英雄が人間なんて嘘だ!   作:AZAZERU

12 / 33
GW5話目いけた!……文字数少ないからですハッキリワカンダネ
アンケートにご協力お願いします。


12話

 お互いに注意しながら音のした方へ意識を向けると、何も無い空間に亀裂が入っていた。

 その異常事態にどちらも動きが止まってしまう。

 その間にも空間のヒビは広がっていき、一際大きな音とともに砕け散った。その先にはなんとも形容しがたい景色が広がっていた。

 

 しかし、変化はそれまでであった。何かが出てくるだとか、吸い込まれてしまうだとかはなく、ただそこにあるだけ。

 

 そんな中、先に正気に戻ったのは恋人(クレーリア)が重傷を負っている八重垣正臣であった。

 彼はいまだ固まっている紫藤トウジに一切の容赦なく攻撃を再開した。

 眼前に八重垣正臣が迫ってきたことでやっと意識が動き出した紫藤トウジは、反射的に防御しようとした。

 

 結果、防御自体は成功したものの体制を崩し、流れは完全に八重垣正臣へ傾いた。

 しかも()()()空間が割れてから調子が良い彼は()()()()()()()()()()()()()攻撃を激しくしていった。

 

 しかし、それでも紫藤トウジを押し切れない。確かに流れは彼に向いた。調子も良くなり攻撃は今まで以上に激しい。

 だが紫藤トウジは歴戦の戦士である。たとえ心に迷いがあり、流れが(八重垣正臣)に向いているとしても、一度攻撃を捨て防御に専念すれば凌ぐことは出来る。

 

 そして条件的に有利なのも紫藤トウジなのだ。

 確かに八重垣正臣は優勢だ。だが時間をかければ恋人(クレーリア)が助かる可能性も比例して下がり、体の傷が圧倒的に多い彼の方が紫藤トウジより先に力尽きるのがわかり切っている。

 

 もちろんその事を認識している双方は、焦りと余裕を互いに抱く。

 

 もはや結果は決まったと言わんばかりの状況に、しかし異変が起きた。

 

 八重垣正臣の動きが一瞬止まり、彼から圧迫感が溢れ出す。

 紫藤トウジは直感した。今ここで決着をつけなければ取り返しのつかないことになる、と。

 

 しかし彼が動き出す前に八重垣正臣は動いた。

 

 

「創生せよ、天に描いた星辰を────我らは煌めく流れ星」

 

 

 それはこの世界ではないどこかの法則を宿した詠唱(ランゲージ)だった。

 その効果は直ぐに現れた。それまで傷を負うことのなかった紫藤トウジが血を流し始めたのだ。それ量は剣を交えるたびに増えていく。

 

 だが、元から体へ負荷をかけながら攻撃していた八重垣正臣はさらに血を吹き出させていく。しかし攻撃はとどまることを知らないように更に更にと激しくなる。

 

 このままでは勝ったとしても瀕死か、共倒れになってしまう。

 

 ()()()()()()()()()()()

 

 




アンケートによってルートが分岐します。


→紫藤トウジ死亡ルート
条件???

→紫藤トウジ生存ルート
条件???

誰の詠唱がいいですか?

  • クリストファー・ヴァルゼライド
  • ゼファー・コールレイン
  • ケルベロス
  • その他(感想に書いてください)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。