腹も膨れ、その辺の道をぶらぶらしていると、
「お、」
と赤いマントに赤い髪、そしてその髪に青っぽい大きなリボンをしている女性を見かける、
周りの人や元の世界の髪色は黒や茶色の髪が一般的だったのでやはり気になる、
「まぁでも、咲夜さんは白髪だし、パチュリーさんにいたっては紫だし、幻想郷ではそんな珍しい事でもないのか、」
そう小言を言っていると、少し目が合った気がするが、赤髪の人はそのまま歩いていった、
俺もそのまま歩き続ける
「ん?、」
と、いきなり気配を感じた、何か呼ばれている様な、そのんな感じだった
その気配のする方向を向くと、ひと1人丁度通れる様な路地裏に通じる細い道がある、
そして俺は好奇心に負けその道に入って行った、
屋根と屋根の影が丁度重なっていて、すこし薄暗い道を歩いていると、
「わっ!!」
と声を上げ、バッ、と一眼の大きな舌を出した紫色の大きな傘が俺の目の前に現れた、
俺は驚き、ピクッ、として体を制止させる、
「やった!やっと驚いてくれた!!」
「、、、、、、、、、、、、、、、、」
「あれ?どうしたの?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァーーーーーーーー!」
と俺は前走力で後ろへと走っていく、
「ちょっと待って!!」
そして後ろの傘の化け物も追いかけてくる、
「待って、待っててば!!」
「俺を食べても美味しくないって!!」
「話聞いてよ!」
「いや、無理無理無理、傘と会話なんか出来るかぁ!!」
「今してるじゃない、」
「あっ、そっか」
と俺は足を止める、
「うわ、急に止まらないでって、キャアー」
と傘のお化けは俺の背中に体当たりをし、俺はそのまま前へと押し出され、地面に激突したのだった、
「いててて、うん?」
背中を擦りながら体を、起こし後ろを見る、すると、そこには青い髪の人の形をした少女が倒れていた
「え?人?、傘の化け物は?あ、」
転んだ少女の後ろにあの傘が転がってある、俺はアレに驚いた訳だ。
「いてて、もう、急に止まらないでくださいよ!危ないじゃ無いですか!!」
「あ、ごめん、じゃねーよ、なんでこんな所でそんな傘持って、イタズラしてんだ!?」
「そんな傘とは何ですか!そんな傘とは!!、私われっきとした妖怪、からかさお化け何ですよ!しかも、色は一番高価な紫色です!!」
「君も人外なのか、、、はぁ」
「いきなり、驚かしてすみません、でも、脅かさないとお腹が空いてしまうんですよ!」
「ん?、どうゆう事だ?」
「私は人の心を食べるので、驚いてくれないと、ひもじいんですよ、」
「お、おう、そうか」
「そうです」
「、、、、、、、、、、、、」
「、、、、、、、、、、、、」
沈黙が始まった、話す事が無くなってしまったのだ、
「あの、」
と、からかさお化けが話しかけてくる、
「あの、その左腕、どうしたのですか?」
と包帯がぐるぐる巻きの左腕が気になったようだ
「ああ、これか?あー」
と少しためらったが、人外だし大丈夫か、
と俺は包帯を取り、からかさお化けに見せる、
「え、何これ?、どうしたの!?」
と、少し動揺した様だ、
「いや、紅魔館って知ってるか?」
「うん、知ってるよ」
「そこで、ちょっとな、」
「何したの?」
「不法侵入」
俺がそう発した瞬間時が3秒止まった様な気がした、
「え?何してるの!!」
「いや〜、幻想郷に来てから初めて見つけた、建物だったから、」
「幻想郷に来てって、あなた、幻想入りして来た人なんだ、いつから?」
「昨日だよ」
「へ〜、そうなんだ、え?でもどうやってこの義手を作ってもらったの?」
「えっと、にとりさんって言う、河童に作ってもらったのって、レミリア様が」
「あー、なるほど、」
「もういいか?」
「う、うん」
と俺は包帯を巻き直す、
「なんか、ごめんね、」
「いや別に不便じゃ無いし、」
「そ、そう」
「もう帰っていいか?」
「う、うん、おどろいてくれて、ありがとうね」
「おう」
と俺は路地を歩いていった、
「迷った」
さっき逃げるのに夢中で、道が分からなくなってしまった、
「こんな事なら、からかさお化けに、道を教えて貰えばよかったなぁ」
と後悔する、
「はぁ、こんな路地裏に家がある訳だ無い、ただ」
と俺の目の前に、細長い長方形の家を、区切った様な家がある、 しかし、名簿がない、つまり誰も住んで無いのだ、ただ一つを除いては、
「これ、なんて呼ぶんだ?」
その名簿には、赤蛮奇、と書かれていた、
「[せきばんき]ってゆうのかな?」
と腕を組みながら考えるが、
ただ、この名前が普通の人間の名前とは思えない、さっきのからかさお化けの様に、妖怪なのかな、と考えていると
「何してるの?人の家の前で?」
と、いきなり話しかけられる、
「あ、すいません」
と振り向くと、
そこには、からかさお化けに会う前に見かけた赤い髪の女性が片手に酒瓶を持って立っていた、
「あ、」
「あ、」
「さっき、道で見かけたよ、君」
「あ、私もです」
「つけて来たの?いや、違うか、それだったら、私の後ろにいるはずだからな、偶然か」
「えっと〜」
と話しかけるが
「なんでこんな所に?」
あ、この人話聞かない人だ、そう悟った瞬間だった、
「えっと、からかさお化けから逃げて、迷った、以上」
「あー、小傘か、」
「小傘?、からかさお化けの名前ですか、」
「そうだ、それと迷ったって事は道を聞きたいって事か?」
「は、はい、」
「そうか、まぁ、いいだろう、ちょっと待て、コレを家に置いてくる」
と酒瓶を持って家に入って行った、
「あーまだかなぁ〜」
と呑気に待っていると、
「ん?、あれ、ちょっと待って、」
さっきの会話が頭の中で繰り返される、
「えっと、からかさお化けから逃げて、迷った、以上」
「あー、小傘か、」
「小傘?、からかさお化けの名前ですか、」
「そうだ、それと迷ったって事は道を聞きたいって事か?」
「えっと、からかさお化けから逃げて、迷った以上」
「あー、小傘か、」
「あー、小傘か、」
と、赤蛮奇=人外と察してしまった、
「待たせたな、」
と、赤蛮奇さんが家から出てきた
「あ、え、あ、」
と俺は少し恐ろしさを感じていた、
「どうした?」
「い、いえ、な、何も」
「そうか、なら着いて来い」
「は、はい」
と赤蛮奇さんの後ろをついて行く、
そのまま歩いていると、
「なぁ」
と赤蛮奇さんが後ろを振り向いて話しかけてくる、
「は、はい」
「お前、私が人じゃ無いって、気づいていただろ」
「え、いや、そんなことわ、、、、はい、気づいてますよ」
「はぁー、やっぱりな、怖いか?」
「まぁ、多少は、でも、もう慣れそうです」
「お前、幻想入りして何日目だ?」
「一日です」
「そうか、ここに来てから何があった?」
そして俺はここに来てからのことを話した、
「そうか、まぁ、大変だったな、」
「はい、」
「流石の私も同情するぞ、」
「ありがとうございます、」
「まあ、あれだ、この里に寄った時は訪ねてくるといい、あまり、人間とも、妖怪とも関わるつもりも無いが、お前は不幸過ぎる、少し可哀想だ」
「あ、ありがとうございます」
と頭を下げる、
「私の名前は赤蛮奇(せきばんき)だ、よろしくな」
と右手を差し出してくる、
「あ、あの、すいません、私名前が分からないんです、」
「そうなのか、じゃあ、名無しって呼ばせてもらうよ」
「はい」
と俺の右手を差し出して握手をする、
「よろしくお願いします」
「おう、じゃあ、戻ろうか」
と、歩き始める
俺は、ふと思った事を聞いてみることにした
「あの、」
「なんだ?名無し」
「あの、失礼ですが、赤蛮奇さんは、何の妖怪なんですか?」
「ああ、私は、ろくろっ首だ、」
「え、首伸びるんですか?」
「いや、飛ぶ、そして増やせる」
「?」
「やってやろう」
「は、はい」
と 、赤蛮奇さんが立ち止まる、すると、
首が180度回って真後ろを向く
「うわぁっ」
「コレだけじゃ無いぞ」
と赤蛮奇さんが言うと、
そのまま、赤蛮奇さんの首が宙に浮く、
「どうだ?次は増やしてやろう、」
「は、はい」
今俺の目の前には、無数に浮いた生首がある、B級の映画みたいな光景が広がっていた、
「は〜すげー」
「どうだ?」
「すごいです、」
「そうだろ」
と言って赤蛮奇さんは、素の状態に戻った、
「私は、頭を飛ばせる程度の能力を持ってるからな、」
「程度の能力?」
「なんか知らんが、私は生まれつきに持っているが、この里にも、たまに程度の能力を使えるようになる奴が出て来るんだよ、」
「へー、そうなんですね」
「もしかしたら、お前は、もう持ってるかも知れないな」
「そうですかね〜」
「最初は自分では分からないものさ、あっと、そろそろ、道に出るぞ、」
と言って路地から出る、
「じゃあ、私は、いつも酒屋に居るから、さっきも言ったが、用があったら尋ねるといい」
「はい、ありがとうございます!」
とまた頭を下げてお礼をする
「じゃあな」
「はい、失礼します」
と赤蛮奇さんと別れて、咲夜さんの居る店へと向かっていった
読んでくださりありがとうございました、
いやー令和になりましたね、全然実感無いですけど、
話変わりますけど、いや、やっぱ、何も思いつかないので終わります、