「あ、」
やってしまった、
これが結界なのかと感心する暇もなく俺は床に割と大きめの穴をあけてしまったのだ。
ヤバイどうしよう!?
ごまかすために一生懸命頭を使うが
「やっぱり正直に話すしか無いだろうな......」
メキメキと大きな音がしたので多分すぐに、うどんげさんとかが様子を見に来るだろう、
覚悟を決めるしかない
俺は床に正座で座る、
数秒後
だだだだ
と急ぎ足でこちらに向かってくる足音が一つ
(来たァァーー)
ダンっと音を立てて襖が開く
「大丈夫ですってええええええええええええええええええぇぇぇぇーーーーーーー!!」
どうやら俺よりも床の大穴に目を奪われたようだ、
「ど、どうしたんですか!?その大穴は!!」
「すいませんだしたァァァァ!!」
「すいませんでしたって、まさかあなたがこの穴を?」
「はい..」
「どうやってですか?」
「あのですね、その、、」
俺は、俺に程度の能力があることを話した、
「へー、貴方も程度の能力をもっているとわ」
「あまり驚かないんですね」
「だって、私も持ってますし師匠、いえ先生だって持ってますもん」
「あ、そうですか、」
なんとなく予想していたが、もしかしたらこの、程度の能力と言うのはあまり珍しいものではないのかな?
「ちなみにうどんげさんは、どんな能力を持っているのですか?」
「私ですか?私は狂気を操る程度の能力ですよ」
「何やら響きが物騒ですね.....」
「まあ、そんなに恐ろしい能力ではないですよ、そうですね例えば」
と、うどんげさんはこちらに手招きをしてくる、
こちらに来いということか
うどんげさんの方に歩いていく、
「あれ?」
なんだ?視界がおかしい、
なんかうねうねとして、まっすぐ歩けない
ドンッ、と音を立てて尻餅を突く
「うどんげさんが、歪んで見えます」
「でしょうね、まあ大体こんな感じです」
「すごいですね!」
「まあ、これは応用で本質の方はある意味危険ですから」
「あ、そうですか...」
見せて下さいとは、失礼か、やめておこう
「で、床の件なのですが....」
「すいません!!」
その話を振られた瞬間、俺は額を床に擦り付けた
俗に言う土下座という奴だ
「ああ、いえ..」
「怪我を直してもらってこのご無礼、何卒、何卒申し訳ございませんでた!!!!」
「いえ、そのことに関しては....」
「何でもしますから許してください!!!!」
「ああもう!話をきいてください!!」
と、うどんげさんの瞳が赤く光り
「あれ...なんか....」
「落ち着きましたか?」
「は、はい、これは」
「さっき言った本質の方で貴方を落ち着かせました」
「あ、ありがとうございます、」
狂気とは何だったのか?
「名前に反してる、て思いました?」
「あ、はい」
見抜かれた
「まあ、操ると言っても狂気にさせることも出来るし、その逆も出来るって事ですよ」
「なるほど」
「まあ、使いどころなんてないですけど」
と笑いながら頭を掻く
少し話が区切られ、さっきからほったからしの本題にうつる
「ところで、俺が言う事でもないんですけど、床の件は...」
「ああ、大丈夫ですよ、あとで直しておきますので」
ここで言い返してもかって失礼か、
「ありがとうございます」
「いえいえ、では他の部屋に案内しますね」
トコトコと、うどんげさんの後ろについて行く
途中、大きな中庭に目を奪われた
金持ちなのか、それとも家が古いからなのか
そんなことを考えていると
「こちらです」
と、うどんげさんが襖を開ける
「はい、ありがとうございます」
案内された部屋はさっきとあまり変わらない部屋だった、
それから数時間後
「あーーーーーっひまっ!!」
さっさと寝ればいいのだが、いかんせん眠気がやってこないのだ
探索でもしてやろうかな、うん!そうしよう!
そしておれは好奇心に身をまかせるのだった
ご清聴ありがとうございました!!