青薔薇は彼と再び歩みだす【短編】   作:藤井 悠

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テストから開放された藤井 悠です。

今日から投稿ペースは早めていきます。

それでは本編どうぞ。


過去を思い出して、

 

リサ「お邪魔しまーす。」

 

友希那「失礼するわね。」

 

潤平「あいよ。飲み物持ってくるからちょっと待っててくれ。」

 

今日はリサが初めて俺の家に来た。昨日の友希那との事ももちろん報告した。リサも協力してくれていたと言うならば当然だろう。その話の次にリサは俺の部屋を見たいと言い出した。すると友希那も私も行くと言い出して今に至る。ちなみに昨日の件はリサに伏せてある。リサに余計な気は回させたくないし、友希那も言いたくないって言ってたからだ。あんなに不安そうな友希那はレアだし俺の記憶だけに留めておくとしよう。

 

潤平「はい、麦茶で良かったか?」

 

リサ「うん♪ありがとー。」

 

友希那「いただくわね。」

 

リサ「ふぅ、それにしてもやっと付き合ったんだね〜。ここまで長かったな〜。」

 

潤平「長かった言うなし。それに俺だってあん時は小学生だ。まだそういう感情とかはよくわかってなかったよ。」

 

リサ「でも友希那はその時からジュンの事好きだったんだよ?」

 

確かに言われてみりゃそうだ。友希那は小学生の頃から俺を好いていてくれた。その心を友希那は高校生、つまり今の今まで取っておいてくれたのだ。俺は小学生の時は全く好意という感情は分からなかった。しかし友希那は小学生なりに俺のことを考えてくれてその気持ちを数年取っておいてくれた。よく考えてみたら凄え事だよな。ふと友希那の方を見てみれば頰を染めて照れ臭そうに俯いている。やばい考えれば考えるほど友希那が可愛く見えてしょうがねえ。

 

リサ「ちょっと〜ニヤニヤ見てないで、今は私と話してるんだよ?」

 

潤平「え?ああ、すまない。」

 

リサ「全く〜、ジュンもジュンで友希那にベタ惚れじゃん♪」

 

潤平「そうだな。」

 

リサ「自身もって言われると逆に反応に困るな〜」

 

潤平「まあ仕方ないだろ。なんか意識したらもう可愛いって目でしかみれなくなったんだから。」

 

リサ「お〜、なかなかに重傷だね〜。ま、アタシとしては嬉しい事だけどさ。ね?友希那?」

 

そして2人で友希那の方を見る。友希那はゆでだこの如く真っ赤になっていた。余計な事言いすぎたか?

 

友希那「・・・ううっ///」

 

なんか凄えレアな友希那を見ている気がする。リサも小悪魔の如くにししと笑ってるし。

 

リサ「なんか懐かしいね〜。」

 

潤平「懐かしい?」

 

リサ「うん。なんかさこうして3人で話すのって久しぶりじゃない?」

 

友希那「そう言えばそうね。」

 

お、友希那復活。

 

友希那「あの時はよく3人で集まったりしてたものね。」

 

潤平「まあ今は高校生だもんな。流石に昔みたいにほぼ毎日集まって遊ぶなんてできねえよ。まぁこうして偶に集まるとかはいいかもしれないな。」

 

リサ「うんうん、昔思い出すしね。」

 

友希那「そう考えると私達も変わったわよね。」

 

潤平「まぁそうだな。でも俺としては帰ってきた俺を昔と変わらず温かく迎えた2人には感謝したいな。」

 

当然こんなに離れてれば変わってるとこや変わっていない事もあるだろう。そんな中2人は俺を『昔と変わらず』受け入れてくれた。高校生にもなったのだし性別も違うのだから距離なんて置かれたって当然だって自分自身思ってた。だから物凄く嬉しかった。

 

リサ「ねぇねぇ、なんかさ昔やってたことしようよ。」

 

友希那・潤平「昔?」

 

リサ「そうそう。今でも出来そうなことないかな?」

 

潤平「って言われてもな〜、ここアパートだし昔は家の近くで集まってたけどこの年になってそれはな〜・・・」

 

友希那「・・・歌は?」

 

リサ「歌?」

 

友希那「そう。確かにここじゃ無理だけれど場所を変えれば3人で前みたいにとまではいかなくても一緒に歌うことくらいは出来るんじゃないかしら?」

 

なるほど。それはグッドアイデアかもしれない。俺達は昔よく一緒に歌ってたわけだしバンドの時とは違って娯楽的にやるわけだし気楽にできるだろう。そして俺達は話し合った結果、カラオケに行くことになった。

 

〜カラオケ店〜

 

俺達は部屋の中に入るとマイクを1本追加来てもらい、マイク3本で歌う準備をしていた。

 

潤平「誰から行く?」

 

リサ「どうせなら3人でやろうよ〜。昔を思い出す目的で来たわけだし。」

 

友希那「そうね・・・と言っても3人で歌える曲って・・・」

 

潤平「そういや何かあるか?」

 

昔はドレミの歌だとかアンパ〇マンだとかそんなのばっかりだった。今になってそれはさすがに気恥しい。

 

潤平「ボカロは?」

 

友希那「多少なら知ってるわ。」

 

リサ「アタシも少しなら。」

 

潤平「じゃあこの曲は?」

 

そして俺が選んだ曲は『太陽系デスコ』だった。有名だし歌いやすいと思う。あと個人的に友希那の『ナーナナ、ナーナナ』が聞きたい。

 

友希那「いいんじゃないかしら?」

 

リサ「いいじゃんいいじゃん♪」

 

そして3人で歌い始める。友希那は流石の上手さだが、リサにも驚かされた。普通に上手い。そして3人の歌声が重なり合うと昔の思い出を甦させる。ちょっと泣きそうだ。

 

潤平「ふぅ、次はどうする?」

 

リサ「ん〜、友希那は何かある?」

 

友希那「そうね、折角カラオケに来たんだし、得点勝負はどうかしら?」

 

潤平「お、いいねそれ。俺は賛成。」

 

リサ「それアタシ不利じゃない?でもまぁ楽しそうだしいっか♪」

 

そして俺達は得点勝負をすることになった。ジャンケンの結果、リサ、友希那、俺の順番となる。ちなみに選曲は自由だ。

 

リサ「じゃあアタシからだね〜。じゃあ『Only my Railgun』にしよっかな。」

 

そしてリサが歌い始める。流石、自分チョイスの曲なのでかなりの完成度だ。リサは顔とか広そうだし友達とかとカラオケに行ったりするのだろう。ビブラートや音程のズレがほぼない。そして点数が出る。点数は、

 

リサ「『95.873』かー、まぁ自己ベストは超えたしいいかな♪」

 

潤平「すげえ、結構高いな。」

 

リサ「何回も来てるからね。慣れてるって言うか、この曲も勝負曲だし、結構本気でやってたかも?」

 

潤平「だとしても、この点数は取ろうと思って取れる点数じゃないよ。」

 

友希那「そうね。私もそう思うわ。じゃあ次は私ね。じゃあ『魂のルフラン』で行くわ。」

 

そして友希那が歌い始める。声量、音程、加点ポイントはほぼ拾っていっている。流石Roseliaボーカル、と言わざるを得ない歌唱力だ。これは超高得点になるのではないか?得点は、

 

友希那「『98.879』ね。久しぶりにやったけれど上手くいったわね。」

 

リサ「いやいや、規格外過ぎない!?もうこうなったらジュンに仇取ってもらうしかないね。」

 

潤平「ハードル高過ぎねえか?まあ頑張るけど。じゃあマジで行くか!『3月9日』」

 

俺は歌い始める。この曲は歌いやすいし音程の上下も少ない。しかもビブラートも入れやすいので、俺の中では最大の勝負曲だ。・・・そして俺は歌い終わる。音程バーは三本外したが、加点は友希那より取った。ちなみに友希那はバーを1本しか外してない。これはどうなるか・・・得点は、

 

潤平「『98.880』!あっぶねぇ、勝った・・・」

 

リサ「ホントにギリギリの勝負だね!二人とも凄いよ!」

 

友希那「悔しいけれど今回は負けね。次は私が勝つわ。」

 

潤平「俺だって負けねえよ。じゃああとは普通にカラオケ楽しもうぜ!」

 

そこからは特典関係なしに、個人で歌ったのが殆どだった。1回だけ友希那と二人でロキを採点ありで歌ったのだが、『99.351』だった。さすがに驚いたが、その時、一瞬友希那が嬉しそうに微笑んでいたのでなんかすげえ得した気分になった。たまにはこんなのもいいな。




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