ちょっと疲れてて投稿するのを忘れていました。
ブチ切れた赤龍帝とコカビエルの戦いは、それまでと余り変わらなかった。
確かに赤龍帝は禁手によって能力は上がった。だが上がったのは能力だけなのだ。
攻撃の仕方が素人で、攻撃のタイミングが単調で、攻撃の手段が乏しい。
コカビエルは歴戦の戦士だ。当然自分よりも能力が上の者と戦ったこともある、技術が上の者と戦ったことがある。
だが赤龍帝は能力も技術もコカビエルを上回っていない。能力は高く見積って互角、技術は比べるまでもない。
それでも赤龍帝に禁手させてからは、自身の予定通りに負けて終わろうとしていたのだがが·····。
結界の外に白龍皇の気配がしてからはある程度互角になるよう調整していた。
ここで赤龍帝に負けるよりも「
実際、そのまま赤龍帝に負けていれば何かと要求され、それを受け入れざるを得ないだろう。
そうならない為に良い戦いを演出し、最後のトドメ大きなタメを作りそこを攻撃させる、という事を
そして、ついにコカビエルが倒される時が来た。
「ふん、禁手してもその程度か?赤龍帝。ならば塵も残さず消えるがいい。」
(さあ白龍皇よ、今この隙を突き俺を殺すのだ!)
そしてコカビエルの予想通りに、結界を破って降ってきた白龍皇にコカビエルは攻撃された。
攻撃されたということは半減を受けたということ。当然この事も自分の考えに含んでいたコカビエルは、わざと十秒ほど隙を作り自身の力が半減するまで待っていた。
(ここまで弱れば負けても違和感はあるまい。俺の役目は全う出来そうだ·····。)
「コカビエル、あなたの羽は薄汚い黒をしているな。アザゼルの羽は綺麗な濡れ羽色をしていたのに。まあアザゼルの頼みもある、殺しはしないさ。」
(アザゼルめ·····、まあいいさ。どうせコキュートスに封印すんだろうが、死んだのと変わらんからな。
さぁ最後の演出だ!しっかり決めてやろう!)
「アザゼルゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」
(こんな戦争狂が友の為に役立てるとは·····。いい最後じゃないか!
あとは頼んだぞ、アザゼル·····)
「··········たな」
「うん?なにか聞こえなかったか?アルビオン。」
『ああ、何かが喋っているな。』
「·····お前、俺の友を侮辱したな!」
はっきりとその声が聞こえた瞬間、再び世界が塗り替えられた。