天才音楽家とガールズバンドのハチャメチャな日常 作:ポテト・ポテト・ポテト
今日は千聖に連行されて潰れる事となった僕のオフ。
俺達はとりあえず待ち合わせ場所の喫茶店に向かっている。
歩いていると千聖が腕を絡ませて来た。
「何やってるんだ?千聖。誰かに見られたら不味いんじゃないか?」
「変装してるから大丈夫よ」
「変装ってその髪型か?」
「ええ。人って髪型一つでかなり変わるのよ?」
今の千聖の髪型はいつもと少し違っていてパット見だとテレビで見る千聖とは大きく変わる。
人は髪型一つで大きく印象が変わる。
僕もプライベートとモデルやテレビの仕事の時では髪型が違う。
これ一つで街中でも気づかれない。
「ああ、知ってるよ。僕もそうだからね」
こうやって話していると、喫茶店に到着した。
中には花音が座っていた。
「花音、お待たせ」
「千聖ちゃん、春音君無事に連れて来れたんだね」
「無事ってなんだよ!まるで僕が千聖に何かするみたいじゃないか」
「私は別に春音にならされてもいいのよ?」
「いやいや、僕はまな板に興味は無いから」
また言っちゃったよ。
千聖がニコニコしてる。
わりぃ、僕死んだ。
「春音、言い残すことはあるかしら?」
「ジョ、ジョークだから……」
「春音君、向こうでも頑張ってね?」
オォ……
花音、お前もか……
「まぁ、今回は許してあげるわ。でも、次はないわよ」
「肝に銘じておきます」
先ほど頼んでおいたミルクティーが運ばれてきた。
茶髪のウェイトレスの子、可愛いな。
「春音、つぐみちゃんのことやらしい目で見てたでしょ」
「見てない見てない!確かに可愛いな~、とかは思ったりもしたけど」
「まあ許すわ」
何で僕、怒られてるんだろう。
「そういえば春音君、前雑誌の表紙だったよね?」
「ああ。ここ最近表紙の回数が増えてる気がする」
「ようやく皆が春音のかっこよさがわかってきたのね」
ようやく僕が怒られなくなった。
最近色んな人に怒られてる気がする。
大体僕の失言だけど。
「春音ってどんな女の子が好きなの?」
唐突だなぁ、おい。
僕は黒髪ロングの清楚系美人が好きだ。
「黒髪ロング清楚系美人」
「うわ童貞……」
「うるさいなぁ、全男子の憧れだろ」
「そうなの?」
「そうなんだよ」
黒髪ロングの清楚系美人は全男子の憧れだろう。
そうだよな?
その筈だ。
「じゃあ今度弟に訊いてみるね」
「それがいいわ、花音。春音ってたまに適当なこと言うから」
も、もちろん好きだよな?黒髪ロングの清楚系美人。
花音の弟も好きな筈だ。
なぁ?そうだよな?
それと僕の信用のなさが悲しくなってきた。
何でだよぉ。
さてと、冷めないうちにミルクティーを飲むか。
うん。甘くていい感じだ。
それとケーキはどんな味だろう。
僕はケーキを少し食べてみる。
甘すぎず、それでいてちょうどいい甘さだな。
このケーキの味はなんだか安心する。
心が暖かくなる味だ。
「やっぱりここのケーキ、美味しいよね」
「確かに。優しい甘さが癖になるぜ」
「そのショートケーキ、美味しそうね。私のロールケーキ一口あげるからそのショートケーキを一つくれないかしら?」
「いいよ」
すると千聖はロールケーキを少し取って僕の口元に運んでくる。
「あーん……あれ?春音、口を開けてくれないとケーキを渡せないのだけど」
「あ、ああ。そうだな」
僕は口を開けて千聖からケーキを貰った。
うん、美味しいな。
でも、なんで千聖がフォーク見てにやけてるんだ?
ちょっと怖いな。
そのあとも長い間3人で話し続けていると、もう時間が来た。
「春音、また明日」
「春音君、またね」
「おう、またな」
僕達は解散してそれぞれの自宅に戻った。
次回が誰の個人回になるかはこの回にヒントがあります。
投票ですが友希那さんぶっちぎりですね。
メインヒロイン投票
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友希那
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燐子
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千聖
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花音
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リサ