青薔薇は彼と再び歩みだす【短編】   作:藤井 悠

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藤井 悠です

それでは本編どうぞ。


青薔薇と桜は乱れ舞う

 

俺はRoseliaとの練習を終えてファミレスにきていた。

 

紗夜「しかし、桜ノ宮さんの能力にはつくづく目を見張りますね。」

 

リサ「全くだよ〜。ジュンいつの間にあんな事できるようになったの〜?」

 

潤平「成り行きでな。色々あったんだよ。楽器は向こうで色々触ってたからな。動きを見ながら覚えるのは結構集中しないと覚えられないから集中力的にきついんだよ。だから今めっちゃ頭痛い。」

 

友希那「無理に毎回の練習に参加してくれなくても大丈夫よ?都合もあるでしょうし、毎回頭痛が出て練習に出れるときに出られなくなったら元も子もないわ。」

 

潤平「ああ、ありがとう。」

 

あこ「それにしても、潤平さんって曲のレパートリーがすごいですよね。」

 

燐子「アニソンにJ-POP、ゲームソングまで、凄いです。」

 

潤平「外国の歌は全く持ってわからないんだけどな。だから最近はやってるK-POPとかも全くわからん。」

 

リサ「だとしてもじゃない?」

 

友希那「・・・ジュン」

 

潤平「ん?なんだ。」

 

友希那「あなたに1つ聞きたいことがあるわ。

・・・Roseliaに全てをかける気はない?」

 

急に友希那がそんな提案、というか質問をしてくる。全てをかける。それは俺が今まで歌に注いできたものをRoseliaのために使うか?ということなのだろう。俺は友希那やリサのためなら掛けてやりたいとは思う。しかし俺が入る事で足手まといにならないかも不安だった。

 

潤平「・・・俺がかけても大丈夫なのか?」

 

友希那「勿論よ。皆も異論はないわよね?」

 

紗夜「ええ、勿論です。」

 

あこ「あこも勿論賛成ですよ!」

 

燐子「わ、私も賛成です。」

 

リサ「アタシもだよ〜。みんな賛成だってさ。ジュン?どうするの?」

 

皆賛成してくれるのか・・・だったら俺も答えてやりたいな。このバンド、熱い思いがあるし、見てて惹き込まれるものがある。それに全てをかけさせてもらえるなら俺も本望だ。

 

潤平「・・・わかった。俺の音楽への思い、Roseliaにかけさせてもらうよ。皆、よろしく。」

 

友希那「良かったわ。じゃあ【Roseliaとして】よろしく頼むわね。」

 

〜30分後〜

 

俺はファミレスタイムを終えた後、友希那と2人で帰っていた。リサも一緒にと思ったが、急いで家に帰らなければいけないと言って先に帰ってしまった。妙に友希那とアイコンタクトをとっているように見えたが気のせいだろう。

 

友希那「改めてありがとう。Roseliaに全てをかける覚悟をしてくれて。」

 

潤平「ああ、こちらこそ。最初は足手まといになるかもしれないけど、よろしく頼む。」

 

友希那「・・・ねえ、ジュン。」

 

潤平「ん?どした?」

 

急に友希那が俯き小さい声で俺に話かけてくる。

 

友希那「貴方はRoseliaに全てをかけてくれたわよね?」

 

潤平「ああ、勿論だ。」

 

友希那「・・・私には、」

 

潤平「え?」

 

友希那「私には、全てをかけてくれない?」

 

どういう事だ?友希那にすべてをかける?それだとなんだか・・・

 

友希那「昔からずっと言おうと思ってたわ。

・・・私は貴方が好きよ///」

 

潤平「・・・友希那」

 

友希那「もう一度聞くわ。私にも全てをかけてくれる?」

 

・・・そうだったのか。ずっと前からって事は俺たちが離れる前、つまり小学生の頃からその気持ちがあったのだろう。その思いをずっと取っておいてくれたというのは嬉しいことだし、友希那自身も美人だし、断る理由はない。

しかし、そんな軽い気持ちでこの告白を受けていいものだろうか?友希那のこの気持ちは真っ直ぐで重いものだろう。それを俺が軽率に受けてしまって良いのだろうか。と考えていると、

 

友希那「・・・難しく考えなくていいのよ?」

 

潤平「え?」

 

友希那「ジュンのことだもの。きっといろいろ考えてるんでしょう?そんな事考えなくても大丈夫よ。思った事をそのまま聞かせて頂戴。」

 

潤平「・・・はは、お見通しか。」

 

友希那はこんなにも俺のことを理解してくれている。

・・・そんなふうに考えたら急に友希那を愛おしく感じてくる。

 

潤平「本当に俺でいいのか?」

 

友希那「勿論よ。私は貴方が好きなんだもの///」

 

潤平「・・・俺は、俺は友希那に全てをかけるよ///」

 

友希那「・・・本当?」

 

上目遣いで聞いてくる。男にこれは反則だろう。しかも友希那の様にふだんからクールなイメージや友希那がそういう顔をすると余計に可愛く見える。

 

潤平「本当だよ。俺も友希那が好きだ。」

 

友希那「フフ、ありがとう。」ウルウル

 

涙目で俺の事を見つめてくる友希那の真っ直ぐな瞳。俺はこの瞳を守りたい。そう思った。

 

潤平「リサはこのために気を使ってくれたのか。」

 

友希那「そうよ。私がお願いしたの。」

 

潤平「・・・アイツにも感謝しなきゃな。」

 

友希那「そうね。・・・ねえジュン?」

 

潤平「なんだ?」

 

友希那「柄にもない事言うかもしれないけれど、私不安だったの。ジュンが帰ってこないんじゃないかとか、帰ってきはても私の思いが伝わらなかったらどうしようとかね。」

 

潤平「・・・友希那」ギュッ

 

友希那「ジ、ジュン!?」

 

潤平「ゴメンな、友希那。これからは今までのぶん、全部埋めるからさ。」

 

友希那「・・・ええ、ありがとう」ギュッ

 

そして友希那も抱き返してくれた。俺はこの幸せを守り抜いていくと誓ったのである。




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