仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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20,5話 ユキの誕生日

8月2日木曜日 17:00

獅童家ではユキを抜いて全員でキッチンに集合していた。

「さて、材料はこれで全部。」

「しかし、料理は苦手なのだろう?」

「大丈夫だって、な、キードライバー。」

「yes my master」

この日は午前中練習した後、ユキは大学の友達と遊びに行っている、その時間を利用して、夕飯とケーキを作る、まあケーキといってもそんな大層物ではなく、買ってきたスポンジに飾り付けするだけのケーキだが。

さて説明はこれくらいにして、優が桃を不馴れな手つきで切り始めた。

「フルーツって以外と切りづらいな。」

「まあ球体だからな。」

「って言うか、早くない?アスタロトさん。」

優が皮を剥き終えた頃にはすでにりんごを切り終えている。

「まあ剣士だからな。」

「I don't feel that way(そう言う事では無い気がします)」

「だが実際色々なものを切ってきたからな。」

「よし!こんな感じかな」

「以外と不器用だな。」

「うるさいなユーズ。」

それから、スポンジケーキの上に不格好に切られた果物を並べその上にチョコクリームを塗っていく。

「何故生クリームでは無い?」

「あいつ、チョコレート大好きだから。」

「そうか。」

「自分の主の好みくらい覚えたらどうですか?」

「私もつくづく勉強せねばならないな。」

そして、2段目を乗せチョコクリームをを側面に塗っていき、そして、天面にクリームを塗っている最中にアスタロトが優に聞いた。

「この札の字を書いて良いか?」

「それは俺にやらせてください、日頃の感謝は自分で伝えたいので。」

「そうか、なら今君が描け、無論その作業は私が代わろう。」

「お願いします。」

そして、優が砂糖でできた札に字を刻んでいく、その字は「HAPPYbirthday yuki 19th」と少し崩れた字で描いた。

それを苺と一緒におき完成させ、冷蔵庫にいれる、独り暮らし用のため、かなりギリギリだったが。

「これでケーキは完成っと、次は・・・」

「何を作るんだ?」

「グラタンですよ。」

どうやらアスタロトにとっては未知の料理の用だ。

「まあ、言う通りに手伝ってください。」

「たっだいま~♪」

「おかえり、晩御飯出来てるぞ。」

「えっ、優君が作ったの?」

「ああ。」

そのまま二人でならんで居間にはいる、少し冷めてしまった料理がまだ良い臭いを漂わせている。

「グラタンだ~」

「頑張って作った、どう?俺からのプレゼント。」

「もう最高だよ!ありがと、優君。」

頑張って作ったかいがあった、そう思えた。

「後、ケーキもあるぞ。」

「あっそうだ、優君、これ。」

ユキが横長な箱を優に差し出した。

「これ何?」

「開けてみてよ。」

蓋を開けると、鳥を象ったペンダントが入っていた。

「昨日まで元気なかったから、これで寂しくないかな、って思って。」

「・・・ありがとう。」

「いいよ、そんなことより早く食べよっ。」

ウィンクしながら優に言った

「主、私には無いのですか?」

「今日は貰う側だもん。」

そうしてユキもまたひとつ歳を重ねた。

 

 




あとがき
お久しぶりです、深海魁兎改め高町魁兎です。
今回はユキの誕生日回を書いてみました、さてその日ですが8月2日、パンツの日とか、響ミソラ(伝わるかな?)の誕生日とか言われてるなんとも火野映司や、和泉沙霧を彷彿とする日ですね。
さて、優&ユキの同居生活もだんだん賑やかになってますが、これから新たな敵や、まさかのあの人(みんな予想ついてる)が変身しますのでお楽しみに。
それではまた番外編のあとがきでお会いしましょう。

by8月3日の30度の熱帯夜のなか執筆している高町魁兎
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