仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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第34話 笑顔の料理人act2

「なるほどな、3つのキードライバーを別々の世界に飛ばし、戦力を分散してその上で一人ずつ仕留める寸法・・・いやまさかな。」

「そのまさかよ、私は世界を融合させ、その世界に我らの第二の故郷とする!」

二人が消えた広場にて、そんな会話が繰り広げられていた・・・

「そのためのこれれまでの作戦か・・・まあ止めるまでだ、幸い、メカノイドホールズの特効武装はある。」

「set up」

「変身!」

変身した真也を嘲笑うように軍団を送る、だが真也もまたそれを嘲笑うようにハッキングフォームに変身した駆逐した。

「何体送ろうが、こっちはハッキング出来る、機械じゃ俺には勝てない。」

「真也さん!後ろ!」

通信で颯が告げた先にはレオンズが迫り背後をとり、付き倒す。

「グッ!・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユキの前に現れた金色の戦士は、なにも言わず、無駄のない攻め方で怪物を圧倒した。

「すごい、やり方、完全にプロだ!」

「誤算よ、まさか、この世界の騎士が・・・」

そんな会話は耳にも入っていない化のように怪物を突き飛ばして、それから力強く構える、すると足に紋章が現れ、吸い込まれるように消えた。

「はぁぁぁぁ・・・たあぁぁ!」

両足を揃えて飛び、飛び蹴りを食らわせた!

「ぐ、画ぁぁぁ、アグィテゥウォー!」

その後しっかりと残心を残して背を向け、怪物は頭上に謎の光を発して消えた。

「これじゃ調子狂うわ、退却。」

「ちょっと、待ちなさい!」

また、彼も間髪いれずに、カプリスの方を向いて構えるが、直ぐに逃げられたのを確認すると、肩の力を抜いて変身を解いた。

「俺もまた、気を引き締めないと・・・」

「あのー、あなたは?」

ユキも変身を解いて話しかける、すると彼は優しい笑顔でこう言った。

「よかった~、目が覚めたんだ、昨日大雨の中倒れてたから心配したんだよ~、でも元気になってくれて良かった。」

ウンウンと言うような感じで頷きながら彼は話を進めていた。

(この人がマナさんが言ってたオーナーさん・・・って割烹着?のまま平然と外に来てるし、おまけにこの格好でバイクって・・・)

「あの、間違ってたらあれなんですが、もしかして、restaurantAGITΩのオーナーシェフの・・・」

「あっもう聞いてたんだ、じゃあ改めまして、restaurantAGITΩのオーナー、津上翔一です。」

「ショウイチ、さんって言うんですね。」

「まあ、本当は沢木哲也って言うんだけど。」

(えっじゃあ何?商売用の名前?どういうこと?)

「あはは、まあ困惑するよね、俺、元々記憶喪失で、その時に呼ばれてた名前なんだけど、みんな定着しちゃっててね。」

「記憶喪失?」

「詳しい話は違うときに・・・そんなことより君の名前は?」

「あっ、すみません人に名前聞いといて・・・私、響y・・・」

”あなたは”響ユキ”であって”響優希”ではないの・・・”この言葉が頭を過った。

「ん?どうかした?」

「あ、いやなんでもないです、響ユキです。」

名乗った途端に翔一は渋い顔をした

「ユキちゃんかぁ・・・」

「どうかしました?」

「いや、姉さんのこと思い出しちゃって・・・」

(お姉さんが居るんだ・・・優君と同じだ。)

「お姉さんいるんですね、今何されてるんですか?」

「それは・・・ここで立ち話も難だから、続きは・・・お店で、どうかな?」

「そうか~なら、君はよくわからない穴に吸い込まれてここに来ちゃったと。」

「はい。」

「で、その一緒に戦ってた優君って事離ればなれになっちゃったと。」

ユキは翔一に事情を語った、もちろん驚く様子もない。

「いやーでもギターかぁ俺も昔ピアノならやったことあるかな。」

「翔一くん、それは~。」

「あはは。」

笑ってごまかした、まあこのエピソードについては「劇場版仮面ライダーアギトprojectG4」を参照して欲しい。そしてユキも翔一に問いかけた。

「ところで翔一さん、”アギト”ってなんなんですか。」

「俺も未だに理解できてないかな。」

翔一は惑うこともなくそう答えた。

「ただ俺がわかってるのは、あかつき号って船に乗ったときに身に付けたこと、この力でみんなのためにアンノウンと戦った事、それくらいかな。」

「そうなんですか?」

「まあ、でも俺はこうして俺の料理で誰かが笑顔になってくれたらいなって、みんなが自分の居場所で笑ってくれたらいいなって。」

それから、真魚のいれたお茶をすする。

「だからそのバンドが、優君って子と一緒に居ること、それがきっと君の居場所なんだと思う、だからちゃんとその場所に君を返してあげたい、だから・・・」

そのとき、珍しい客が来店した。

「どうしました、翔一・・・さん。」

ドアに取り付けられた鈴を聞くや嬉しそうにその客の方を向いた。

「氷川さん、いらっしゃい!、珍しいですねお昼に食べに来るなんて。」

「ええ、ラーメンばかりも体に悪いですし、たまにはこちらにもと。」

「え~と、マナさん?、あの刑事さんは?」

「氷川さん、それこそ昔アンノウンと一緒に戦ってた人だよ。」

「は、はぁ・・・」

ユキは困惑するしか無かった

(とりあえず、優君・・・今、何処にいるの?・・・)

「お前も仮面ライダーだろ?」

「あ、ああ」

「なら話は早い俺に任せろ。」

その男はそういって、右手で複眼の砲身をなぞり、そしてフレミングの法則の形に指を組んでこう宣言した。

「さあ、実験を始めようか。」

 

to be continued




次回予告
優を助けた、謎の男と、その相棒のバカ、さらに5年のタイムラグ?
そして窮地に落ちた真也は・・・
次回「異世界の科学者act2」
相棒は鍵!纏うは鎧!
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