優の家を訪れた姉、愛と先輩、爽子、そして誤解により詰問を受ける。
その後現れた、破壊欲に支配された敵と、真也と対峙するが、妨害され、ついには命を狙われるそれを守ったのは・・・
第18話 乙女座の覚醒
「優君は殺させない、優君は、私が守る!」
ユキは、あの時と同じ、茶と蒼のオットアイに白でも、金でもない色の髪をしている。
「「我を任意召喚するとは、ここまで成長したか、それはさておき、居るのだろう、エリアス。」」
物陰から、ホールズが現れる。
「流石ね、クインズ、随分惨めな姿だけど。」
「私が?「気にするでないそれより何のつもりだ、エリアスよ。」」
「決まってるじゃない、メカノイドホールズの実験よ。」
クインズは呆れたようなため息をついた。
「どちらにせよ、倒すまでだ。」
「「一手で終わらせる、なるべく戦いたくないのでな。」」
そのまま気絶しかけている優からブランクキーを取り、詠唱を始めた。
「「この手に集まれ祈りの波動・・・我弾丸となり邪気を払え、希望の咆哮鳴り響き、標的を焼け・・・」
足元に精製された魔方陣より力が両手に集まる、真也はそのまま攻撃の体制に入る
「「吠えろ!ハウリングバスター!!!」」
重なった両手から音波砲を放つ、そして、真也以外に道路のアスファルトを溶かしながら猛威を振るい、そして、ホールズを封印した。
「まだそんな力あるの、このバケモノ。」
「「なんとでも言え、退散するぞアスタロト。」」
「御意。」
何処から現れたかは分からないが、アスタロトが優を担ぎ、バイクごと瞬間移動で退散した。
「クインズ、次は無いわよ。」
・
・
・
・
・
・
・
同日、午後1:00
「Master・・・」
優はあれからずっと昏睡状態のままだった、一応そこにはアスタロトとユキが居るが、愛と爽子はすでに帰っており、手料理と置き手紙があるだけだった。
「心配せずとも、しばらく寝かせておけば回復します。」
「でも、その間にまた現れたらどうするんですか?」
「その時は私がいきます、こう見えても私はあなたの守護騎士です、武術なら心得ています。」
ユキは少し、不安げなため息をつく、その間も尚、優は眠ったままだ。
そのタイミングを使い、自分の事を訪ねてみようと思った。
「あのー、アスタロトさん。」
「呼び捨てで構いません、で、用件は何でしょうか?」
「教えてくれませんか?私にクインズが宿っている理由とか、そう言うこと・・・」
「はい、言われてみればまだ説明していませんでしたね、まず、我々にとって必要不可欠な存在であり、我々が憑代と呼んでいる特別な存在です。」
「憑代?じゃあクインズは神様か何かなんですか?」
「いえ、正しく言えば発動器と呼ばれる、別の生命の魂と同化し双方の姿と、双方の力、双方の意識を自在に使い、操れる、ごく僅かな生命です、その中でクインズ様が宿った者を憑代と呼び、我々が代々守り完全覚醒するまでを見守っているのです。」
「完全覚醒?」
「はい、あなたが素より持っている雷の力、そして、クインズ様の技、その二つを・・・」
そのときキードライバーと、アスタロトが敵の気配を察知する。
「emergency」
「来たか・・・
私が出る。」
「待って、一人でいく気?」
「あなたを守るのが、私の使命です。」
「でも・・・」
「please wait(待ってください)」
「何だ?」
「yuki and i Fit rate at 62% change possible(ユキと私の適合率は62%変身可能です)」
「ホントに?」
「it`s True(本当です)
It is up to you whether you do it or not(やるかやらないかはあなた次第です。」
「やる!」
30秒も無いレベルの即答だった。
「正気ですか?」
「私はいつまでも守られるだけじゃ嫌なんです、かと言ってクインズがどうやったら呼べるかもまだ分からない、だから、これしかないんです!」
「分かりました、ですが無理はなさらないように。」
「はい!」
(優君、あの日のこれまでの恩、今返すよ・・・)
キードライバーを片手に、現場へ直行した。
少し前 ???
「やはり、嗅ぎ付けてましたか。」
「ま、どうにかなるだろ。」
「しかも、もう倒されたっぽいけど、何でゴリラキーなんか使ったのよ。」
スティングは全員から責められていた。
「キメラホールズを創るも掛け合わせる組で確実に敵うのは・・・」
「久しぶりね。」
また、ドアを蹴破り、誰かが入って来る
「おう、エリアスじゃねぇか。」
「あれ?ここにいるのはこれだけ?」
「今更何の用よ?この裏切り者5号!」
カプリスはどうも乗り気では無いようだ。
「今回だけ手を組まない?」
「何を今更言うんだ!一度裏切ったお前に・・・」
「エリアス、乗りましょうか?その話。」
「スティング、物わかりが良いわね、で今回はこの子を出す、で、次に出す子に使いたい鍵があるの。」
「で、その鍵は・・・」
・
・
・
・
・
・
・
それから数分、ユキとアスタロトが現場に到着していた。
「第二目標響ユキを補則、プログラムattack始動、排除します。」
「私が迎えます。」
アスタロトがユキの前に出て、かばう姿勢に入る、そこに真也も現れた。
「見つけた、機械野郎。」
「ちょっと待って。」
「yuki The way is as described(やり方は説明した通りです)
Can you? (できますね?)」
「わかってるよ!」
「来ます!」
そのまま2方向から攻撃が飛ぶ、それと同時にユーズが宿る、ロックライドキーを挿した。
「えーとこのあとは・・・」
「please password」
「へ、変身!」
「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック!」
そのままユキがロックに変身した。
「えーとどうすれば良いの?」
「Imagine a weapon and Please fight back(武器をイメージして下さい、そして、反撃して下さい)」
「ok、えーと武器ね、えーと・・・これで良いや!」
「size mode start up」
ユキのイメージから、セジョウブレードが鎌の形状に変化して召喚された。
「これなら、行けそう!」
そのまま鎌を振り回して攻撃を続けるが3回に1回程度しか当たっていない、それどころか使い方もかなり雑だ。
「Please do it properly(ちゃんとやって下さい!)」
「これでもこっちは大真面目なの!」
「喧嘩してる場合ではありません!」
「丁度良い。」
「finish up」
信也がピッキングストライクを放つ、怪物に命中し封印しようとしたが・・・
「何!」
「あら、やっと気づいたようね。」
エリアスが現れる。
「その子はコード式、パスワードがなければ封印できない。」
「そんな、4桁でも一万通り有るのに・・・」
「あら、ただじゃやらせないわよ。」
エリアスが水を操り、真也を撃墜させる、そして、その直後に、標的を、ユキに変える。
「我が主よ!」
「もうダメ・・・」
諦めかけた、そのときエリアスの背後から誰かがエリアスを攻撃した。
「ッたく、こいつは殺させねぇよ・・・」
ゆっくり顔をあげながらユキに話しかける。
「待たせたな、4人とも、無茶しやがって、でも、もう大丈夫だ。」
「貴様・・・」
「獅童優、復活だ!」
そう現れたのは、優だ。
「master!」
「優君。」
「待ってたぞ、優!」
「まさか、間に合うとは、さすが、私の選んだ戦士だ。」
「みんな待たせたな、ここからは、俺のターンだ!」
「set up 」
「変身!」
「施錠!騎乗!向上!仮面ライダーロック!」
そして、パスワード「1593」を入力しファイアウォールフォームへ変身した。
「蒼炎の壁、護るは民、仮面ライダーロック。」
「最短で決めるぞ。」
「ごちゃごちゃうるさい!」
優は怪物と共に飛び、かかと落としで地面に叩きつけ、背中に手を当てた。
「解析・・・開始。」
「all right」
キードライバーが解析をしパスワードを導く。
「解析完了、封印!」
そのまま封印し、金属製の骨格だけが残った。
「次は、お前だ・・・」
「この勝負、決着はまた今度にしましょう、次は勝つから・・・」
そう言いながら,エリアスが去る、それと同時に優が変身を解き、少しよろけた所をユキがキャッチした。
「優君の方がもっと無茶してるじゃん。」
「気にするな、信也、今日こそ・・・」「黙れ、お前には関係ない。」
そのまま真也もその場を去った。
「優君・・・。」
「・・・ユキ。」
「何?」
「帰って飯にしようか。」
この一言で場の空気が和んだ。
「もー優君!わかった、今日は優君の好きな焼き鮭丼だよッ!」
「私もご一緒して良いか?」
「えっ材料二人分しか・・・」
「じゃ、買って帰るか。」
そうして3人並んで帰った。
次回予告
次に送り込まれたのは、ガルーダキーの怪物、しかし、彼は頑なに優に止めをさせない、その訳とは?
次回「鋼鉄の鳥人」
相棒は鍵!纏うは鎧!