仮面ライダーロック   作:高町魁兎

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君は聞いたことあるかい?、かつて世界を救った騎士たちは、今、どこで何をしているか・・・
「残念だったなぁ・・・もう少し知恵を使いな。」
「さて、さっさと片付けよ♪」
彼らの戦いは異星人から、犯罪者、時に害獣多種と多様と化し、そしてその正体を隠しながらも、いや隠しきれてないかな。
「「せーの、「ガッチングダブルス!」」」
人に迫る驚異を退け、あるときは無償で人名を救助する存在、そして表向きは人気アーティスト「Y×2sh(ツヴァイワイス)」として活動している、そしてまた人々は、この世界に20年以上ある都市伝説で語られる英雄の名で騎士たちのことを呼んでいる。
その名は、「仮面ライダー」!


ロックNEXTsong 仮面ライダーオープナー

「すまないな・・・お前らも忙しくなったのに付き合わせて。」

「俺もユキもユーズも、キードライバーも、付き合わされてる何て思ってない、むしろ使命だから、最後までやるさ。」

「だが、お前ももう家庭がある、仕事がある、待ってる人がいる、つまり足枷ができてるんだぞ。」

「そんなことなんかより、罪無き者を守るのが俺と、ユキの大事な仕事のひとつだ。」

「相変わらずだな。」

「そう言うお前は丸くなったな。」

「フッ、なんとでも言え・・・切るぞ。」

「ああ。」

 

2031年3月、ここのラボも2年の時を経ると、人が少ないことに対して、寂しいと感じるようになってきて、また居候兼、オペレーターの颯も卒業を間近にし、ここに住み着く理由も無くなってきつつある。

「ここも1年経つともう一人でいるのが寂しくなるな・・・そして、来月からはそれが当たり前になるか・・・」

「冷たいこと言わないでくださいよ・・・私も寂しくなります。」

颯は真也に対して膨れっ面だ、これには訳がある・・・彼女の頭の中は今、進路と、4月以降もここに居たい、離れたくないと言うことで一杯になっている時に図星のように言われたからだ。

「でも実際真也さんは丸くなりましたよ、今みたいに笑ってる所なんか滅多に見ませんでしたし、冗談すら言わなかったんですから、あの頃は。」

「機嫌とっても何もでないぞ。」

「そう言う冗談ですよ、昔言ってくれなかった冗談。」

「・・・かもな、なあ颯。」

「はい?」

「時間も時間だ、今日、外で食べないか?」

 

 

 

 

 

 

 

午後20:32分

「おっ、いらっしゃい、4人勢揃いじゃねぇか。」

「まさか考えが被るとはな、隣どうだ?」

「優、お前有名人になりかけてる事を自覚しろ・・・あとお前も、料理好きのお前がまさか相方みたいな事を吐く気か?」

「実際そうだもん、8時に家ついてなかったらもう億劫なっちゃって。」

「そうか。」

丸くなったと言えど上から目線な話し方は健在、こうして4人がカウンター席に集まる、因みに優とユキの注文したメニューは既に出されており、相変わらずの野菜タンメンと塩である。

「まあお前らも気がつけばオリコン入りじゃねぇか。」

「ああ、デビュー1年半で100位ランクイン、俺もこんな早く達成出来るとは思ってなかったさ。」

「そんなやつが来る店にしちゃちいせぇだろ?」

「そんなことねぇよ、これからも扱いはアットホームな御得意さんって、距離感でいてくれよおっちゃん。」

「へいへい、じゃあサービスだ。」

「味玉はユキにやってくれ、健康主義なんで。」

「ラーメンの時点でもう反してるでしょ?この細マッチョ。」

「なんとでもいえ、ベビーフェイス。」

「こう言うのが鴛鴦夫婦なんかねぇ?」

「「絶ッ対違う!」」

「相変わらずお似合いだな。」

優とユキは気がつくと、もう追いかけきれない程に夢に近づいている、颯はまだまだ遠いどころか、真也に寄せた思いが伝えられないことにもどかしさを感じていた。

逆に真也は、優とユキに申し訳なさを未だに抱き、颯に対してはまだ相手してやれないというように足枷だと感じている。

「真也さん。」

「どうした?」

「なんか、憧れませんか?、ああいうの。」

「どうかな、少なくとも俺はまだあっち側には行けないと思ってる。」

真也が考えていること、それは騎士の世代交代・・・だが、候補者は居ない。

だから二人と、自分に負担をかけ続ける事になる。

「オイオイ、暗い顔すんなって、どうした?相談、乗るぜ、真也のあんちゃん。」

「真也?・・・。」

テーブル席の客の一人が立ち上がった。

「まさかこんなとこにいるとはなぁ、お前何してたんだこれまで、いきなり飛び級で卒業していった後連絡もなしでよー」

「お前に連絡する必要性を感じない、と言うより留年してまだアメリカに居ると思っていたが、帰国していたか・・・だがお前とは縁を切った筈だ・・・」

真也が珍しく逆鱗している、彼が感情を露にすること事態稀なのに。

「すまないが、先に帰る。」

「待ってください、真也さん!」

「注文も無しに帰りやがった。」

 

 

 

「真也さん!」

「残ってれば良かったものを・・・」

店を出てすぐくらいの路地で真也を捕まえた。

「どうしたんですか?」

「・・・掘り出したくないんだ、アイツとの事は。」

「どう言うッ・・・」

口に人差し指を当て、口止めされた。

「着けてるんだろ、ストーカーが。」

「ストーカーとは人聞きが悪い、Mr.KAIDOU」

「つけ回しておいて言うことか?」

「全く、おちおち話もする気がなさそうですねぇ。」

真也は彼を目の前にすると、目付きが昔のように悪くなった。

「女・・・相変わらずですか、孤独に耐えれず、そうして」

「・・・人の過去だ、漬け込むな。」

「それ・・・どう言う事ですか?」

「聞くな!・・・なあ三上高司、何度も言うが、俺は違う、諦めろ。」

「では、こんなもので・・・力ずくで行くしかないでしょォォォ。」

いきなり狂ったような口調になり、鍵らしきものを取り出して体に刺した・・・間違いなくプラネットキーだ。

「怪物と化したか・・・」

「Set up」「変身」

真也はオープナーに変身し、その攻撃から颯を守った。

「早く逃げろ。」

「丸い・・・またあなたはそうやって人を・・・」

「違う、あれは俺じゃない。」

「そのベルトが動かぬ証拠だ!」

そう言うと、彼は真也を蹴り飛ばした後、憎しみが詰まった呻き声と共にベルトを外そうとする。

「オープナー!」

「ほぉう、もう二人。」

「すまないな、ロック、アスタロト。」

「とりあえ・・・そんなんありかよ。」

高司は3人に分身していた。

「「「3対3じゃなきゃ部が悪いでしょ?」」」

「余計すぎるお世話だ・・・ユナイトアップ!」「フォームアップトライ!」

「もっと増えたらどうする?」「Lead up gemini」

ユキが分身、そして優はトライフォームになりそれぞれ応戦した。

「マジか。」「なんだコイツ、エリアス並だぞ」

「ロック。」

「ああ、一気に形をつけるか。」

「overflow」「lead up LEO」

それぞれ、火を纏った剣と槍で攻撃したが・・・その攻撃は片手で防がれていた。

「「ウソッ?」」

「終わりだ!」

回し蹴りで二人とも蹴飛ばされ市街地まで吹っ飛ばされ、そして外装にヒビが入った。

「目撃者が多いな、決着は明日、噴水広場にて着けよう・・・。」

「待て!・・・ロックちぇい・・・」

「ダメ、この交差点で呼んだら事故が起きる。」

優は悔しさで地面を叩き、そのままユキと共に撤収し、真也は、颯に「一人にしてくれ。」と伝えその場に留まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「真也さんに昔何があったんですか?」

「って言われても、俺たちが聞きたいくらいだしな。」

優と真也と言えば小学生の頃から張り合い、その相手が中学でユキにシフトして、その後二人は天の川学園高校に進んだが、真也はアメリカに飛び、僅か4年で高等学校を飛び級、大学卒業及び博士号を取得した大天才だ、故にその4年の出来事は何も知らない、と言うよりホールズが飛来した日の話だってその間の出来事だ。

「私も、眩い光に辺りが包まれて・・・それ以降は優くんがお見舞いに来たところまで記憶がまるごと無いし。」

「そっか、ユキも現場には居たもんな。」

「うん、あの病室でのやり取り、覚えてる?」

「ああ、ユキのキが希って字だから隕石が降ったんじゃねーの?って話か。」

「あの日から優君、私のことバカ響って呼ぶのやめたよね。」

「そうだっけ?」

「あのー、話が脱線してるのですが・・・」

「そうだった。」

「主・・・すまないがその真相を知っている」

ホープカリバー、もとい、元アスタロトが話しかけた。

「そういえば、って何か知ってるの?」

「高司という男がいっているのはアスタロト・・・先代の方じゃがな、この剣に宿りし記憶が言っておる。」

「すまないな・・・未来」

あの隕石が落ちた日、丁度学期末を利用して帰国した、そのメンバーが俺と、あいつ、三上高司と、刃未来(やいばみく)の3人だ、そしてあの時俺たちは論文用に隕石の観測をするべく来たが、当然隕石の正体は意思を持っていることなんか知らず、丁度あの噴水広間にいた俺たちと12幹部の体にされた者たちが集っていた。

そして俺は目を覚ますと未来は既にレオンズに連れ去られる所だった。

そして提案者の俺はあいつに恨まれている・・・そしてその未来が23代目アスタロトだ。

「と言うことだ・・・。」

「アスタロトの本名・・・ミクさんって言うんだ。」

「ひどいとばっちりだな・・・。」

そう言っていると、テレビ画面がジャックされている、そして奴の姿が全国中継されている。

「やあ諸君、すまないなぁこんなもの流して、さて覚えているか?2027年隕石を、明日、その隕石で俺の彼女を奪った騎士オープナーとの勝負を執り行う、その様子を全国中継する、特と見るがいい、そしてあの隕石で苦しんだものよ、そのうっぷんを晴らしてやる、さあ来い、騎士よ、時間を破れば町に手下を放つ。

ただし、デスマッチだ、お仲間との縁は切ってこいよ?さもなくば東京を爆破する。」

「バカな話の改ざん内容だ。」

「脅迫の方がスケールおっきいし。」

「でも・・・真也さんの力にすらなれないんでしょうか?」

「仕方ない、脅迫がマジで東京吹っ飛ばされても困るしな。」

颯はすごくよからぬ事を考えてしまった、そしてそれを・・・

「私が・・・。」

「たっく、理不尽な野郎め・・・この傷は一晩じゃ癒えそうにない。」

時間通り行くのは確実に無理だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝・・・

「おい、話と違うじゃねぇか。」

「いえ、私は騎士オープナーとは縁の無いものですが・・・個人的にあなたが許せない一般人です。」

中継で写し出されたのは、黒いベルトを巻いた颯だった、因みにネット上のチャットはかなり沸いている。

「だが、生身の女に何ができる?」

「生身じゃありません・・・彼が来るよりも先に、あなたを破る!・・・着装!」[transfome]

ベルトに大きな白い鍵を装填し白い鎧を纏った。

「乱入者が・・・面白い。」

「颯・・・あいつ。」

「行こう、優君。」

「ウィンビート・・・参ります。」

颯は身に纏った白い鎧で肉弾戦を仕掛ける、だが、力量差はやはり歴然だ。

「(そんな・・・システムの計算上は勝てるのに・・・)」

戦闘補助AIが内蔵された武装とはいえ、やはり本人の体がその要求についていけず本領を出せず、相手もかなり早く分身まである、あっという間に追い詰められた。

「(タイムリミットまで・・・)」

「オーディエンスが大分盛り上がってるなぁ、ここらで・・・おお、」

「定刻は守った、そいつを下げろ。」

真也がバレッドストライカーに乗り、変身状態で現れた。

「作りかけのレスビットシステムを持ち出して勝手に俺を庇おうとするな、バカ」

「バカはそれだけじゃねぇ、町に放たれた手下は全部駆除済み。」

「爆弾もほんとに仕掛けられててビビったよー。」

優とユキもバイクで現れて、加勢した。

「お前ら・・・何で来た?」

「簡単だ、仲間だからな。」

「仲間・・・全員まとめて消えろ!」

その声と共に辺りが採石場に変わった。

「お前らを如何にもって場所で駆逐してやる!」

「私利私欲丸出しだねぇ・・・お仕置きしなきゃ。」

「うるさい!」

アイツは4人に分身して、ならんで周りを走り好きあらばこちらの背中に攻撃してくる。

「みんな、十字陣形だ、4人いるなら出来るだろ。」

「分かった、フォーメーションカルテットコンパスだろ。」

「愛変わらず細かい奴め。」

背中合わせに四方に並んだ。

「はじめてだけど、緊張しないで。」

「はい、ユ・・・じゃなくてアスタロト。」

そうしている間に、まずは颯に飛びかかってきた。

「ご・・・ゴーイースト!」

「「「オーライ!」」」

颯が来た方向を知らせ、全員がその方向に攻撃を仕掛ける。

「ネクストサウス!」

「お・・・「「オーライ!」」

続いてユキの方角だ。

「バックトゥ、ノース!」

「「「イーサー!」」」

優の方角、これで残るは本体だ。

「フィニッシュウェスト!」

「「「rightnow!」」」

本体を切られると、あいつも吹っ飛ばされた。

「なんだそのチームワークは。」

「悪いけど、こっちはお前と違って欲は共有してるんで。」

「・・。」

「どうした?オープナー。」

「持つべき者は、やっぱり背中を預けれる者と、生涯のパートナーだな。」

颯が仮面の下で笑った。

「アスタロト、トドメはあれで。」

「OK♪」

「させない、こんなときのために切り札があるのさ。」

そう言うとこの採石場の地面を割り、重機のようなメカを出してきた。

「ファイナルラウンドだ。」

「このための場所移動かよ・・・。」

さすがにサイズ差では勝てず、一方的に殴られる状態だ。

「この距離じゃ、狙うに狙えん。」

「オープナー!危ない!。」

 

真也が目を反らしたときあの拳が飛ぶ、そしてそれを庇い、颯が直撃した。

「・・・バカが。」

「すみません、でも・・・喋るな、傷口が広がる。」

「でも・・・。」

 

「優君。」

「ああ、借りるぞ、ユキ。」「・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」

「一心同体以心伝心!エクシードナイツ!」

優とユキは閃光の騎士となり、その重機に突っ込んだ。

「「とくと見ろ!、希望の降り鶴の力をぉぉぉぉ!」」

「忘れたか、早さなら上だ。」「「こっちも策ならある、2001の型!」

 

 

 

「馬鹿野郎が・・・戦場に来なければ・・・。」

「真也さん、ずっと言えなかったこと言っていいですか?」

「なんだ。」

抱き抱えたままの彼女の体から段田んちからが抜けるのがて伝たいにわかる。

「大好きです、真也さん・・・勿論、Lo・・・」

「・・・俺もだ、バカ、最後まで言い切りやがれ。」

「「グァァァァッ!」」

優とユキが撃墜され、そのまま、地面に剣を突き立てて立ち上がる。

「「まだ・・・まだ・・・」」

「・・・、これは。」

「真也と颯にも、来た!」

颯を抱いた真也の周りを折り鶴が集まる・・・。

「共に来い・・・颯!」

「(はい、行きますよ真也さん!)」

「一身一体、以心伝心!エクシードナイツ!」

ロックとオープナー二人の騎士が輝きの騎士、エクシードナイツとなった。

「暖かい力・・・悪くない感覚だ。」

「「行くぞ真也、一撃で決めるぞ!「よ!」

「ああ。」「(ハイ!)」

「私も忘れるな!」

5人が息を同時に吸い、同時に叫んだ。

「「「「希望の型!二式!」」」」」

「束になってどうする?」

「なるからいいんだろーが、行くぞ!。」

「「「「一致団結!ガッチング」」」」」「QUARTETTO!」

二つの光に包まれた騎士が飛び上がり、キックし、固い装甲を貫く、そして地面に足をついたと同時に場所がもとの噴水広場に戻り、二つの光が4人の人に戻った。

「おのれ・・・」

「警察は既に来ている、大人しく捕まれ。」

こうして彼は連行された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば真也さん、あのッ・・・」

あのときと同じように人差し指で口止めされた。

「わかってる、流石に彼女にはできんが、ルームメイトから・・・始めないか?」

「もー、乙女ゴゴロを理解してくださいよーでも、OKってことでいいですか?」

「好きに解釈しろ。」

「ハイ♪」

そのやり取りを済ませると二人でバイクに乗ると、仲睦まじい会話を弾ませながら走っていく。

「結局アイツらも、お似合いじゃねぇか。」

「だね。」

そう言うとユキは優の体に自分の身体をすり合わせて甘えてきた。

「ねーねー、優君。」

「ああ、後ろ乗れ。」

二人も二人乗りで帰路・・・ではなく次の現場へバイクを走らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

THE END・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、真也さん。」

「なんだ、颯。」

「なんでもないですっ♪」

「ここまで言ったこと超消しにしてやろうか?」

「えっ?」

「冗談だ。」

 

THE END AND SEE YOU NEXT TIME

 

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