仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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第37話 乙女座の暴走!?

(ここに・・・きっと、優君もここに・・・)

アンノウン・・・彼らがそう呼ぶ怪物・・・そしてその先には当然カプリスもそこに、そしてすでにG5ユニットが怪物数体と交戦開始していた。

「こちらG5ユニット、出現した未確認はそれぞれ水のない場所での溺死、壁に埋った死体の事件の個体と同型と思われます。」

「こちらGトレーラー1、了解、総員GG-02active。」

全員がガードチェイサーより、銃器を取りだし、一斉にグレネードを放つ・・・しかし効果は無く、一方的に攻撃されるだけであった。

「やっぱり・・・G-3マイルドど同スペックの武装じゃ・・・」

「尾室さん、聞こえますか?」

「津上さん!」

「はい、やっぱりあいつらは今までより強い個体みたいな気がします、なので俺も行きます・・・変身!」

アギトに変身して、アンノウン3体と交戦を開始し、2体の攻撃をいなしながら、1体を攻撃し、それを繰り返す、またG5ユニットもGS-03で応戦するも、

戦力差は圧倒的だった。

(数が多い・・・ならこれだ)

ベルトの右側を叩き、フレイムセイバーを取り出す、そしてその身を赤く染めて、フレイムフォームになる、そしてその長剣で次々と迫るアンノウンを攻撃する、やっと翔一が優勢な状態になり、そのまま、まずはフレイムセイバースラッシュでビーロードを撃破、そこでユキが現場に到着した。

「翔一さん・・・やっぱりすごい・・・」

「主、我々も加勢しよう。」

「うん、行くよホープ・・・変身。」

ユキは変身してカプリスに奇襲をかける、だが気付かれてそれを交わされる。

「あら、騎士アスタロト・・・なんの用かしら。」

「ここで、あなたを封印する、に決まってるでしょ!」

もはや怒りに任せて完全な自棄だ、そのブレた太刀筋では当たること無く全て交わされていく・・・

「尾室、やっぱり僕も行かせてください。」

「氷川さん!?」

「ここはG-3Xじゃないと・・・」

「無茶です!」

「年のせいですか?津上さんだってこの前G3を!」

「あれはアギト大量発生で一大事でしたから!」

「落ち着いて、俺がやります・・・だから下がってて。」

混乱するユキを他のアンノウンを一掃したあとで救出に入り、今度はストームハルバードに持ち換えて、カプリスの前に立った。

だが、ユキの様子がおかしかった。

(「あなたは”響ユキ”であって”響優希”ではないの」・・・「俺の代わりにこんなボロボロになって」・・・「・・・キ・・・ユキ!」・・・「やめろ、ありがたみ無くなる」・・・「ったく、お前ら規則は破って・・・」「”お前がまともじゃなくなる方がもっとめんどくさいからな”」・・・優君・・・ここ・・・臨海公園・・・倉庫・・・)

「私は・・・私は・・・」

その声がはやがて絶叫に代わり、変身が解け・・・そして体が光を放って、緑色の怪物に姿を変えた・・・

「ユキちゃん!」

「狙いどうりね・・・」

そう言い残してカプリスが去り、ユキは自分が押さえられなくなったのか、暴れだし、手当たり次第にG3を襲いだす・・・それを全力で翔一が抑えたが、止まらない。

(俺が力を抑えられなくなったときと同じ・・・きっと力に飲まれてるんだ・・・)

「ユキちゃん!俺だ!」

その声に気づき視線を向ける、だが破壊本能に狩られて雷を放ちながら接近してくる、それを押さえ、電撃を喰らいながらも必死に訴え続ける。

「目を覚まして!ユキちゃん!・・・響さん!」

(「なんだよ響、お前も・・・」・・・そうだ・・・私・・・)

いきなり、体の力が抜けて、人間の姿に戻る・・・でもうっすらとその怪物の姿が重なって見える状態だ。

「もしかして・・・俺と同じ・・・」

「え?」

「いや、何でもない。」

「そう、ですか・・・」

(葦原さんや木野さん見たいな・・・緑のアギト?・・・)

「とりあえず、脳の検査をしてみたところ、恐らくホームシック・・・でしょうか?」

「「ホームシック」ですか?」

「ええ、確かに怪物化したと記録がありますが、実際検査したところ、体の以上はほとんどなく、でもホルモンバランスもかなり崩れてましたから・・・」

あの後警察が手配した救急車により、病院に運ばれたユキだが・・・今結果が出ている検査だけではこれ以上の情報は出ておらず、最終的に後日、またという話になった。

「というわけで、今日は連れて帰っていただいて構いませんので、カウンセリングだけ、お願いします。」

「「わかりました。」」

「津上さん、そう言えば美杉先生のところでお世話になってた頃って、やっぱり、恋しかったですか?家族とか・・・」

「俺はよくわかりませんね、記憶喪失でしたし、もう18年も前のことですし。」

「そうですか・・・」

そんな会話をしながら、病室の扉を開けた。

「ユキちゃん、特に以上は無いって。」

「じゃあ・・・私・・・」

「お店にいれば良いじゃない、帰る方法が見つかるまで。」

「何で言ってないのに分かるんですか?」

「勘、かな?・・・あっそうだ、嫌じゃなかったら、お店戻るまでの間に聞かせてくれないかな?その優君って子の話。」

 

 

 

 

 

「お前の・・・相棒か彼女かわっかんねぇ奴の話。」

 

 

 

 

 

「ユキ「優君の話・・・ですか?」」

 




次回予告
「ちょっとくらい良いじゃん!このケチ獅童!」「ルールはルールだ!この響!」
これは二人の仲が悪かった頃の・・・そして・・・始まりのお話・・・
次回「二人の原点」

お知らせ
「獅童優だ、俺達仮面ライダーロックの特別編が決定したぞ!
なんだここは?ユキと一緒にいるこの子は?
とにかく目が離せそうにないな。
特別編
仮面ライダーロックCome back knight 3月公開!
来週はユキの番だな。」
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