仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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第32話 異世界の科学者act1

「参ったな~こんな急に雷雨になるなんて。」

真夜中の買い足しから帰っている途中の彼は、その袋を下げ帰路についていたところ雨に見回れ、そして目を疑うものも見つけた。

「嘘でしょ、こんな雨の中で・・・君!大丈夫?」

空色のパーカーにフレアスカートといった服装で倒れていた彼女の脈や体温、そして呼吸等ををとっさに確かめる、体温は高く、脈はかなり少ない、また体温が低下しているせいか、呼吸もかなり乱れていた。

「とりあえず家につれていくしかないか。」

そのまま買い物袋と一緒に彼女を抱き抱えて、自宅・・・もとい職場restaurantAGTΩに連れ帰った。

 

 

 

 

 

 

「優、お前ももうすぐ・・・か、はやいな・・・。」

(父さん・・・)

「いつまでも子供扱いされるの嫌そうにしてるじゃない。」

(母さん・・・)

その時、車のガラスがいきなり割れ、それと同時に二人が倒れ、崖に車ごと落ちた。

だが優は、幸い骨折ですんだ、でもそこにあるのは受け入れたくない事実・・・両親は頭を撃ち抜かれ血を流している。

(嘘だろ・・・父さん!・・・母さん!)

痛む腕を伸ばしてその体に触れるが、その温もりはもう微かにしか感じられなかった。

「さてあとは例のメモリを・・・チッ、ガキを仕留め忘れたか。」

その聞き覚えのある声はとても低く、でも少し若々しい声、そしてその声の主は優の首もとを掴み車の外に放り出された後,拳銃を向けて脅迫された。

「おいガキ、チャンスをやろう、このまま動くな、そうすれば生かしてやる、お前だけな。」

そう言ってから車内似合ったメモリースティック回収し。火をつけたライターを放り投げた。

「おい!、何で燃やすんだよ!」

「証拠隠滅のためだ、警察がきても俺のことは話すないいか?」

胸ぐらを捕まれて脅迫、そしてまた地面に投げつけられた。

「あばよ!」

その声と共に車が爆発し・・・

 

「母さん!、ってここどこだ?」

次に目を覚ました場所は草原が広がっていて、ウサギや野鳥と言った小動物が走り回ったりしている・・・言わば都会の真ん中にある運動公園のような場所だった。

「目が覚めたか優。」

「It was a great deal (随分とうなされていましたよ)」

「ああ、母さんと、父さんが殺されたときの光景が、頭ん中フラッシュバックしてな。」

とりあえず辺りを見渡してから携帯を取りだし、連絡先を確認・・・したが皆揃って圏外、オマケにキードライバーの回線も繋がらない。でも唯一の幸いは電話会社の回線事態は使用できたため、SNS及びインターネットは使えるようだ。

「で、どうするんだ?」

「とりあえず調べた感じ家にはちょっと遠いけど、バイクはあるから。」

約30分後

「嘘だろ・・・」

いざ帰ってきた自宅(賃貸)の表札には「獅童」の字は無く、「山田」と書かれている。

「なあ、ユーズ。」

「ああ、その可能性が高いな。」

家の前を後にし階段を下りながら優はスマホで検索をかける、そして予想どうりこれまでのホールズ絡みの事件は何一つニュースになっていない、そして・・・

「7年前の事件か、これがどうしたんだ?」

「確かめるために、寄り道していいか?」

「ああ、この世界の手がかりがあるかもしれないならな。」

そうしてバイクを走らせ向かった先はもとの世界で言う旧獅童家、つまり優の両親が所有していた家を訪れた。

「やっぱりな。」

現在は事故物件扱いで不動産屋に張り出されているはずの家は、未だに表札に「獅童」の文字があり、ポストに刺さったままの新聞、外に干された洗濯物、衛生アンテナetc・・・とある筈のない生活感漂う品々があった。

「やっぱり俺の知ってる世界と同じ地理でも、違う。」

少々警戒しながら合鍵を刺す、見事なまでに合致している、そして約7年ぶりに足を踏み入れた家の中は間取りも、家具もほとんど同じで、明け渡す際に売り飛ばされた品々も、昔優が使っていた部屋もそのまま・・・強いて違う点を言うのであれば、机の上に白い花が飾られており、いかにも縁起が悪かった。

「白い花か・・・まるで誰か死んだかのような・・・」

「まさかな。」

一応和室の仏壇も確認しようと足を運ぶ、だが飾られていた遺影に対して、目を疑った。

「これ、俺・・・だよな。」

写真の人物は紛れもなく12才の優だった。

「そのまさかなら、マズイぞ。」

そのときだった、噂をすればドアが開く音がする。

「あれ?鍵空いてる。」

「今日、愛ねぇ帰ってくるの早かったのかなぁ?、バイクもあるし。」

推測どうり入ってきたのは、双子の姉、舞と鈴だ。

「emergency」

「こんなときにかよ。」

「何々?さっきの何?」

(抜け出す方法・・・隠れれる場所もないし・・・)

「和室の方だね、行ってみよ。」

(終わったァァァッァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!)

だが、運悪く目があってしまい、三人揃って静止した。

「・・・キャァアァァァァァァァァァァァァ!」

「不審者だ!」

(ユーズ?)

(ああ、逃げるぞ!)

「鈴姉さん、愛姉さん、すみません!」

そのまま逃げるように玄関に走り、靴はいて走り、誰かと途中すれ違ったが、直後にバイクで発進した。

「・・・」

「逃げた!」

「あっ母さんお帰りってどうしたの?」

「さっきの子、なんか優に近い風陰気感じてね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰り、翔一くん。」

「ごめんね真魚ちゃん、閉店作業やってもらっちゃって、でももう一個頼まれてくれないかな。」

そうしてドアを潜っておぶさって来た少女を下ろした。

「見た感じ15か18才くらいかな?どうしたの?」

「帰り道で倒れてて、とりあえず上のベッドに運んで着替えさせて寝かせてあげようって思って、熱も凄い高いし。」

 

to be continue




次回予告
緊急シグナルと共に駆け出した優、そしてユキが次に目を覚ましたのは・・・10年前のとあるレストラン?
次回「笑顔の料理人act1」
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