申し訳ないです。
それをきちんと見ることができる者にとってはタダの茶番であった。
そこは
現在の時刻は夜。戦場となる学園周辺にはソーナ・シトリーとその眷属による結界が貼られているが、その強度はお察しである。
敵は聖書に記されし堕天使コカビエル。
堕天使の組織
対するは未だ高校生でしかないお飾りの領主リアス・グレモリーとその眷属。その中には赤龍帝もいるが、神器の覚醒が最近である事と、悪魔に転生する前に武術や何やらを押している訳では無い性犯罪者であることを考えると戦力とは言い難い。
この時点でもはや勝敗の結果は見えているが、戦いが始まって幾らか時間が経ったが勝負はついていない。
コカビエルが手を出していないこともそうだが、彼が連れてきているケルベロスが雑種であることも大きな理由だろう。
そもそもケルベロスは冥界と地上を繋ぐ道の番犬である。故に侵入者を退けるための力と知恵を持っている。更に神代において侵入者足り得るのは英雄や神である。ならばそれ相応の能力を持っているのが普通である。
しかしこのケルベロスは先程も言ったように、タダ高校生をしていただけと言っても過言ではないような者達に苦戦している。それだけ能力が劣化しているのだ。
ちなみに原作ではここにいるはずのフリードはおらず、バルパーは天閃、夢幻、透明に
ケルベロス(雑種)と戦い始めて数分後、苦戦の末倒した
「さあ、次はあなたの番よコカビエル!」
と言い放った。
その姿はまさに『彼女はキメ顔でそう言った』と言いたくなるほどである。
そんな彼女達を見ながらコカビエルは気付かれないようにため息を吐いていた。
そもそも、彼は口では戦争を起こすと言っているが、単独ではそんなことは不可能に近い事を理解しているし、理解出来なければ戦争を生き残れていない。
そんな彼がこの様な事件を起こしたのは、
現在の三大勢力は内輪の戦争によって数を大きく減らしている。どんな状況で他神話勢力に攻め込まれれば負けるのはわかりきっている。
だからこそ和平に踏み切る切っ掛けが必要だった。
それが出来るのが普段から戦争狂と認識されている彼だったのだ。
彼はこの後、自身が死ぬか封印されるだろうと分かっている。それでも親友の考える未来が良い物だと信じているから、躊躇い無くその身を捧げるのだ。
そして彼は三大勢力の上位陣が隠していることを暴露する。阿呆な彼らがそれを拡散するだろうと予想して。
「そういえば貴様らは知らないんだったか?戦争を再開させるのだ、別に言ってもいいだろう。
神は先の戦争で死んだよ」
普通に考えて考え無しの戦争狂が、旧魔王はとの争いだとか神が死んだことで増えることが出来なくなった天使だとかを見逃すわけないよな?
それをしない時点でただの戦争狂じゃないのはわかりきってるよな!