仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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前回の仮面ライダーロック
ガルーダ属のガルムと心を通わせ、そして洗脳され優の手で倒さざるを得なくなった、そしてその場に現れた真也のてによって封印された。
だがその寂しさは優を・・・


第21話 海の罠、激情の炎

8月3日

ユキの誕生日も過ぎた今日、砂浜ライブが開催され、優達も登壇していた、と言っても今回もベース担当は居ないため、コラボという形で参加だったが、まあ自分達の公演が終わり、今日することが終わった二人は会場である砂浜に居る、優はペンダントを眺め、ユキは子供のようにはしゃいでいた。

(ガルム・・・)「つッ冷たッて何だよユキ。」

水着姿のユキは優の頬に缶ジュースを近づけて無邪気に笑う。

「何って、折角海に来たんだからさ、遊ぼうよ、優君。」

「遊ぶって、割りと良い歳してるだろ。」

「歳なんか関係ないよ。」

「子供か、この貧ッ、痛って、まだ何も。」

「それ以上言ったら・・・」

「分かったよ、でもそう言う気分じゃ・・・」

「行こーよ優君。」

ユキが優の手をひいて。波打ち際に走る、19の筈なのになぜかこの時は子供の様だった。

「全く、しょうがないな。」

そう言った時海から怪物が現れる。

「何だ?」「あれ化け物じゃね。」「マジウケる、インスタ上げよ。」「とりあえず陸に上がれぇ!」

その場にいた人達が様々な反応をしながらざわつき出す、それを見た優が陸に戻り、鞄からパーカーを出し、そのフードを目深にかぶってからキードライバーを取り出してから、皆の前に現れ、そしてアスタロトもやって来る。

「敵か?」

「Is it a turn?(出番ですか?)」

「すまない、遅くなった。」

「別に問題はない、とりあえず行くぞ。

「set up」

「変身!」

「施錠!騎乗!向上!」

優が変身する姿をその場にいた人の数人が撮影しSNSにupしていた(特に陽キャの○○○グラマー)、それを気にすることなく優は槍を構え、バイクに股がる。

「chain lood」

鎖で出来た道の上を走り、迎え撃つが、中々に速く、潜水と浮上を繰り返している。

「全く、しつこいな。」

「art up・・・bind」

鎖で拘束し、槍で突きながら砂浜まで移動させ、そこから必殺技を放とうとするが。

「overflow。」

「「ガッチング・・・」」

「待った、優!」

「え?」

そいつは水を吐き、海への道を作って再び潜水し、水上から攻撃する。

「オイ!さっさと潜れ!」

「いや・・・俺、泳げないんだって。」

「はぁ?」

そのまま着弾し、変身が解ける

「優君、私に行かせて。」

「いや、いくらなんでも!」

「良いから、貸して!」

ユキがキードライバーを巻き、変身して海に飛び込んだ、逆に怪物も何故か、ユキが変身した途端に海に潜った。

「待て!戻ってこい!」

その声は届かず、ユキが行ってしまう。

「嫌な予感がする。」

「ああ、恐らく主を・・・」

「いえ、その逆よ。」

「「お前は・・・エリアス!」」

そう、そこにはエリアスが立っている、そのまま優に語り始める。

「久しぶりね、優、もちろんあなたが泳げないことは知っての上での作戦よ。」

「待った、何故俺の名を・・・」

「気にしないで、まあ厄介な物が海の中にいるうちに、倒させてもらうわ。」

そのまま堤防を飛び降り、優の芳へ攻撃する、アスタロトも加勢しようとするが、その手を阻まれる。

「何奴。」

「太刀筋が良い、だが、ここで終われ。」

「戦う相手に名も伝えないのか。」

「俺は獅子座の幹部レオンズ、これで満足か?」

「ああ、守護騎士アスタロト、参る!」

そのまま、二人が剣を交え、戦う中、海の下では・・・

「行くよ。」

「all right finish up」

「ガッチングデスサイズ!」

鎌で怪物を斬り、封印し、そのまま海上に浮上した。

「やったよ!優・・・君?」

ユキが戻ってきたときには、アスタロトが疲れはて、優がエリアスに屈してしまいそうな状況だった。

「早く、戻らないと。」

「全くまんまと罠にはまる馬鹿め。」

優の元に信也がが現る、それと同時にユキも戻ってきた。

「優君、これ。」

「ああ、こんな罠に・・・」

「グッ・・・」

「「アスタロトさん!」」

その瞬間、アスタロトがレオンズに刺され、倒れた。

「なかなかに良い剣士であった、だが我には及ばない用だな・・・」

そこにユキが寄り添う。

「そんな、アスタロトさん!。」

「私は、あなたを守って、この命を終えるなら、なんの悔いもありません。」

「そんなこと言わないでよ。」

「騎士たる者、何かの為に命を張るのなら本望であり、いつか、こういう形で別れを告げる日が来るのです、そして私は、主、あなたに看取られて、旅立てるのです。」

アスタロトが少しずつ粒子化して、大気中を舞った。

「私はこれで良いんです、頼みましたよ、私の選んだ騎士を、そして、あなたに宿る、乙女座の戦騎を・・・」

アスタロトが消え、ユキの手に、剣の形をした、ペンダントが残った。

「アスタロトさん・・・」

「悲しみに浸る時間は終わりよ。」

ユキの背後に、エリアスが迫っていた。

「さよなら。」

エリアスの指示でレオンズが剣を振りかざそうとする、その時、二人の感情が、シンクロした。

「「・・・さない・・・」」

「あら?」

「「お前らを・・・許さない!」」

二人の声に呼応するように、フレイムキーが蒼く光る。

「この力なら・・・仇は打ちます、絶対に!」

「form up」

「「大変身!」」

真っ青な鎧に身を包み、さらにその体を蒼い炎が全身を被った。

「form blueflame」

「はぁぁぁ・・・ハッ!」

体の炎を飛ばし、その後自らが突進し、攻撃していく、そこに真也も加わり、二人の幹部を追い詰めた。

「2人の恨み、受けてみろ!」

「finish up」

「その罪、身を持って償え・・・」

「finish up」

「「ガッチング!」」

「ハッキング・・・」

「「strike」」

二人のキックが炸裂しエリアスが人間態になった、しかしその姿を見た途端に優が驚愕した。

「何で・・・何でこんなことしたんですか、先輩!・・・」

「そんな、嘘でしょ・・・」

「ごめんね、選ばれた以上仕方ないんだ、優。」

エリアスの招待は、北下爽子だった。

「先輩!嘘ですよね。」

「悪いね、世の中って言うのは残酷なの、知られた以上、しばらく敵ね・・・」

そう言って、爽子は海岸を後にし、優は膝を落として絶望した。

「嘘だ・・・先輩がエリアス、あのエリアス・・・」

「優君・・・」

「なぁ、お前に話がある。」

二人の間を真也が割って入ってきた。

「十二幹部を封印するためにお前が持ってる、イーグル、ユニコーン、フェンリルの3本が必要だ、だから、お前に決闘を申し込む、勝った方が負けた方をすきに出来る権利を掛けてな、一週間後、展望広間で待つ、必ず来い。」

真也はそれだけ告げてその場を去った。

 




次回予告
それは遡ること7年、爽子と優の思い出、2022年の二人、優の原点とは・・・
次回「先輩との思い出」
相棒は鍵、纏うは鎧・・・
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