「はぁ、まだなのか」
ついさっき、生地屋のに着いたのだが中に居る咲夜さんに
「まだ妹様の生地が見つかっていませんので、まだ待っていてください」
と言われ、外に出て来たのだ
「もう1~2時間ぐらい経っているのに、、、そんなにこだわるのか」
このまま待っていようと、思ったがもう少しだけ里を見て回ることにした
「なんだ?あの人だかり」
と、一つの人だかりを見つけ、駆け寄ってみると、どうやら舞台の上で何かをやっているのを見ている様だ、
「あれは、、、能楽か?」
舞台の上には、チェックシャツに特徴的なスカートをし、顔に能面をした人が両手に水色の扇子を持って踊っていた、
それは、素人の俺でも凄いと思うほどに、美しく舞っていて、
いつしか俺は、周りの人と同様に、見惚れていた、
あっと言う間に時が流れて、能楽が幕を閉じた、
俺を含め皆、手を叩き、拍手をして、散らばっていく
その際に、
「いや〜、やっぱいつ見ても凄いな」
「そうだなぁ、やっぱ、秦こころちゃんは、一味違うよな」
などと、感想がちらほら聞こえてくる、
「へ〜、さっきの人、秦こころって言うんだ、」
と小言を言いながら、俺もこの場を去る、
しかし、少し疑問に思った事があった、さっきの秦こころって言う人の髪色が桃色だったのだ、そのため、さっき会った小傘や赤蛮奇さんの様に人外なのだろうか?、と考えてしまう、
「まぁ、でも、人外なら、あんなに目立った事はしないかな?」
と考えて、生地屋に戻って行く、
トントン、と急に肩を叩かれ、後ろを振り向くと、
「私、綺麗?」
とさっき能楽をやっていた人?、が何やら痛いことを言ってきた、
この光景に俺は、呆気にとられ、少し固まってしまう、
「私、キレイ?」
と再度同じ言葉を繰り返される、
「あ、えっと、口裂け女ですか?」
と俺は、俺の世界でも少し前に流行った都市伝説を思い出した、
「そうだが、違う、違うが、そうだ」
「は、はぁ?」
「ともかくだ、私は、綺麗かと聞いている、早く答えんか」
「えーっと、は、はい綺麗だと思います、」
結構混乱しているが、目の前にいる女性はだいぶの美人なので、俺はそう答えると、
「こーれーでーもーかー」
と般若の面 がいきなり、顔に現れる、
ピクッ
いきなり起きた事に俺は、小傘の時の様に静止していた、
「どうした?、なぜ驚かんのだ?」
と、どうやらシカトをしていると、勘違いをしている様だ、
「え、あ、すいません」
「なんだ、驚きすぎて声が出なかっただけか」
どうやら、向こうの誤解も解けた様だ、
「まぁ、茶番はここまでにして本題だが、お前、幻想郷の人間じゃないだろう?」
「え、ま、まぁそうですけど、なんで分かったんですか?」
「え?!、マジで!?」
「は?」
「冗談だよ、君、落ち着いてくれたまえ、」
「で、本当に何で分かったのですか?」
「さっきの能楽は数ヶ月前に定期的にやっているのだが、君だけが物珍しそうに見ていたからね、ちょいと興味が湧いたのさ、」
「は、はぁ、」
あれ?、なんか理由になってないじゃないのか?
「あと、服、」
「服?」
「ああ、と言うか、それが99%ぐらいだな、そんな服、里じゃあ、あまり見ないしな、もしかしたらと思っただけだ、」
「そ、そうスカ、」
「そうだ、お前、幻想郷に来て何日立つのだ?」
「まだ1日目です」
「そうか、お前」
「はい?」
「外の世界には帰りたくないか?」
「え、まぁ、そりゃ帰りたい、、、、、かな?いやでも、、、、」
「でも?」
ここで俺は昨日起きた、出来事を話しす、
その話をこころさんは、頷きながら聞いていた、
「だから、勝手に帰るわけにはいかないんです、」
「なるほどなぁ、だったら、仕方ないな、ま、外の世界に帰りたかったら、博麗神社という所にに行くと良い、私もたまに居るから、」
「は、はい、ありがとうございます」
と俺は頭を下げて、こころさんとわかれた、
再び生地屋に帰ると、咲夜さんが店の前に立っていた、
「すいません、待ちましたか?」
「いえ、私もついさっきでてきた所なので問題無いですよ」
「そ、そうですか」
「じゃあ、紅魔館に帰りますから、腕掴んでください」
と俺の前に、ひょい、っと咲夜さんが腕を出す
俺はその腕を掴み、そしてそのまま、空への旅えと向かっていくのだった、