幻想入り物語   作:MUGENNNO

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第15話

スキマとやらを抜けるとあたり一面竹やぶに囲まれた所に出る、

 

「ここはどこだろう」

辺りを見渡す、だがその薬屋が見当たらない、

 

「出す場所間違えたのかなあの人」

 

「んなわけ無いでしょ」

 

「!!!」

後ろを見ると隙間から上半身を出したさっきの人がこちらを軽く睨んでいた

 

「す、すみません撤回します!!」

 

「ふん、そこから適当に歩いて迷いなさい、そしたら白髪の人が出てくるからその人に案内させるのよ、わかった!?」

 

「は、はい!!」

 

「あと、私の名前は八雲紫(やくも ゆかり)よ忘れない事いい?」

 

「はい!!分かりました!!」

と俺はそそくさと竹やぶのさらに奥深く潜っていった

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、」

俺はいつ薬屋に着くのだろう、そんな事を考えながら歩き続ける事1時間ぐらいだった気がする、

一向にその、白髪の人とは出会わないでいる、

 

「もう、何なんだよなんでこんな目にあってんだ俺」

 

しかも人柱だぞ人柱、ふざけんじゃねぇよ、

 

「あー何だろ、だんだん腹立ってきた」

 

「何に腹立ててんだ?」

と上の方から女性と声がする、

 

「あぁ?、そらそうですよ、今から俺殺されるために怪我治しに行くんですよ、そら腹も立ちますよ」

 

「何言ってんだお前、」

と多分声の主が俺の目の前に降りてきた

 

「うわ!急に降りて来ないでよ、ビックリするから」

 

「それはすまん、所であんた永遠亭にでも行きたいのか?」

 

「何処ですかそこ、薬屋ですか?」

 

「まあ、そうだな」

 

「あ、あなた髪が白い、てことは永遠亭まで連れて行ってくれませんか?」

 

「は?、やめとけやめとけあんな所、ロクでも無い奴らの溜まり場だから」

 

「いーや、それでも行きたいんだ、だから連れて行ってくれ」

んーと、その白髪の人は考えるような素振りを見せて頷く、

 

「分かったよ、ついて来い」

 

「ありがとうございます!」

と頭を下げてその人に着いて行く、

 

「なぁ、さっき殺されるために怪我治すってどう言うことだ?」

体をくるりと反転させ後ろ歩きをしながら聞いてくる、

 

「ああ、なんか近々この幻想郷がやばいらしいって、紫さんが」

 

「は?、お前あのスキマ妖怪に会ったのか?よく生きてたな」

かなり驚いているようだ

 

「何でそんなにおどろいているんだ?」

 

「いやだって、確かあのスキマ妖怪の主食って人間だったはずだが」

 

「えぇ〜、嘘だろ、」

 

「いや、本当だって」

 

俺の中でまた八雲さんの株が下がってしまった、

 

 

数分歩いて白髪の人がいきなり指を指す

 

「ほら見えたぞ」

 

「うわっ、立派な建物」

そこにはとても大きな古い日本屋敷があった、古いと行っても型が古いだけであり外装は汚れて一つない綺麗に手入れされているようだ、

 

「じゃ私はここで帰るとするよ」

 

「あ、はいありがとうございました」

もう一度頭を下げるが上げた時にはもうその白髪の人は居なくなっていた、

 

 

 

 

 

 

「さて、なんか緊張して来たな」

と、その永遠亭の玄関先でずっとうろうろする事20分まだ入れずじまいである

 

 

「あなたさっきから人の家の前で何してるの?」

声がする

 

「す、すみません!ここは永遠亭で間違い無いでしょうか!!」

緊張のあまり結構大きな声を出してしまった、

 

「うるさい!!、そんなに大声で喋らなくてもちゃんと聞こえてるっての!!」

 

「は、はい!」

目の前には薄い紫に瞳は赤、頭にうさ耳を生やした女の人が立っていた、

 

「で、あなたはここ永遠亭に何しに来たの?と言うかよくたどり着けましたね、偶然ですか?」

 

「あの、怪我を治してもらいたくて、でなんか白髪の人に案内してもらって来ました」

 

「あー、妹紅(もこう)か分かったわ、先生呼んでくるから、先に診察室に入っといて」

 

どうやらさっきの人は妹紅と言うらしい、

「分かりました!あの、貴方は?」

 

「私はうどんげって言うの、まぁ本名は他にあるけど、長いからみんなからうどんげって言ってる、」

 

「は、はい」

 

「貴方は?ってあなた!幻想郷の住人じゃ無いのね」

 

「あ、はい、そうですけど、、、、」

 

「やっぱり、どうやって幻想郷入りしたの?」

 

「えっと、多分八雲さんのスキマで、、、」

 

「えッ、マジですか?」

 

「マジです」

 

「よーく生きてましたね貴方」

 

うわー何だろこのデジャブ感

「ええまあ、あはは」

 

「あっと、早く先生呼んで来ないと、ごめんね長引いちゃってそれじゃ」

 

「あ、はい」

 

あのうどんげという人?は建物の中に入って行った

俺も道なりにある診察室へと足を運んだ

 

「また何か緊張して来たな」

とそわそわしていると、

 

「貴方ね、幻想入りした患者は」

と話しかけられた、

 

「は、はい!」

そこに現れたのは、またもや白髪の何だろ右左青と赤色の服とナースぽい服を着ている、

 

「私の名前は、や八意永琳(やごころ えいりん)よ、よろしく」

 

「あ、えっと俺の名前は、、、、すいません名前、、、忘れてるんです、」

 

「そ、まあいいわよ名前なんて、所で早く怪我した所を見せて頂戴」

 

「あ、はい」

上半身の服を脱ぎ義手を見せる

 

「これはまた立派な義手ね、もしかして生身の腕を生やして欲しいとか?」

 

「はい、そうです!、あと足もなんですけど、、、」

 

「分かったわ、それじゃ早速始めるからこの錠剤飲んでください」

と白色の薬を渡される、

 

「えっと何ですかこれ?」

 

「見てのとうり薬よ、早く飲みなさい、水無しで飲めるから」

 

「分かりました」

と渡された薬を口に放り込む、瞬間えげつない眠気に襲われた

 

「へ?、ちょとなんだこ、、れ、、、、」

バタンッとと音を立てて倒れた、

 

 

 

 

 

 

 

次に目覚めると俺はベットの上に寝ていた

そして違和感に気づく、

「え、うっそだろ!」

さっきまで機械だった腕や足は傷跡一つ無しに生身の肉体に変わっていた、

 

「すげぇ」

と思わず声が漏れる

 

「あら起きたのね」

 

顔を上に上げるとうどんげさんが立っていた、

 

「あ、はい、お陰様で治りました!!」

 

「お礼なら、先生に言って、私は何もしてないから」

 

「そ、そうですか所で俺はどれくらい寝ていたんですか?」

 

「ざっと2時間かな?先生とても上位の方の薬を使ったみたいですから、でもその代わり体力の消耗が激しいから眠ってもらってたのよ」

 

「は、はあ、たった2時間で腕と足が生えてくるって,」

 

いや、ここは元居た世界とはまったくもって違う所なのだ、そういうこともあるのだろう

 

「あ、先生患者さん起きましたよ。」

 

ふと横を見るとさっき、わたしに怪しげな薬を飲ませた八意先生がいた、

 

「あら元気そうでなりよりね、どう?たいちょうは」

 

「はい、先生に飲ませれたくすりでもうすっかり、」

 

「それは、良かったでもまだ反応が鈍いと思うからしばらく入院してもらいます、よろしいですで」

と、爽やかな笑顔をこちらに見せる、

 

どうやら拒否権は無い様だ、仕方がない

 

「では、お言葉に甘えてしばらくここにいます」

 

ここで断る理由もないし、それにここにいる、うどんげさんや八意さんも悪い人ではないだろうし、

 

何しろ人柱にされる期間が長くなるんだ逆に好都合だろう。

 

「それじゃ、うどんげ彼に食事を運んできて、だいぶ体力がなくなっているだろうから」

 

「はいわかりました!」

 

と、八意さんの指示でうどんげさんは、出て行ってしまった、

 

「では、私も仕事があるので後のことはうどんげに任せます、それでは」

と八意先生も出て行った、

 

「ふう、」

 

と一息する、すっごく緊張したァ~!!あの美人二人に囲まれたらっ無理もない、

そう言えば今まで出会った人たちみーんな美人である、幻想郷の顔面偏差値はどうなっているのか?

70,80いや90以上はある、もしかしたらここは天国かもしれんと思ったが、

死にかけた数々の思い出が脳裏を駆け巡る、

 

「前言撤回、やっぱ地獄だわ...」

 

挙句の果てには人柱にされるときた、

 

なんか、腹が立ってきたな、、

しかしこう考えてはどうだろうか、私が人柱になればあの美人たちを救える、、

そう考えるとなんだかやりたくなってきた、、いやいやいや、

確かにその考えもあるだろうだがしかし私は生きとし生ける立派な人間そんな人権を無視した話うのみにできるか!!、

それに。、自分自身まだまだいきたいのだ、いきて堂々とレンタルビデオ店の禁断の暖簾をくぐりたいし、

お酒だって飲んでみたい、車も運転したいし、とのかくいろいろしてみたのだ、

「はあぁぁ~」

 

「どうしたんですか?そんな詰まんなそうなためいきはいたりして」

両手でおぼんを支えているうどんげさんが視界に入る、

下からじゃおぼんの底しか見えないが、、匂いは伝わってる、

 

「肉ですか?」

 

「はい!、鶏肉の鍋です、よくわかりましたね」

 

「ええまあ」

 

私のもとに運ばれてきたのは、鶏肉、ネギ、つくね、もやし、きのこ、白菜がバランスよく配置され

昆布だしで煮込んだ、ザ、鳥鍋だった、確かにこれはたくさん栄養が取れそうだ、なんたって量が3人前

ぐらいあるのだから、たしかに食いきれない量ではない、だが病み上がりの患者にこの量はさすがに無理があるだろ、

だが、せっかく作ってもらったんだっここで残すのは無礼にもほどがある、私もそこまでの恩知らずではない

「では、召し上がってください」

 

「はい、頂きます」

 

さあ私の胃はどうなってしまうのか?、

それはやばくなった時の俺に任せよう今は、

 

個人的一番すきなつくねを筆頭に肉、白菜、と続けて口の中にいれるあじはよく言えば美味しい、悪く言えば普通である、

 

「お味はどうですか?」

 

「とてもおいしいですよ!」

そう、これが大人の対応というものである、ここで普通などと言えるわけがない、

 

 

「それは、よかっです!、では食べ終わったら呼んでくださいね」

 

「はい、わかりました」

 

また一人になったが、今のこの状況だと好都合である、今は大盛鍋を食しているのでこっちの方に集中力を使いたいのだ、

 

数分後

 

 

「はあ、はあ、はあ、」

 

今現在鍋の容量は3分の1完食が近づいてきているのだ、

 

そして私の胃はもうはち切れそうだった、

 

しかし私は、意地と恩義のダブルの鎖につながれている哀れな人柱、今更逃げ出すことなど許されない、

 

更に数時間後

 

「....................」

 

  完 食

 

リバース寸前までいったが何とかこらえる

 

早く横になりたいそんな願いからうどんげさんへの連絡を怠りそのままねむりについてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご視聴ありがとうございました!!
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