赤色の兄貴   作:フ瑠ラン

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原作は一応全部見ましたが持ってはいません。アニメ通りがほとんどですが原作沿いにはならないかと。
アニメでは業が防衛省に呼び出されていたようですが少し変更です。


第1話

朝。カーテンの隙間から日差しが漏れていてそれで起きる。目覚まし時計を見ると朝の6時半で2度寝を諦め大人しく起きた。

 

1階に下りるとどうやら弟はゲームをしている途中に寝落ちしたらしい。テレビのゲーム画面を見て推測しソファーですやすやと寝ている弟にブランケットを掛けてやった。生活リズムが狂っているだろう弟を見てまだ起きないだろうなと推測をつける。

 

弟が起きた時に食べる為に朝ご飯を用意する。ちなみに俺は朝は食べない方なので本当に弟用だ。と言っても弟も朝はあまりガッツリ食べる方ではないので軽めに作る。

 

 

7時ぐらいになるとピンポーンとチャイムが鳴る。一体誰だろうか。また弟の担任でも心配して来たのか? そんなことを考えながら更に素早く料理を盛り付け、ラップをすると玄関に向かい慌てて出る。すると想像とはかなり違った人がうち家に訪問してきた。

 

黒いスーツに黒いサングラスを着た怖い顔をした男の人達だ。え、俺何かした? それとも弟? マジで? 確かに弟よく喧嘩するけど。そのせいで今謹慎食らってるけど。え? え?

 

 

「ここは赤羽業くんの家で間違いないだろうか」

「は、はあ…」

「赤羽くんに会わせて貰いたい」

 

 

や、ヤバい。本当に弟何かやらかしたらしい。あ、あ。思わず俺何も言わずにドア閉めちゃった。でも開ける勇気ない。と、ととと、取り敢えず弟を業を起こしに行こう。うん、そうしようっ!!

 

 

「か、かかか業っ!!」

 

 

ソファーで気持ちよく寝ている業のお腹をバシバシと叩く。すると業は少し不機嫌そうに「何…」と琥珀色の瞳を俺に見せた。

 

 

「お、おまっ、何やったの!? 黒ずくめ着てるんだけど!! コナン以外であんなの初めて見たわ!!」

「コナン?」

「いや、そこに食いついて貰いたくなくてさ!! 黒ずくめに食いついて貰えないかな!?」

 

 

「何、兄貴の友達? 物騒な人達と(つる)んでるね」と言った弟に「ちげーよ!!」とツッコミを入れる。

 

 

「その物騒な人達は業をご所望なの!!」

「えー、俺? 仕方ないな」

 

 

業は怠そうに言うと立ち上がって洗面台へと向かった。俺はそれを見送るとはあと溜息をつき玄関へと再び向かう。ドアを開けるとまだ黒ずくめの男の人達は立って業を待っていた。俺は苦笑いをしながら黒ずくめの人達に告げる。

 

 

「少し準備が長くなりそうなので…家での中で入ってて待って貰えますか?」

 

 

黒ずくめの人達を家の中に入れ、自分は台所へと向かい紅茶を人数分入れて持っていく。すると遠慮されたので「飲んでください」と笑って言った。

 

数十分すると制服に着替え寝癖を直した業が「遅れてごめーん」とリビングに入ってきた。準備長すぎ、女子かよと思ったのは内緒である。

 

 

「赤羽くんと話したいので貴方には……」

「あ、は、はい」

 

 

業の横を通り過ぎる時肩に手を乗せて「怒らせるなよ」と言った。すると当の本人業は「分かってるよ〜」と笑顔で言う。本当に分かっているのだろうか。少し心配になりながらも部屋を退出した。

 

 

 

 

▼▲▼▲▼

 

業がリビングにやってくる時間よりも短く、話し合いはどうやら終わったらしい。話し合いが終わった後の業は何やら上機嫌でゴム製のナイフをクルクルと回していた。

 

 

「何か機嫌いいな」

「まあねー」

 

 

「あ、そうだ」と言って業は立ち上がるとニヤリと笑って言った。

 

 

「俺、明日から学校行くよ。昼前に起こして」と言って部屋を出ていく。

 

 

「朝からは行かないのね……」

「どうせ明日講義昼からでしょ?」

「まあね」

 

 

どうやら弟の反抗期はまだまだ終わらないらしい。

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