2029年11月30日午後8時頃・・・
「パーフェクトナイツフォームは長時間使用すれば変身解除時に正常に戻れない可能性がある事を説明する前に変身されたせいで起きたことだ、予想以上にタイムリミットが短かったが・・・」
「「どっちにしろコレ、戻る術あるの?」」
「同時にしゃべるな。」
「「だってさ、声も、耳の聞こえ方も、視覚も、味覚も全部違うから、同時に言わないと気持ち悪くてさ。」」
逆に一語一句ズレ無いのも見事な芸当だが、説明しておくと、優とユキの脳が入れ替わり、また優の傷が真也に移り、逆に深夜の傷が優の体に刻まれ、更に真也だけは少し炎症を起こしている。
「先に言っておくが俺はもう緊急時以外は使わない、いいな?」
「「でもさー。」」
「優さんもユキさんもそうカリカリしないでください、世界融合を免れただけでもその代償としてはすごく些細な事じゃないですか。」
「とりあえず今日は帰れ。」
このときの真也の表情には少しだけ申し訳無さを感じた。
「解ったよ、帰るぞユキ。」
ユキの声で放たれたその台詞の違和感に笑いを堪えながら、それを見送る。
「真也さん、因みにその画像・・・」
「アイツらの全身スキャン画像だ・・・コレで俺の疑問は一つ解決した。」
「ならそんな顔しなくても・・・。」
「だが、優への申し訳なさに、俺は耐えれそうにない。」
真也がこのときはじめて颯にこの表情を見せたかもしれない。
そして、颯もその事実を受け入れられなかった。
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クリスマスソングが流れる夜のビル街、帰宅ラッシュをすぎたこの時間帯と行っても今日は金曜だ、まあ異世界島流しされたせいで曜日感覚なんてもう無い。
もちろんバイクに乗る二人も今日は前後逆だ、まあ中身は同じなのだが。
「ねぇ、優くん。
「なんだ?」
優、この名が男女どちらもいる名前で助かったと思いながら、いつもどうり応答する、まあ端から見れば男口調の女子大生と女口調の男なのだが。
「ラーメン、食べに行かない?今日作るのめんどくさいし。」
「俺の体だから油系全然平気だがら?」
「冗談でもそれは酷いよ。」
「まあ、俺も結構ヒョロイけどな。」
「打楽器やってる人って以外にガリガリだよね~」
「皮肉?」
「ちがうよ~なんか今日の優君いじわる~。」
「僕が?」
「ちょっと!行きなり一人称変えないでよ!」
「だってさ、今女の体だろ。」
「でもなんかやだ。」
それから数分後、駅前の個人店舗のラーメン屋に来店、カウンターしかないこじんまりとした店のせいか、店長とは顔見知りだ、そして相変わらず店内のテレビと有線はうるさい。
「いらっしゃい!、おっ優とユキか、いつものでいいか?」
顔見知りは撤回、いつもので注文出来るレベルの知り合いだ。
「おや?今日は優が塩でユキが野菜タンメンか?」
「ラーメンだけじゃなくて、今日に限っては、中身が逆。」
「SFみたいなジョークだな!」
ここの店長はノリが良い、だからユキも来たかったっんだろう、まあ悩み相談はしやすい。
「逆なら、じゃあ、図書館戦争なら誰が好きだ?」
「笠原郁。」「堂上教官。」
「チョコレートの好みは?」
「55%」「40%」
「ホントに入れ替わってるな。」
察しが良い、まあそういう人なのだが。
「でも体が入れ替わるかあ、でも考え方を変えれば、お互いをもっとよく知れる、更に良いコンビなるな~。」
「「冗談で言ってますよね?」」
一秒もずれなかった。
「あんたら将来良い夫婦になるよ。」
「「いや、ただのバンド仲間なんで!」」
「はいはい、ほら、ユキには味玉、優にはピリ辛モヤシのサービスだ。」
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同日午後9時頃、獅童家
(以外に傷だらけなんだな・・・ユキの体)
風呂場でシャワーを浴びながらユキの体を見る、細かな傷、ざっくり切られて残った痛々しい傷跡、海に行った時には無かった、全部この4ヶ月で出来た24代目アスタロトとして蓄積した傷だ。
戦いに巻き込んだ事に申し訳なかった優も、この傷跡をみてユキの覚悟を感じた、でもその中で一つ、奇妙な傷を見つけた。
「なんだよ・・・これ。」
急いで風呂場を抜け出し体を拭くや、下だけ履いて、ユキの前に行った、しばらく暑くても左の袖を捲らなかった理由を察したからだ。
「ちょっ優君!上!上着て!」
「どーせ良いだろ!お前のだし!貧・・・」
「それは関係無いでしょ!」
優はすっと左腕を見せた。その傷口からは機械が覗いていた。
「見ちゃったんだ。」
「隠してたのか?」
「”私にも分かんないんだ”、なんで”複雑骨折した記憶もないのにこんなところから金属が覗くかなんて”・・・」
「明日、真也に見せないか?全身スキャンしたときに見てるかもだけど。」
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翌朝、二人ともよく眠れず、早起きだった。
「朝ごはん、一緒に作ろ?」
時間だけはあったので鮭の照り焼きに味噌汁と言う少しだけ時間が掛かる朝食にした、もちろん優好みの少し薄めの味付けで。
「じゃあ「・・・いただきます。」」
口に運んだ時に自然と笑みが溢れた。
「なるほど、ユキは甘党じゃなくて、苦味を感じやすくて。」「逆に優君は甘味を感じやすいから薄味の方が良いんだ。」
そんな会話もつかの間、邪魔は当然入った。
「すまないが、報告が二つある、まずはニュースだ。」
真也の緊急通信とともにテレビを点ける。
「次のニュースです、気象庁発表の情報では9月に予想外の起動を書き起きなかった皆既月食が、突然本日12月1日に起きるかも知れないと言う予測がたちました。」
「マジで!?」
「あともう一つ・・・獅子座の幹部だ。」
to be continued
次回予告
現れたレオンズ、そして再び暴走するユキの体、真也が告げる真実、そして・・・
次回「優希/ユキの真実」
相棒は鍵!纏うは鎧!
告知
「鈴原颯です、皆さんもうご存じだと思いますが、仮面ライダーロックの特別編はなんと、出張掲載だそうですよ、なんとその先はpixivだそうです、これは期待大ですね、そして公開予定日ですが、3月21日だそうです、勿論私も出ますよ。
では改めて、
pixiv版仮面ライダーロックCome back knight
3月21日公開予定です。
ちゃんとこの日に上がるかは、作者次第ですけどね。」