ほぼ進んでない。
「
·····そういえばここ数百年確認されていなかったな。」
「ふっふっふー、その数百年はずっと俺が持っていたのであった!驚いた?ねぇ驚いた?」
「·····いや、予想はしていた。
「ケッ、つまんないなぁ。もうちょっと驚いてくれると思ってたのに·····。」
先程までリアス達を殺そうと決めていた雰囲気はどこへやら、和やかに見える会話を始めた。
もちろんそう見えるだけで、コカビエルはナナシの事を分析しようとしている。
(奴はおそらく俺より強いだろう。
俺が奴の力を量れないのは俺よりも圧倒的に強いからだな。
問題は此奴の目的だ。ここで死ぬ事は変わらんとしても会談に持って行けるような決着にしなければならない。例え魔獣創造を持つとはいえ部外者同然の此奴に殺されるわけにはいかん。)
「それで?何が目的でここに来た。貴様ほどの強さを持つならばこんな場所に来ないだろう。」
「·····あー、そのだな、えっと、なんて言うか·····。」
(此奴は何を躊躇っている?言えないような目的か?だがそれこそ俺を殺せばそんなことに悩む必要などない。つまり俺を殺すために来た訳では無い?
·····情報が足りん。決めつけるのは早計か。)
「ナナシよ、何を躊躇う。他の者に言えない様な目的か?」
「いや、そうじゃないんだけどさ?あー、怒らないか?いや怒られても気にしないけど!」
「·····いいだろう。どのような目的でもお前に怒りを向けん。そら、話せ。」
「お、おう。あのだな、その·····、たまたまだったんだよ。」
「何?」
「だからたまたまだったの!
自分の世界で5年ぐらい寝てて、起きたら力加減間違えて世界の壁壊しちゃって出てきちゃったの!」
コカビエルは呆然とした。
今の話が本当ならなんと間の悪いことだろうか?
確かに自分は犠牲を出すかもしれない事をしている。過去には多くの敵を殺した自分は悪だ
だが、だからこそこんな自分が最後に友の役に立とうとしてみれば自身より圧倒的に強い者が《偶然》現れるなど·····。
そんなコカビエルを見ていたナナシは、
「あのー、別にアンタを殺そうとか考えてないよ?」
「なん·····だと·····?」
「だって俺戦うの嫌いだし。」