってくれる?」

 

紗夜「構いませんが、私達の演奏でやるんですか?」

 

潤平「ああ、一曲だけな。他のメンバも平気か?」

 

リサ「勿論!」

 

あこ「あこも大丈夫です。」

 

燐子「は、はい。」

 

潤平「じゃあ頼むぜ。じゃあ早速、【LOUDER】」

 

そこから俺は歌い始める。LOUDERは昔から聞いてた曲なので多少なりとも自身がある。喉の調子も悪くないしいい感じだ。そしてあっという間に歌い終わる。

 

潤平「どうだった?」

 

振り向いて全員に聞くが全員黙ってこちらを見ている。ちなみに前の友希那もそんな感じだ。

 

潤平「・・・下手だった?」

 

紗夜「い、いえ。そんなことないです。むしろ驚きました。ここまでのレベルとは思いませんでした。」

 

リサ「うん。普通にビックリした。」

 

あこ「すっごくかっこよかった!」

 

燐子「は、はい。素晴らしかったです。」

 

友希那「さすがね、ジュン。」

 

潤平「あ、ありがとう。みんな黙ってるからビックリしたよ。じゃあもう何曲かやるか。あ、他の皆もありがとう。あとは1人でやるから大丈夫。」

 

そして後でLOUDERの演奏をしてくれたメンバーの各々は友希那のいる所へ行き腰をかける。そして俺は一応持参してたCDを流し歌い始める。

 

〜30分後〜

 

潤平「ふう、こんなもんかな?」

 

燐子「すごいです!」

 

潤平「お、おう。」

 

白金さんの食いつきが明らかに違う確かにNFOの主題歌を歌った辺りから変わったけど好きなのかな?NFO。

なんて考えていると友希那がこちらに近づいてきた。

 

友希那「ジュン、お願いがあるわ。」

 

潤平「お願い?まあ聞けることなら聞くが?」

 

友希那「私達のマネージャーになってくれないかしら?」

 

潤平「なんでまた?」

 

友希那「気づいてないとでも思ったかしら?貴方LOUDERの時、サビ前に一瞬顔をしかめたわね?その時はあこが一瞬ドラムが走っていたわ。他にもリサが音を一瞬外したり、燐子のリズムが崩れたりしたときにもおんなじ反応をしていたわ。つまり貴方には【聴く才能】があるわ。その才能、Roseliaのために使ってくれないかしら?勿論嫌なら嫌と言って頂戴。」

 

潤平「ああ、いいぜ。」

 

友希那「即答ね?」

 

潤平「断る理由がねえしな。それに友希那がRoseliaに注いでる熱は本物だ。いろいろなバンドを向こうでも見てきたからわかるよ。っと、友希那とばかり話しちまったが、他の皆も俺が入っても大丈夫か?」

 

紗夜「勿論です。実力者に見てもらえるなら本望です。」

 

あこ「うん!あこももっと上手になりたいし!」

 

燐子「わ、私も賛成です。」

 

リサ「アタシも勿論賛成だよ〜。」

 

それなら良かった。こうして俺はRoseliaのアドバイザーとなった。

 

潤平「ちなみにだが、どんな事をすればいい?」

 

友希那「そうね、私達が一曲演奏し終わるごとに感想を言って頂戴。あと、私が確認したい時は代わりにジュンが歌ってくれると助かるわ。」

 

潤平「了解だ。じゃあみんなよろしく頼む。」

 

紗夜「ちょっと待ってください。代わりに歌うって言っても桜ノ宮さんが完璧に覚えているのはLOUDERだけなのでは?」

 

リサ「あ〜、それに関しては大丈夫だと思うけど?」

 

紗夜「何故?」

 

リサ「ジュンわね、歌のことに関してだけ、記憶力が凄いんだよ。」

 

潤平「・・・よく覚えてるな。」

 

友希那「私だってそれを覚えてなきゃ歌ってなんてお願いしないわ。」

 

紗夜「記憶力と言いましたけど具体的には?」

 

潤平「音程は1回聞けば覚えられる。後、歌詞は2回目で覚えられる。だから前ライブでやった曲、さっきまで練習してた曲は歌えるぞ?あと宇田川さん、スティック貸して?」

 

あこ「え?は、はい。」

 

潤平「サンキュー、じゃあちょっとドラムセット借りるぜ。」

 

そして俺はドラムを叩く、さっきまで練習してた新曲FIRE BIRDのサビだ。

 

リサ「おー、ジュンってドラムもできたんだ。」

 

潤平「いや、正確には真似しただけだ。」

 

燐子「真似、ですか?」

 

潤平「ああ、ドラムのどこを叩いたか、それを暗記しただけだ。」

 

リサ「それ普通に凄くない?」

 

友希那「もはや歌の才能じゃなくて音楽の才能ね。あれから数年、才能がここまで進化しているとは思わなかったわ。」

 

紗夜「恐ろしいですね。日菜とどこか似ているといいますか、いや音楽に限定するならそれ以上かもしれません。」

 

潤平「まぁ、1回見なきゃできないんだけどな。あ、スティック貸してくれてサンキュー。」

 

あこ「あ、はい。えーと、凄かったです!」

 

潤平「まあ今言いたかったのは、他のメンバーも全体的な確認をしたいときは俺に行ってくれりゃ俺がそこを埋めてやるよ。。流石に全曲やれるようになるには時間が掛かるが今まで見たやつなら大丈夫だからな。」

 

友希那「ありがとう、心強いわ。さっきのドラムを聞く限り力強さやリズムにペースまですべてを模倣してるわね。安心できるわ。」

 

潤平「ああ、ありがとう。Roseliaに貢献できるように頑張るよ。期待しててくれ。友希那」

 

友希那「え、ええ。よろしく頼むわね///」

 

潤平「ん?顔赤いぞ?大丈夫か?」

 

リサ「ジュンってば鈍感だな〜。」

 

潤平「鈍感?」

 

あこ「ええ!もしかして友希那さんって・・・」

 

燐子「そうなんですか?」

 

紗夜「皆さんなんの話をしているんですか?私は理解が追いつかないのですが。」

 

潤平「安心しろ氷川さん。俺もだよ。」

 

友希那「い、いいからもう練習を始めるわよ。ジュンもアドバイスよろしく。」

 

潤平「お、おう。わかった。」

 

そして俺はRoseliaのアドバイザーとしてまた友希那たちのそばにいることになった。正直まだ、幼馴染としてだが、まだリサと友希那には積もる話もあるし、またこうして関係も持てたんだからRoseliaには感謝しなきゃな。

・・・それにしてもさっきなんで顔を赤くしたんだ?




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