天才音楽家とガールズバンドのハチャメチャな日常 作:ポテト・ポテト・ポテト
これから投稿ペースあげていけるように頑張ります。
目覚めると、リサが隣で寝ていた。
僕は今日仕事があるので早くでなければいけない。
よって、普段なら起こさないが今日は起こす事にした。
「リサ、起きろ~」
声を掛けたが、起きる素振りを見せない。
いや、実際にはリサは起きている。
悪戯好きなリサの事だ。
僕の反応をみたいのだろう。
いつもからかわれている分、少し反撃しよう。
「リサの寝顔、最高に可愛いな。ちょっとくらいキスしてもいいよな」
もちろんジョークである。
これを聞いてリサの耳が火を吹くほど真っ赤になっている。
完全に起きている証拠だ。
さて、期待しているリサを放置して準備しますか。
そう思ってベッドから出ると、腕を掴まれた。
「ハル、キスしないの?」
「やっぱり起きてたか。しねーよ。まさかリサ、期待してたのか?」
「別に…、してないけど…」
「嘘って顔に書いてあるよ。ったく、小さい頃から一緒に居るんだからそれくらいわかるっての」
「やっぱりハルには分かってたか~。それじゃあ仕方ないなぁ」
リサは僕の方へ歩いてきた。
気づけばリサの顔がすぐそこにあった。
マジかよ。
僕は羞恥心に負けて目を瞑る。
すると頬に柔らかな感触があった。
目を開けると、リサはさっきまでの反撃と言わんばかりの表情をしていた。
「まさかハル、期待してた?残念だったね、口じゃなくて」
「別に。期待なんかしてねぇよ」
「それじゃあアタシ行くね。ハル今日仕事みたいだし」
「ああ。それじゃあな。リサ」
「バイバイ!ヘタレのハルくん♪」
そう言って、リサは足早に帰っていった。
だが、僕は見逃してはいなかった。
リサの耳が真っ赤だったことを。
さてと、朝食でも作るか。
僕はキッチンに向かった。
それから少しして、僕の携帯が鳴った。
どうやら千聖からのメールのようだ。
内容は、もうすぐマネージャーの車でうちまで迎えに来ることだった。
そしていつものことながらハートの数が尋常じゃない。
もう慣れたので特になんとも思わないが。
千聖のメールから1時間後、マンションに一台の車が停まった。
千聖のマネージャーの車だ。
「おはよう、春音。今日はよろしくね」
「ああ、よろしく。椎名さんも、今日は乗せて頂きありがとうございます」
「いいよいいよ。ハル君なら毎日でも乗せてあげるよ!」
この人は千聖のマネージャーの椎名さん。
フランクな人で、かなり接しやすい。
ちなみに、僕のモデルデビューを推薦したのもこの人だ。
今日はラジオの収録でラジオ局まで向かう。
ラジオ局に到着し、スタジオ入りする。
それから少しして、ラジオの収録が始まった。
僕と千聖は順調に進行していき、お便りを読むコーナーになった。
「ペンネーム『春音様ガチ恋JK』さんからのお便りです。千聖ちゃんと春音様は同じ学校に通っているとのことですが、学校での春音様はどんな感じなんですか?」
またすごいペンネームだなぁ。
まあ日常茶飯事なんだけど。
「学校での僕?あ~僕的にはあんまり変わらないと思うけど」
学校でも仕事でも大して変わらない気がする。
「確かにあんまり変わらないわね。常にそんな感じだわ」
「まあ、僕はいつだって自然体だからね」
この調子で変なペンネームだらけのお便りコーナーは終わって、何事もなくラジオの収録は終了した。
「今週もお疲れ様、春音」
「千聖もお疲れ様。次千聖パスパレのレッスンだっけ?」
「ええ。春音は?」
「僕は次の新曲の打ち合わせ」
最近タレントとしての仕事が多いが僕の本職は作曲家だ。
当然、新曲の打ち合わせもある。
「それじゃあ行き先は同じね。椎名さんが待ってるわ。事務所にいきましょ」
「そうだな。行くか」
僕達は椎名さんの車で事務所に向かった。
事務所に着いてから、打ち合わせまでまだまだあるので控え室で待つことにした。
「ハルネさ~ん!」
僕が控え室に入ると、パスパレのメンバーの若宮イヴがいきなり抱きついてきた。
「久しぶり、イヴ。最近どう?」
「とても順調です!……でも、ハルネさんに会えなくて少し寂しかったです」
イヴは天使すぎる。
ガチで妹にしたい。
「そうか。それは悪かったな。お詫びと言ったらなんだが、僕に出きることはないか?」
僕がそう言うと、イヴは少し考える素振りをしてから、
「うーん。皆さんが来るまで、頭を撫でて欲しいです!」
と言った。
それじゃあお詫びじゃなくてご褒美になっちゃうじゃん、と思ったがよろこんで受ける。
僕がイヴの頭を撫でていると、控え室のドアが開いた。
「あれ、今日は春音君も来てるの?」
「ああ。そういえば教室以外で会うのは久しぶりか。彩」
控え室のドアを開けたのはクラスメイトでもある丸山彩だ。
「そうなるね。今日は何の仕事なの?」
「今日は新曲の打ち合わせだよ」
「そうなんだ~。新曲、楽しみにしてるね!」
「ああ。楽しみにしててくれ。最高の曲に仕上げるから。それじゃあ僕コンビニ行ってくるけど、欲しいものある?皆」
「特に無いわ」
「私も大丈夫です!」
「肉まんお願い!」
「分かった、彩は肉まんだな。それじゃあ行ってくる」
それから僕は事務所のすぐそこにあるコンビニに向かった。
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