仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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第31話 Pisces start up

(ここは?・・・あれって優君?)

何処かわからない空間でプカプカ浮かぶような感覚で、目の前の円形の枠の中には優と、見たことがないはずなのに何故かエリアスに似ている怪物が写し出されていて丁度その怪物の攻撃に優が押し負けた所だった。

「優君!ダメ!逃げて!・・・ってあれ?」

手を伸ばした途端にその景色は寝室に戻って、時計は03:00を指していた。

「なんだったんだろう、あの夢。」

そう言いながら優の布団に視線を向けた、そこにはちゃんと優も居る。

「とりあえずもう一回寝よ。」

そうして、もう一度布団に潜り眠りに着いた。

「エリアス、あんた本気なの?」

「私は本気よ、この計画が・・・この方法が、新たなる故郷を産み出す最短で最適な方法だから。

それともうひとつ、面白そうなものがあってね・・・」

午後15:00

「おーい、ユキ、ユーキ、聞いてるのか?」

「あっごめん優君。」

「最近ボーとしてばかりだけど、大丈夫か?」

ここ数日と言うものこのような調子で、体調は良好なはずだが、やはりボーッとしていることが多くなっていた。」

「今日はここで終わるか?」

「いや、まだいけるから・・・全然、ホントに大丈夫。」

「無理はしないで下さい、倒れてもらっても困りますし。」

ユキは少々しかめっ面だったが、ここで一旦休憩にして真也のラボに降りた。因みに練習室は以前使っていた2号室ではなく、真也が押さえている6号室に移動した、理由は簡単、オーナーは真也が地下にラボを作っていること等を知っているためこれまでどうり予約制にすると都合が悪いと言うことで真也が押さえているこの部屋を好きな時間に使っていいことにしてくれたのでこのような融通が聞くようになった。

「真也~ってまた観測か。」

「お前らか、まあ装じゃなかった場合は困るがな。」

そんな会話をしながら優も画面を見つめる。

「このノイズ・・・」

「お前も気づいたか、過去3回異世界とリンクした時と同じノイズが発生している。」

「それって、またどこかと繋がりかけてるって事か?」

「可能性は高い、でも今回は逆かもな。」

「「逆?」」

ユキと声が重なった。

「まあ可能性の話だ。」

そう言ってまたモニターの画面を切り替えて作業を続ける。

「優さん、ユキさんいつもどうりチョコありますけど食べます。」

「じゃあ私ビターで。」

「ダークで。」

まあ少し前にも語った気がするがユキはチョコ好きで今回も差し入れにと買ってある4種類の濃さのチョコがありその内ビターは40%ダークは55%。二人がそれぞれ一粒ほおばった時にいつものあの声が鳴り響いた。

「emergency」

「今回はわりと近場だな、行くぞ。」

「ok、ちゃちゃっと片付けよ。」

二人が駐車場に走り、現場へ向かう・・・ここまではいつもどうりだった・・・

 

 

 

「メカノイドホールズ・・・」

「しかも2体、そして亀か。」

「でも奇妙じゃない?いつもだったら他の人だったり何かの恨みで動いてるのに、まるで私たちを誘き出してるような気がする。」

確かにその場に起きていたのは無差別攻撃で、いつものように規則性がなく建物も、人も、ましてや電車、乗用車までもお構い無しである。

「罠っぽくても、俺たちは罪の無い者の盾になる、それがきっと、騎士の指名だと、俺は思う。」

「set up」

「わかってるよ・・・「変身!」」

「reed up」

変身して駆け出し、二手に別れて一体ずつを受け持ち応戦する。

「亀なら、腹は柔らかいはず。」

「特攻で突っ込む!」

「「finish up」are you ready?」

「「「ガッチングダブルス!」」」

X字を書くように位置を入れ替えながら突進し、怯ませた状態で封印した。

「今日のはやっぱりチョロかったな。」

「そうだね、さあ、戻ったらチョコが待ってるぞ~♪」

「流石は鍵の騎士たちだ、エリアスから聞いた通りだ。」

その人物は怪物の姿はまだしてないが、確かにその口からはエリアスと言うワード、そしてその容姿は優にとって、忘れる筈もないあの顔だった。

「お前・・・」

「睨まないでくれるかな?まあ仕方ないか。」

そう言って彼は姿を怪物に変えた。

「私は天秤座の幹部リブラス、エリアスから話は聞いているよ。」

「黙れぇぇぇ!」

優はその姿をトライフォームに変えて怒り狂って攻撃した。

「お前が・・・忘れもしない、お前が母さんを・・・。」

「優君、落ち着いて!」

 

「精神バイタル不安定、これじゃ変身が持ちません。」

「颯、ここは任せた、俺も出る、あのバカを止めにな。」

 

「想像以上にいい起こりっぷりね。」

「エリアス、まさかあなた。」

「彼の両親を殺した張本人よ、さすがのあの子もこれよ。」

その一言にユキは崩れ落ちて、そのまま拳を握った。

「いい加減にしなさいよ、この罠も、優君を・・・」

「残念だけどその推測は外れね。」

そう言いながらエリアスは両手を空に掲げ二つのワームホールを作り出した。

「あの子にはこの世界の素とに出てもらおうと思ってね・・・」

「・・・優君を・・・優君を追放?・・・させない、私がそんなこと、絶対にさせないから!」

その声と共に雨雲が集まり雷が落ちる。

「作戦成功。」

逆に雷がワームホールの引力を強めて、二人がそれぞれ別の穴に吸い込まれていった・・・




次回予告
優が次に目覚めた場所、でもその場所は、誰一人優を知らない?
そんな町に現れたのは?
次回「異世界の科学者act1」
相棒は鍵!間藤は鎧!
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